三菱重工業は、種子島宇宙センターから2023年1月26日10時50分21秒(日本標準時)に、情報収集衛星レーダ7号機を搭載したH-IIAロケット46号機(H-IIA・F46)の打上げに成功した。
ロケットは計画どおり飛行し、情報収集衛星レーダ7号機を正常に分離した。
今回打ち上げられたのは、政府の情報収集衛星「レーダー7号機」で、夜間や悪天候でも観測できる。
三菱重工業は、種子島宇宙センターから2023年1月26日10時50分21秒(日本標準時)に、情報収集衛星レーダ7号機を搭載したH-IIAロケット46号機(H-IIA・F46)の打上げに成功した。
ロケットは計画どおり飛行し、情報収集衛星レーダ7号機を正常に分離した。
今回打ち上げられたのは、政府の情報収集衛星「レーダー7号機」で、夜間や悪天候でも観測できる。
インターステラテクノロジズ(北海道広尾郡⼤樹町、稲川貴⼤社長)は、国内初の民間主導による小型衛星コンステレーション(多数の小型人工衛星を軌道上に打ち上げ一体的に運用するシステム)用大型ロケット「DECA(デカ)」計画に着手した。
宇宙への大量輸送時代に適したサービスを2030年代に実現することを目指し、日本国内への低コストで自立的な将来宇宙輸送システム確保に積極的に推進する。
DECAは、小型衛星コンステレーション形成のみならず、大型衛星の軌道投入や宇宙ステーションへの物資輸送などにも対応可能な大型ロケットで、日本の宇宙輸送能力拡大に貢献する。
人工衛星開発のインターステラテクノロジズ100%子会社Our Starsが目指す衛星コンステレーションの構築も担い、「ロケット×人工衛星」の垂直統合の強みを最大限に発揮した自由度の高い大量打上げを行う計画。
三菱重工業は、1月25日に予定していた「H-IIA」ロケット46号機の打ち上げを、翌日の1月26日に延期したと発表した。
延期の理由は、天候悪化が予想されるため。
H-IIAロケット46号機には、内閣衛星情報センターが運用する情報収集衛星「レーダ7号機」が搭載されている。
◇
打ち上げ予定日:2023年1月26日(木)
打ち上げ予定時間帯:10時49分20秒~10時50分21秒(日本標準時)
打ち上げ予備期間:2023年1月27日(金)~2023年2月28日(火)
打ち上げ場所:種子島宇宙センター 大型ロケット発射場
英ヴァージン・オービットは1月9日、英イングランド、ニューキーで人工衛星の打ち上げを行ったが、軌道に乗らず失敗した。
今回、航空機を用いて空中から人工衛星搭載ロケットを発射する「水平型」と呼ばれる手法で打ち上げを実施。
同社は、同方式による人工衛星の打ち上げを、大分空港で予定している。
欧州にとっては、2022年12月の小型ロケット「ベガC」に続く打ち上げ失敗となった。
宇宙輸送と宇宙利用を通じて地球の課題解決を目指す宇宙の総合インフラ会社のインターステラテクノロジズ(本社:北海道広尾郡⼤樹町)はこのたび、SBIホールディングスの連結子会社であるSBIインベストメントが運営するファンドを新たな引受先とした第三者割当増資により、10億円を資金調達した。
SBIインベストメントが運営するファンドによる、ロケット分野への出資は初めて。
今回調達した資金は、初号機打上げを目指して開発している超小型人工衛星打上げロケット「ZERO」の研究開発、設備投資、人材採用、材料費などに充てる予定。
ウクライナ戦争の影響で世界的に宇宙輸送能力不足が課題となる中、インターステラテクノロジズはZEROをいち早く市場に投入することで、国内への低価格で自律的な宇宙輸送手段の構築に貢献する。
アストロX(AstroX)は、方位角制御による気球からのモデルロケット空中発射試験を山口県宇部市の採石場敷地内で実施し成功した。
同社は、気球で成層圏までロケットを放球し、そこからロケットを空中で発射する「ロックーン(Rockoon)」方式での衛星を軌道に投入するサービスを研究開発している。
今回の試験は、その第一歩となるモデルロケット空中発射実験になるが、今回、姿勢を制御して空中発射できることを確認した。
吊り条件などを変えて3機を打ち上げ、3機とも成功した。方位角制御による気球からのロケット空中発射は、世界初だという。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、H3ロケット試験機1号機による先進光学衛星「だいち3号」(ALOS-3)の打上げについて、2023年2月12日に実施すると発表した。
◇
打上げ予定日 : 2023年2月12日(日)
打上げ予定時間帯 : 10時37分55秒~10時44分15秒(日本標準時)
打上げ予備期間 : 2023年2月13日(月)~2023年2月28日(火)
打上げ場所 : 種子島宇宙センター 大型ロケット発射場
欧州アリアンスペース(本社:フランス)は、12月21日10時47分(日本時間)に、フランス領ギアナのギアナ宇宙センターから新型ロケット「ヴェガC」の打ち上げを実施したが、ヴェガCの第2段で異常が発生し、打ち上げは失敗した。
Pale Blueと宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、「JAXA宇宙イノベーションパートナーシップ(J-SPARC)」の枠組みのもと、超小型電気推進機事業を創造する「事業コンセプト共創活動」を始動する。
JAXAの保有する「はやぶさ・はやぶさ2」の開発・運用で培った知見、JAXAが進める電気推進機向けの低圧タンクに関する研究開発成果、また、Pale Blueの保有する電気推進機の開発・運用で培った知見及び事業ノウハウに基づき、共創活動を展開する。
Pale Blueは、JAXAが「はやぶさ・はやぶさ2」の開発・運用で獲得したマイクロ波カソード技術を活用し、衛星コンステレーション等で市場拡大が期待される300W級電気推進機を、新たな製品として開発し、事業化を目指す。
JAXAは、「はやぶさ・はやぶさ2」で培った世界最先端の電気推進技術情報の提供、支援を行うとともに、特許出願中のMOF(Metal-Organic Frameworks/金属有機構造体)の技術を用いて、新たな低圧タンク開発を進める。
同低圧タンクの開発は、次世代の多孔性材料として期待される金属有機構造体MOFに特化した京都大学発スタートアップ企業であるAtomis社と連携して行う。
そして、Pale Blueは、JAXAの低圧タンクの成果を活用し、事業展開中の30W級電気推進機の更なる能力の改善を目指す。
同事業コンセプト共創活動を通して、JAXAは新たな研究開発に挑戦し、その成果活用の最大化を推進し、Pale Blueは超小型電気推進機の改善や、新たな事業創出を目指す。
また、JAXAは、改善された同電気推進機を活用した、将来の超小型衛星ミッションの検討を進めていく。
インドで、同国初となる民間開発の小型宇宙ロケットの打ち上げが11月18日に行われ、成功した。
打ち上げに成功したのは、2018年に設立された新興企業で、ロケットは約90キロの高度に到達した。