JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

穏やかな響き The Sky Will still Be There Tomorrow / CHALES LLOYD

2024-04-23 10:10:10 | 聞いてますCDいいと思う


チャールス・ロイドも御年86歳、最初に出会った頃から60年近くなるのだから、普通の人間関係でも珍しいことだし、それがこちらより年上というのはもはや存在自体凄いと思う。
もちろん亡くなっていないサックスの巨匠はいる。ソニー・ロリンズはまだ尊命で1930年うまれだから93歳、こちらも素晴らしいけれど、最後のリリースが2008年だから77歳のときで、引退されている。御年86歳が現役ということにはまず、なにをおいても敬意を表したい。
で、現役のロイドだけれど、1938年生まれの86歳、彼を知ったのは「Dorarm weaver」というアルバムで1966年,なんと58年も昔にになる。
という落ちはその後60年近いお付き合いになるなで、今回のアルバムはどうであろう。
まずはその2枚組の量に迫力に敬意を称したい。
アルバムの内容になると、まずはピアノのJason Moranの素晴らしさを挙げておきたい。長老に寄り添う演奏というのを、そして技量を感じる。
アルバムは2枚組で、これも、ロイドの今となっては文句なく、良いのだろう。
フルートとテナーを持ち換えるセンスとか、フレージングが素晴らしい。ある意味枯れた、主張を素直に表しているように思う。
しかし長いあいだきいてきたロイドだから、このアルバムで凄く驚いたということはなかった。
なんとも調和がとれたサウンドを作ってくれてたと思う。
このアルバム聞いていて感じるのは、日本の高僧が経を唱えているような、その響きだけで、回りが落ち着いてしまうという感じがする。
ということでアルバムはCD、2枚組になっているが(それも凄いけど)こちらはロイドの祈りの声の様で、ある意味素晴らしいアルバムだと思う。

The Sky Will still Be There Tomorrow / CHALES LLOYD

Charles Lloyd - saxophone
Jason Moran - piano
Larry Grenadier - bass
Brian Blade - drums

01. Defiant, Tender Warrior
02. The Lonely One
03. Monk's Dance
04. The Water Is Rising
05. Late Bloom
06. Booker's Garden
07. The Ghost of Lady Day
08. The Sky Will Still Be There Tomorrow
09. Beyond Darkness
10. Sky Valley, Spirit of the Forest
11. Balm in Gilead
12. Lift Every Voice and Sing
13. When the Sun Comes Up, Darkness Is Gone
14. Cape to Cairo
15. Definat, Reprise; Homeward Dove
コメント (2)
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