林 正樹さんはSuzuck妹に教えてもらって素敵なデュオ・アルバムを手にいれた。その後ライヴでお話しする機会もありました。
1曲目忍びようるような始まりは“Flying Leaves”で季節はちょうどぴったりなギターとのデュオです。
2曲目はヴァイブの人がVOICEもいれて、ちょっと宗教的もしくはメルヘンをふくんだ曲。
このアルバム2曲がチェロとのデュオでその1曲、徳沢青弦さんと言う方で美しい音で思索的メロディ、これもこれからの季節の道筋をたどるようです。
4曲目、ライブでお会いした時、親しげながらとても真面目の音と取り組んでらっしゃる好印象だったけれど、それが伝わってくるような丹生な演奏です。
5曲目はエレクトロニクスとのデュオ。
6曲目ギターとのデュオはメロディの美しい短い曲。
実は久しぶりの出張途中に聞いているのだけれど、色ついた木々を観ながらならもっとよかった。(まだ早い)そんな曲調です。
7曲目はクラとのデュオ、Stってついているから教会なのかな。
8曲目はヴァイヴとのデュオ。
9曲目は十三夜というタイトルのピアノ・ソロ、そういえばこの人、月が合う感じです。
10曲目はエレとVOICEのトリオ、このアルバム文脈をおって筋を描くというより、情景の一瞬を切り取って表現する俳句的世界、ジャケデザインもそんな感じです。
11曲目はチェロとのデュオ、“Jasper”の意味はわからないけれど、思索的メロディ、また会う機会もあるだろうからきいててみよう。
最後がタイトル曲で、ピアノ・ソロ、統一された秋色のアルバムでした。だから旬でお薦めです。
Pendulum / Masaki Hayashi
Masaki Hayashi (piano)
Antonio Loureiro (Vibraphone, Voice)
Joana Queiroz (clarinet),
藤本一馬 (Guitar)
徳澤青弦 (Cello)
Fumitake Tamura (Electronics)
1. Flying Leaves
2. Bluegray Road
3. Initiate
4. Kobold
5. Teal
6. Shadowgraph
7. Paisiello St.
8. Ripple
9. Thirteenth Night
10. Butt
11. Jasper
12. Pendulum