[LP]
息子が家を出て、当分わが家には戻らないことが解っています。
なんだかとてもさびしいのですが、どうすることも出来ませんので、少し住み方を変えてみました。
息子たちの部屋だったところをいつも空けておくことはないので、帰ったときには対応できるようにしながら、使うことにしました。
私の部屋をフローリングにして、ベットがひとつ、たんすなども運び出したらとても広くなりました。LPを聴けるようにしようとミニコンポにつないだのですがこれはアウト。地下からアンプとデンオンの小さいスピーカー、マイクロのLPプレーヤーを運び上げてセットしてみまたらちゃんと鳴ってくれました。
今までLPはめったに聞かなかったにに、これでいつでも聴けるように鳴りました。
古いアルバム何を聞こうかと思ってまず選んだのがこのアルバムでした。
1968年発売ですから40年前に買ったアルバム、マイルスが急激に変わっていく微妙な演奏が懐かしい、1曲目リズムが流れ始めると頭の片隅には無分別な若い私が居るのです。リトルピープル(違う)
とにかく1曲目が印象的でそればかり覚えていました。
“キリマンジェロ”と“イン・ナ・サイレント”の間にあって、この1曲目は高校生的には呪術的でありながら明るさがありました。
驚きのジョージ・ベンソンの参加も怒られてばっかりだったようで、もはや40年が経ってみれば高みから眺められます。
昔持っていたアルバムが鳴ることはとてもうれしいし、一人ベットサイドでなるのも感慨深いものがあります。しばらく古いアルバムが混じるかも知れません。
ところでとても驚くことですが、何十年、古いアルバムはなくなった、クラシック好きの兄が処分したものと思い込んでいたら、兄の娘の押入れの奥にあるようなことを、最近の葬儀で聴きました。捨てちゃったのかと思っていたのに、ありそうです。(お兄様)
姪の部屋に押し入ることも出来ないので、よろしくとお願いしておきましたが、いつか手元に戻りそうです。
どんなのあるか忘れましたが、結婚で家を出るときにおいていったアルバムのあので、フェバリットというものではありませんが、アルバート・アイラーやアーチー・シェップなど再開が今から楽しみです。
Miles In The Sky / Miles Davis
Miles Davis - Trumpet
Wayne Shorter - Tenor saxophone
Herbie Hancock - Piano, Electric piano on "Stuff"
George Benson - Electric guitar on "Paraphernalia"
Ron Carter - Double bass, electric bass on "Stuff"
Tony Williams - drums
Side one
"Stuff" (M. Davis)
"Paraphernalia" (W. Shorter)
Side two
"Black Comedy" (T. Williams)
"Country Son" (M. Davis)