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●宇宙探査●月と火星を第2の地球に!―SPE―         科学技術研究者   勝 未来

                 ~各国は月と火星の探査計画を着々と実行に移している~   

●宇宙探査●JAXA、小型月着陸実証機(SLIM)の月面着陸2024年1月20日午前0:20頃を予定

2023-12-05 22:06:27 | 月面探査
 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、2023年9月7日に打ち上げた小型月着陸実証機(SLIM)について、2024年1~2月の着陸予定としていたが、現状、運用が順調に実施できていることを踏まえ、月面着陸について次の通り発表した。

 着陸降下開始 2024年1月20日(土)午前0:00頃(日本標準時) 
 月面着陸   2024年1月20日(土)午前0:20頃(日本標準時) 

 上記のタイミングで着陸を実施しない場合の着陸機会は、2024年2月16日頃となる予定。

 小型月着陸実証機(SLIM)は精度100m以内のピンポイント着陸を目標としている。

 月のような重力天体においては他に類を見ない高精度着陸となり、現在検討が行われている国際宇宙探査計画等においても成果の活用が期待されている。

 <月面着陸までの今後の予定>
 
 2023年12月25日  月周回軌道投入
 2024年1月中旬    着陸開始への準備開始(軌道調整)
 2024年1月19日    陸前軌道移行完了

●宇宙探査●JAXA、小型月着陸実証機「SLIM」を12月下旬にも月の周回軌道に投入

2023-12-03 17:32:12 | 月面探査
 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、現在、月に向けて航行中の小型月着陸実証機「SLIM(スリム)」を12月下旬にも月の周回軌道に投入する計画。

 そして、早ければ2024年1月19日~20日にもSLIMを月面着陸させる計画。

 小型月着陸実証機「SLIM」は、2023年9月7日午前8時42分11秒(日本標準時)に種子島宇宙センターから「H-IIAロケット」47号機で打ち上げられた。

 もし、月面着陸に成功すれば、ロシア(旧ソ連)、アメリカ、中国、インドに続き5か国目となる。


●宇宙探査●アイスペース、月着陸船を2024年冬に打ち上げ

2023-11-16 17:46:04 | 月面探査

 アイスペース(ispace)は、民間月面探査プログラム「HAKUTO-R」のミッション2において月に輸送予定である、欧州子会社が開発するマイクロローバー(小型月面探査車)の最終デザインを公開した。

 2024年の打ち上げが予定されている民間月面探査プログラム「HAKUTO-R」のミッション2の目的は、ミッション1で得た成果を踏まえた月着陸船(ランダー)の設計・技術、月面輸送サービスおよび月面データサービスの提供という事業モデルの更なる検証と強化。

 ミッション2では、アイスペースが中長期的に目指すシスルナ(cislunar: 地球と月の間)経済圏の構築を推進する上で重要施策となる、資源探査の初期的な取り組みを自社開発の小型月面探査車を中心に実施する。

  ミッション2に向けて、欧州子会社であるアイスペース・ヨーロッパが開発を進めている小型月面探査車は、高さ26 cm、幅31.5 cm、全長54 cm、重さ約5 kg。

 ランダーの上部にあるペイロードベイに格納され、月面着陸後に展開機構を用いて月面への着地と走行のための展開を行う計画。

 軽量かつロケットの打ち上げ等の振動に耐える頑丈性を実現するために、躯体にはCFRP(炭素繊維複合材料)が採用されている。

 小型月面探査車前方にはHDカメラが搭載されており、月面上での撮影が可能。月の特殊なレゴリス環境の上でも安定した走行ができるように、車輪の形状が工夫されている。コマンドやデータの送受信はランダーを経由して管制室と行われる。

 さらに、小型月面探査車の前方にはHAKUTO-Rのコーポレートパートナー企業であるEpiroc AB社が開発するスコップを搭載。スコップを使用して月のレゴリスを採取し、ローバーに搭載したカメラで採取物の撮影を行う計画。

 ミッション2で使用される月着陸船については、2023年9月からフライトモデルの組み立てを筑波の施設で行っており、2024年の春頃を目途に組み立てを完了、その後打ち上げ前の最終的な環境試験の実施を予定している。

 現在のところ、ミッション2の打ち上げには、ミッション1に続きSpaceXのFalcon 9が使用され、最速で2024年冬の打ち上げを計画している。


●宇宙探査●小型月着陸実証機(SLIM)、月遷移フェーズへの移行を完了

2023-10-03 17:58:06 | 月面探査

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、2023年9月7日に種子島宇宙センターからH-IIAロケット47号機で打ち上げられた、小型月着陸実証機(SLIM)の地球周回フェーズを終了し、2023年10月1日午前2時40分(日本標準時)に、月へ向かうための軌道変更を行い、月遷移フェーズへの移行を完了した、と発表した。

  現在、探査機の状態は正常。


●宇宙探査●月面着陸を目指す探査機「SLIM」などを載せた「H‐ⅡAロケット」47号機、打ち上げに成功

2023-09-07 09:35:18 | 月面探査

 日本初の月面着陸を目指す探査機「SLIM(スリム)」などを載せた「H‐ⅡAロケット」47号機は、種子島宇宙センター(鹿児島県)から打ち上げれた。

 今後、高度約620キロでSLIMを分離する。

 SLIMは打ち上げから3~4カ月後に月の周回軌道に到着し、4~6カ月後に月面着陸に挑戦する。


●宇宙探査●小型月着陸実証機(SLIM)を搭載した「H-IIAロケット」47号機、9月7日(木)午前8時42分に打ち上げ

2023-09-04 21:53:02 | 月面探査

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、X線分光撮像衛星(XRISM)および小型月着陸実証機(SLIM)を搭載した「H-IIAロケット」47号機の打上げを9月7日(木)午前8時42分に行うと発表した。

打上げ日時:2023年9月7日(木)午前8時42分11秒(日本標準時)
打上げ予備期間:2023年9月8日(金)~2023年9月15日(金)
打上げ場所:種子島宇宙センター 大型ロケット発射場


●宇宙探査●インドの無人月探査機、月で硫黄を発見

2023-08-30 11:08:35 | 月面探査

 インド宇宙研究機構(ISRO)は8月29日、月の南極付近に世界で初めて着陸した無人探査機「チャンドラヤーン」3号の探査車両が、硫黄の存在を確認したと発表した。

 探査車両が月面を移動し、レーザー光線を使って硫黄を観測した。

 酸素や鉄、アルミニウム、カルシウムなども想定通り見つかったという。


●宇宙探査●「H-IIA」ロケット47号機の打上げ、中止

2023-08-28 12:23:00 | 月面探査

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、線分光撮像衛星(XRISM)および小型月着陸実証機(SLIM)を搭載した「H-IIA」ロケット47号機の打上げを8月28日(月)に予定していたが、高層風が打上げ時の制約条件を満たさないため、打上げを中止した。

 新たな打上げ日については未定。


●宇宙探査●小型月着陸実証機(SLIM)の打上げ、8月28日(月)午前9時26分に変更

2023-08-25 17:33:37 | 月面探査

 X線分光撮像衛星「XRISM」および小型月着陸実証機「SLIM」を搭載したH-IIAロケット47号機の打上げは、8月27日に延期していたが、天候の悪化が予想されることから、8月28日(月)午前9時26分に変更した。

打上げ日 : 2023年8月28日(月)
打上げ時刻 : 午前9時26分22秒(日本標準時)
打上げ予備期間 : 2023年8月29日(火)~2023年9月15日(金)
打上げ場所 : 種子島宇宙センター 大型ロケット発射場

 なお、8月28日の打上げの可否については、天候状況を踏まえ、再度判断する。


●宇宙探査●インドの無人月探査機「チャンドラヤーン3号」、月の南極付近への軟着陸に成功

2023-08-23 23:06:13 | 月面探査

 インドの無人月探査機「チャンドラヤーン3号」が8月23日、月の南極付近への軟着陸に成功した。

 月面着陸成功は、旧ソ連、米国、中国に次ぐ4カ国目だが、月の南極付近への軟着陸は初。