JEAN-MARIE MACHADOのピアノというと最近聴いたアルバムがありました。
ファドの女王とビリーホリディに捧げたソロとトリオの演奏でなかなか良いと思いました。
http://blog.goo.ne.jp/monakasm/d/20080109
このアルバム、マチャドの曲が5曲、その他3曲がたぶん有名なファドの曲のようです。マチャドに導かれてファドにふれ、とても良い演奏が出来たことをリーブマンが書いています。
1曲目“孤独”と言うファドの曲でクラシカルなピアノの音からはじまり、リズミックに歌うソプラノは普段よりソフトな音色です。
3曲目、ひちりきみたいな笛のメロディにピアノは弦を押さえた低いリズム、もの悲しいソプラノサックスのメロディは美しい。
4曲目はマチャダのJAZZ色が強い曲で、ここではリーブマンがかなり激しく吹いています。
7曲目は聴いたことが有るようなファドの曲で、もの悲しいメロディが時に明るいリズムとメロディにかわったり、また元にもどっていたり、ドラマ性みたいなものを感じます。
ピアノのマチャドは演奏はクラシカルな響きで、特に目立ったフレーズを弾いていません。
ただ最近みたコローの風景画の森の木々のように、光と影を含み、リーブマンを包み込んで、ファドの風景を完成させています。
ここでの主役はポルトガルのファドそのもの、主役のリーブマンが中心にいるのにファドの風景の一部になって8曲の風景画に溶け込みます。
CAMINANDO / JEAN-MARIE MACHADO DAVID LIEBMAN
Jean-Marie Machado (p)
Dave Liebman (ss, reeds)
1 Solidao
2 Petite Source
3 Nao Quero Amar
4 Mesange Blue
5 Rumba Yava
6 Un Nino En La Calle
7 Lisboa Nao Sejas Francesa
8 Caminando Con Tus Ojos Verdes
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます