ピター・アースキンの今度のアルバム・コンセプトは2016年版ウエザー・リポートといわれるから、これは買おうと思ったけれど、一瞬躊躇した。
アースキンの入った凄いウエザーをきいたばかりだからだけど、でも結局買いました。
結論からいうとそのようなことを考えないで聴いた方がいい。確かにウエザー関連の4の“Borges Buenos Aires”や“Speechless”はウエザーのサウンドを思い出す。
だけどもギターが結構活躍するし、キーボードのフレーズももちろんザヴィヌルではない。3曲目のテナーはロリンズが入っているし、5曲目はコーネル・デュプリーを思い出すし10曲目の方のギタリストはメセニーを思い浮かべます。
だから最初聞いた時は、そんなことが気になってしまいました。
その後2回3回ときけばこれは楽しいアルバムです。
ピーター・アースキンが解説で書いてある通り、このアルバムは「皆さんにとっても僕自身にとっても、ウエザー・リポートのイメージと決別し、音楽人生の新たな門出を迎えるための準備でもあった」ということです。
ですから感覚としては、スタッフや、クルセーダースの方向と思う方が良い。そう思いなおして聞くとこれは実に楽しいアルバムです。
DR.UM / PETER ERSKIN
Peter Erskine ピーター・アースキン(drums)
John Beasley ジョン・ビーズリー(keybord)
Janek Gwizdala ヤネック・グウィダ(bass)
Bob Sheppard ボブ・シェパード(tenor saxophone)
Jeff Parker ジェフ・パーカー(guitar)
Larry Koonse ラリー・クーンズ(guitar)
Aaron Serfaty アーロン・サーファティ(percussion)
Jack Fletcher ジャック・フレッチャー(naration #1,6&12)
01. You're Next
02. Lost Page
03. Hawaii Bathing Suit
04. Borges Buenos Aires
05. Little Funk
06. Mahler
07. Sage Hands
08. Okraphilia
09. Speechless
10. Sprite
11. Northern Cross
12. You Awake
13. We're old friends(Invitation)