私の父は四国の瀬戸内海側の農家の出身で、高校の時に友人と夏休みにそこを訪ねたことがある。家から5分位で海に出て、浜から50mぐらい沖に小さい無人島があった。潮が引くと歩いてわたれるぐらいのところだけれど、潮の流れがきついから船で送ってもらって1日過ごしたりした。そのまた10年ぐらい前には家族でこの島で魚の炊き込みご飯を作ってみんなで食べたこともある。
これが島の楽しさだったから、こんな本を見つけるとついうれしくなってしまう。
これは沖縄県にある男岩という島だそうでなんともカッコいい。
ラサ工業が所有する沖大東島みたいにあまり魅力に感じないしまもあるけれどほとんどが美しく感じる。
一番最初に乗っている南硫黄島、魅力的な姿です。
写真と紹介以外「いけない島を身近に感じる方法」と言う文が15書かれていて“ネズミと島の関係を考える”などおもしろい記事もある。
“時には本当に上陸してみる”という記事の最後の部分。
八丈小島に上陸し1日すごし八丈島にかえるところ。
夕陽が、八丈小島と漁船の面々を照らし出す。もうすぐ八丈島。長い一日が終わる。なんだか、無人島って、いいものだと思う。いや、無人島からの「帰還」が、何よりも愛おしい瞬間なのかもしれない。