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闘病記を読むということ3

2011-05-31 22:34:03 | 


闘病記を読むということ3

闘病記を格好な数よんできました。それがしっかりと記憶にのこって蓄積されたかというと、そんなことはなく、とてももったいない思いをしています。
闘病記のことをかんがえて、少しでも記憶にとどめていこうと、読んだ本を思い出しながら、(多くは図書館でかりたので)リストだけでも作っておこうと思いました。

病名 「書名」 筆者 出版社 出版年度 の順で記載しています。

肺がん「31歳ガン漂流」奥山貴宏 ポプラ社 2003
膀胱がん胃がん 「いい人はガンになる」吉川勇一 KSS出版 1999
膀胱がん 「オレは陽気ながん患者」 山中恒 風媒社 2000
精巣がん 「がんと向き合って」 上野創 晶文社 2002
甲状腺がん 「へこんでも:25歳ナツコの明るいガン闘病記」 多和田奈津子 新潮社 2002
食道がん 「母はボケ、俺はガン」 関根進 日経BP社 1999
胃がん 「三文ガン患者」 谷岡雅樹 太田出版 2001
胃がん 「天国へのメール」 大内優子(妻) 文芸社 2003
大腸がん 「医者が癌にかかったとき」 竹中文良 1991
大腸がん 「一緒に年取れずにごめんね:妻ががん患者になったとき」 清水光雄(夫) 小学館 1999
大腸がん 「がん六回人生全快」 関原健夫 朝日新聞社 2001
大腸がん 「ホスピスからの生還」 木村絹子  KSS出版 1998
結腸がん 「燃えるがごとく、癌細胞を焼きつくす」 長尾宜子 1997
子宮がん 「私、延命治療はしません:ガンで余命告知された妹・智子の選択」 戸田和子(姉) リヨン社 2003
子宮体がん 「絶筆」久和ひとみ 小学館 2001
白血病 「無菌病室の人びと」 赤塚祝子(医師) 集英社 1993
糖尿病 「人工透析10年腎臓移植体験」 鈴木龍志 KKベストセラーズ 2001
肺がん 「肺ガン病棟からの生還」 野原一夫 新潮社 1990
乳がん 「絵門ゆう子のガンとゆっくり日記」 絵門ゆう子 朝日新聞社 2006
虫垂がん 「がんから始まる」 岸本葉子 晶文社 2003
うつ病 「うつ病編集長の退職日記」 飯富景昭 健友社 2003
骨がん 「飛鳥へ、そしてまだ見ぬ子へ」 井村和清 祥伝社 1980
大腸がん 「末期ガンになったIT社長からの手紙」 藤田憲一 幻冬社 2006
甲状腺がん 「からだに寄りそう がんと暮らす日々」波多江伸子 春秋社 2003
肝硬変 「死の淵からの帰還」 野村祐元 岩波書店 1997 
食道がん 「おい癌め 酌みかはそうぜ 秋の酒」 江國滋 新潮社 1997
卵管がん 「百万回の永訣」 柳原和子 中央公論新社 2005

たぶんこれの5倍ぐらい読んだとおもいますが、忘れてしまいました。

「31歳ガン漂流」の奥山貴宏氏はこの後「32歳ガン漂流エヴォリューション」「33歳ガン漂流ラスト・イグジット」書きますが、最後の本が出版された3日後になくなられました。2005年4月17日で、blog調の語り口にとても開けっぴろげ、前向きに闘病してらして、応援していましたが、告げられた余命に1ヶ月長い生だったことはとても残念でした。

「燃えるがごとく、癌細胞を焼きつくす」の長尾宜子氏は建築家(ラフォーレ原宿などを設計)、仕事をつづけながら3年に7回の手術されたポジティブはまさにリスペクトという言葉がピッタリな方でした。
それから読んでいて声をだしてないてしまった本、だいぶ古いものですが、とても有名ですね。

「飛鳥へ、そしてまだ見ぬ子へ」 井村和清
骨がんから肺への転移で若くしてなくなった医師の書紀、その真摯な考え方とやさしさは神様のようでした。飛鳥とは1人目のお嬢さん、そしてまだ見ぬ子は亡くなられてから生まれた2人のお子さんです。
この本はとにかくお薦めです。

「おい癌め 酌みかはそうぜ 秋の酒」 江國滋
この方の本が大好きでした。亡くなられても達観したような余裕というものがかんじれれて一つ違った闘病記となりました。

「百万回の永訣」 柳原和子 
ドキュメンタリー作家であった柳原さんを応援していたし、凄い探求力は頭がさがります。この方の「がん患者学」はいまだに総合的に一番良い本ではないかとおもっています。

闘病記ではありませんが、山口瞳がなくなる寸前まで週間新潮に書いていたエッセイを好きでした。(週刊誌で読むのでなく出版されたものを読んでいました。
探したら見つかりませんが、最後が「江分利満氏の優雅なサヨナラ」で、入院や退院後の自宅での生活は病気を抱えながらの日記形式ですので、闘病記とは一味ちがったものでした。
そしてこれも闘病記でありませんが、子息である、エッセイでも何度も登場する山口正介氏が
瞳氏の最期をドキュメントとして書いているのですね。
これを見つけて読み始めました。

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