

著者も何も知らなかったけれど、ノンストップ・スリラーとあって「男はなぜ出所前夜に脱獄したか?」とあるので買ってみた。
お話は脱獄の場面で始まって、回想と現在が混ざり合って最後に向かって進んでいくのだけれど、なぜという疑問がづっとついてくる。読み終わるとすべてが理解にいたるわけだけれど、かなりしっかりしたプロットだった。
それにしても悪い奴があくまで悪かったかあら、主人公たちの結局の悲しみが際際たちました。
ちょっと一節
近所の人たちは公安組織を軽んじてはいないし、重責を果たして認めているが、群保安官と親しくなりたいわけではないらしい。それはいささか近すぎると感じるのだろう―肛門科の医師と食事をするのと同じだ。
最後のほうは確かにノンストップになってかなり楽しめました。
朝の通勤で読み終わって昼に本屋さんにいったら、うまい具合にリー・チャイルドの新しいのが出ていました。