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●宇宙探査●月と火星を第2の地球に!―SPE―         科学技術研究者   勝 未来

                 ~各国は月と火星の探査計画を着々と実行に移している~   

●宇宙探査●1月31日夜に日本各地で「皆既月食」

2018-01-23 11:34:46 | 宇宙

 日本各地で1月31日夜に日本各地で「皆既月食」が起きる。日本で起きるのは2015年4月以来。

 31日午後9時前に満月に地球の影がかかり、10時前には完全に隠れる。


●宇宙探査●国立天文台、2月4日(日)に講演会「冷たい宇宙に挑むアルマ望遠鏡」を開催

2018-01-06 06:25:27 | 宇宙

 国立天文台は、2月4日(日)に講演会「冷たい宇宙に挑むアルマ望遠鏡―惑星誕生のミステリーに究極技術で迫る―」を開催する(入場:無料)。

 南米チリに建設されたアルマ望遠鏡は、光を出さない宇宙の冷たい雲の中で星や惑星ができてくる様子を鮮明に描き出してきた。天文学者も驚くような成果も数多くあり、惑星誕生の研究は今まさに大きく進展している。今回の講演会では、国際協力で実現したアルマ望遠鏡の全貌と、開発に参加した日本の技術者たちの奮闘とその驚異的な技術、そして惑星誕生のなぞに迫る研究の最前線をご紹介する。

テーマ:冷たい宇宙に挑むアルマ望遠鏡―惑星誕生のミステリーに究極技術で迫る―

日時:2018年2月4日(日曜日)午後1時から午後4時20分(開場 正午)

会場:東京国際交流館(プラザ平成)国際交流会議場(東京都江東区青海2-2-1 国際研究交流大学村内)

定員:400名、事前申込制(先着順)

参加:費用無料

主催: 国立天文台

プログラム

講演1:アルマは一日にしてならず:長谷川哲夫(自然科学研究機構 国立天文台 チリ観測所 上席教授)
講演2:「アルマ望遠鏡」<ものつくり>の熱き奮戦:山根一眞(ノンフィクション作家)
講演3:アルマ望遠鏡が見た惑星形成の現場:武藤恭之(工学院大学 教育推進機構 基礎・教養教育部門 准教授)
質疑応答


●宇宙探査●銀河「メシエ 77」の超巨大ブラックホール、衛星銀河の合体がブラックホールに活を入れる

2017-11-01 14:28:38 | 宇宙

 銀河「メシエ 77」は、中心核からジェットや強烈な光を出している活動銀河として有名だが、みかけは穏やかな渦巻銀河なので、なぜ中心核が活動的なのか、これまで謎とされていた。

 「メシエ 77 (または NGC 1068) 」は、その中心に莫大なエネルギーを放出する「活動銀河核」を持っている事で有名な銀河。今から 70 年以上も前、アメリカの天文学者カール・セイファートによって初めて研究されたため、セイファート銀河と呼ばれています。エネルギーを生む「エンジン」の正体は、銀河の中心に潜む超巨大ブラックホールだと考えられている。「メシエ 77」の場合、超巨大ブラックホールの質量は、実に太陽 1000 万個分に及ぶと考えられている。

 今回、国立天文台と放送大学の研究チームがすばる望遠鏡で撮影したところ、遠い過去に起きた「事件」の存在が浮かび上がってきた。

 この銀河は穏やかなうわべとは対照的に、実は数十億年前にそばにあった別の小さな銀河を飲み込んで、中心核にある超巨大ブラックホールに活を入れていたのである。

 これは、「メシエ 77」中心核活動の起源を解明する上で重要な成果。


●宇宙探査●東大など、すばる望遠鏡で爆発直後のIa型超新星を捉えることに成功

2017-10-16 15:02:39 | 宇宙

 東京大学大学院理学系研究科や京都大学、東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構 (Kavli IPMU)、国立天文台などの研究者らからなる研究チームは、ハワイのすばる望遠鏡に搭載された超広視野主焦点カメラ Hyper Suprime-Cam (HSC; ハイパー・シュプリーム・カム) を用いた観測により、爆発直後のIa型超新星を捉えることに成功した。

 この超新星の観測的特徴を解明するために、Kavli IPMU の野本憲一上級科学研究員を含む研究者らが理論解析を行った結果、この特徴は、白色矮星の外層部にあるヘリウムが核融合反応を起こしたことを引き金として、衝撃波が中心に伝わり、星全体が爆発したと考えると上手く説明できることがわかった。

 この機構は数十年来提案されていたが、その確たる証拠がとらえられたのは初めて。

 同研究は、Ia型超新星の爆発機構を解明する第一歩であり、Ia型超新星を宇宙論的距離測定の標準光源として用いる精度を高めることにも役立つと期待される。


●宇宙探査●国立天文台など、「銀河の衝突合体説」とは別の銀河進化経路を発見

2017-09-25 11:07:45 | 宇宙

 マックスプランク地球外物理学研究所・国立天文台の但木謙一学振特別研究員と東北大学の児玉忠恭教授を中心とする国際チームは、従来の定説である「銀河の衝突合体説」に加えて、別の進化経路があったことを示す決定的な証拠を発見した。

 これは、世界最高性能の望遠鏡群(すばる/ハッブル/アルマ)を駆使して、110億光年彼方の銀河の中心部で新たな星が爆発的に生まれていることを突き止めたもの。

 この激しい星形成活動により、銀河は合体をしなくても、自らその形を変えることができたことが判明した。

 今回の研究の新しい点は、ハッブル宇宙望遠鏡とアルマ望遠鏡の両方を駆使して、複数の観点から110億光年離れた銀河を解剖したこと。

 近赤外線を観測するハッブル望遠鏡では、銀河を構成する星からの光を捉え、「110億年前の時点で、銀河がどのような形をしているのか」を調べる。

 一方アルマ望遠鏡では、星の材料である塵や分子ガスが放つ電波をとらえ、「銀河のどこで新しい星が作られているか」を調べる。

 この2つを組み合わせることで初めて、「銀河の形がどのように進化するのか」知ることができた。

 


●宇宙探査●慶應義塾大学の研究チーム、アルマ望遠鏡を使用して天の川銀河で中質量ブラックホール候補の実体を初めて確認

2017-09-06 14:10:51 | 宇宙

 慶應義塾大学理工学部物理学科の岡朋治教授らの研究チームは、アルマ望遠鏡を使用して、天の川銀河の中心部分に発見された特異分子雲「CO–0.40–0.22」の詳細な電波観測を行い、この特異分子雲「CO–0.40–0.22」中に存在が示唆されていたブラックホール本体であると考えられることを明らかにした。これは、我々が住む天の川銀河において「中質量ブラックホール」候補の実体を確認した初めての例になる。

 この特異分子雲は、天の川銀河中心核「いて座A*(エー・スター)」から約200光年離れた位置にあり、その異常に広い速度幅から内部に太陽の10万倍の質量をもつブラックホールが潜んでいる可能性が指摘されていた。

 観測の結果、特異分子雲「CO–0.40–0.22」の中心近くに、コンパクトな高密度分子雲と点状電波源「CO–0.40–0.22*」を検出した。検出された点状電波源は、いて座A*の500分の1の明るさを持ち、プラズマまたは星間塵からの熱的放射とは明らかに異なるスペクトルを示している。

 この点状電波源「CO–0.40–0.22*」の位置に太陽質量の10万倍の点状重力源を置いた重力多体シミュレーションを行った結果、周囲のガスの分布と運動が非常に良く再現できることが分かった。


●宇宙探査●小惑星、今年10月に地球から約4万4000㎞の距離にまで接近して通過

2017-08-16 13:41:42 | 宇宙

 欧州宇宙機構(ESA)は、小惑星が今年10月に地球から約4万4000㎞の距離にまで接近して通過する見通しだと発表した。

 地球に衝突する恐れはないが、地球から約3万6000㎞の軌道を周回する静止衛星にかなり接近するという。

 2億5100万年前に地球に小惑星が衝突し、生物の大量大絶滅を引き起こしたが、6500万年前にも小惑星が衝突し、恐竜が絶滅した。

今後とも、地球は小惑星の衝突の危機から逃れることはできない。


●宇宙探査●国立天文台、ペルセウス座流星群を観察・報告するキャンペーン、8月11日から開催

2017-07-18 17:52:17 | 宇宙

 国立天文台では、できるだけ多くの人々にペルセウス座流星群を観察してもらおうと、8月11日の夜から15日朝までの期間に「夏の夜、流れ星を数えよう 2017」キャンペーンを実施する。

 この間に夜空を観察し、流星がいくつ見えたかを、インターネットを通して国立天文台に報告。

 キャンペーンに参加希望者はキャンペーン特設サイト(http://naojcamp.nao.ac.jp/phenomena/201708-perseids/)を参照のこと。「キャンペーンに参加する」ページで観察・報告の詳しい手順を見ることができる。

 2017年のペルセウス座流星群は、12日の夜から13日の朝にかけて、最も多くの流星が出現すると予想されている。また、この夜を中心とした前後数日間も、多くの流星を見ることができそう。明るい月がずっと出ているため、見られる流星の数は例年よりは少なくなると思われるが、月明かりに負けない明るい流星に期待できる。


●宇宙探査●宇宙開発戦略推進事務局など、宇宙ビジネスアイデアコンテスト「S-Booster 2017」活動開始

2017-05-28 22:53:48 | 宇宙

 宇宙開発戦略推進事務局、宇宙航空研究開発機構(JAXA)、ANAホールディングス、三井物産、大林組及びスカパーJSATは、新たな宇宙ビジネスアイデアコンテスト「S-Booster 2017(エスブースター 2017)」の活動を開始した。

 宇宙ビジネスアイデアコンテスト「S-Booster 2017」では、起業家、研究者、投資家を繋ぐネットワークを形成し、宇宙という素材を活用したあらゆるビジネスアイデアを発掘する。「S-Booster 2017」では、アイデアの表彰にとどまらず、アイデアの事業化を支援することで、今後の宇宙産業の裾野の拡大に貢献していく。

 活動開始を受け、平成29年6月1日(木)、初回イベント「S-Booster 2017ローンチイベントin Tokyo」をDMM.make AKIBA Baseにて開催する。夏野剛氏(慶應義塾大学大学院政策メディア研究科 特別招聘教授)及び山崎直子氏(宇宙飛行士)をゲストスピーカーとして迎えて「S-Booster 2017」の内容を紹介すると同時に、主催者や支援者等とのネットワーキングを通して応募者がアイデアの着想を得る機会となることを目的としている。

  また、6月13日(火)以降も、福岡、京都、大阪及び東京でイベントや説明会を開催予定。
  
 詳細な情報は、「S-Booster 2017」専用ウェブサイトに順次掲載。

 日時:平成29年6月1日(木) 18:00~19:30 (17:30開場)
  場所:DMM.make AKIBA Base
 〒101-0022東京都千代田区神田練塀町3 富士ソフト秋葉原ビル12F