JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

JAZZという海の中で TOUCH AND FLEE / NEIL COWLEY

2014-08-08 21:46:21 | 聞いてますCDいいと思う


新しいピアニストの人も聴いておかないとと思いショップで知らない人のアルバムを試聴してよさそうなのを2枚仕入れてきました。
そのうちの一枚がこれでジャケはなんだかわからない、裏側に名前があるけれど、試聴すると1曲目面白そうなサウンドをしていたので購入です。



帰って調べてみると、このニール・カウリーという人のアルバム持っていました。このグループのデヴュー作だそうで、それを私としては珍しく記事で酷評していました。構成みたいなものが先に立って、音楽の美しさが感じられなかったからで、さて今回どうでしょう。

1曲目くり返されるドラムスとベースのパターンはやはりESTを思い出させるけれど、そこにのるピアノのメロディは神秘的なファンタジーがあっていい。
2曲目はブルース・ロック調だけど短い演奏。
3曲目は好みが分かれるところ、ピアノの左手の繰り返しと左手の同一和音の連打はこの人の一つのパターンだったのだろうとノートを見ると思います。ここはドラムスとベースに耳が行ってほしいところでしょういか。
4曲目はブルースというかロック調の曲。
5曲目もロック調、ウッドベースがエレベみたいなパターンをひくけれど、S・スワローの昔を思い出します。曲調がポップなのも受けます。
6曲目はフォウギーバラッド、美しいピアノ・パターンがあって良い。
幾つかの曲がインタールードの様に入ります。
9曲目“The Art”は美しいけれど、現代芸術のような終わり方です。
次が日本盤ヴォーナスて9曲目と似たような曲調です。

酷評したアルバムよりもより音楽を突き詰めているという感じで好感が持てます。ESTをきちんととらえて次にどこに行くかという問いの中で、それは現代JAZZの広く深い海原を漂うことで、このアルバムが回答とは言えません。
しかし、ひとつの指向として理解と共感がうまれるわけで、ありきたりのリズムとそれに合わせたような音楽にはない、現在というものがあるのは確かです。

TOUCH AND FLEE / NEIL COWLEY

NEIL COWLEY Piano
EVAN JENKINS Drums
REX HORAN Bass

1. Kneel Down
2. Winterlude
3. Sparkling
4. Gang of One
5. Couch Slouch
6. Bryce
7. Mission
8. Queen
9. The Art
10. HORNET
コメント
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