
これは凄いメンバーと思って買って、なかなか記事にしなかったアルバム。昨年のベストを考えてもいいアルバムだったけれど、こちらは記事にしていない。諸先輩が記事にするはずだからあえて書かなくてもという気は合った。聞き直せばやはり記事にということで書き始めた。
John Patitucci がリーダーでそこにChris PotterのラインとBrian Bladeのサポートという強力布陣。
強力なベースラインに、それに対応する力強いポッターのサックス、その流れを支え上げるブレイドのドラムスで始まるのは2017年のイタリアのツアーの模様。ネット配信しかなかったのが、日本でCDになったようで、CD会には嬉しい出来事。
メンバーの一人一人についてのことは書く必要はないけれど、頭をしているPatitucciはさすが全体を取りまとめるベースを作っている。
この記事を書こうとして思いついたのが、役者のそろえ方。オール・スター・キャストでもそのスターがオレオレだけだと、何を見に来ているのかよく解らなくなることもある。このメンバー、もちろんヘッド級にまちがいないけれど、同様に最高級のサイドをはる人たち。
今回のアルバム、まさに曲を作り上げる気遣いで成り立っていくような演奏が続く。
そんな点とても見事な演奏になるわけだが、一面ハチャメチャにはならないようなところもある。
どちらかというと、しかしこれは抑制が勝ったアルバムだと思う。(決して迫力がないわけではない)
素晴らしい、演奏で記録に残ってもいいとおもっていたら、どうやら続編を作ったような情報があった。
強力な抑制とアンサンブル、楽しみな纏まりだと思う。
LIVE IN ITALY / JOHN PATITUCCI TRIO
John Patitucci (bass)
Chris Potter (sax)
Brian Blade (drums)
2023年作品
1. Visa
2. Out West
3. Three Pieces of Glass
4. Mali
5. Echoes of Scarlatti: In Memory of Chick Corea
6. Without a Song
7. And I Love Her
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