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JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

暗殺者の回想 マーク・グリーニー 著 伏見威蕃 訳

2023-02-19 15:47:27 | 
  

マーク・グリーニーの故オートランド・ジェントリー、『暗殺者」シリーズも11作目、今回も900ページ越えの量にかなり大変だった。
前作の『暗殺者の献身』はかなり面白かったので、量におじけづいたけれど読み始めた。
12年前ジェントリーにおおきな傷をの越した事件と、死んだはずのその事件の首謀者があらわれた現在の2つのことが交互に語られる物語で、二つの関連と事件をを読み解いていくお話。
今回の事件の首謀者はカシミール抵抗戦線の首謀者でインドで重大なテロを起こそうとするのだけれど、意味の通らないか活動とも言えないので悪さ加減はそれほどまではない。それと2つの時代を読んでいくのは、凝ってはいるのだろうけれど、ちょっと大変だった。
終わり方が大体想像がつくいた終わりの方は飛ばし読みで終わらあしてしまった。11作おつきあいしたけれど、次もこの量だったら、これが最後かもしれない。
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ジャケ買いしてしまった!!  中野俊成 著

2023-01-17 09:05:57 | 
 

本屋さんの棚で見つけた、去年の初めにリリースされていた本。普通買わないかもしれないけれど、開けられない世になってどんなかわからないから買ってみた。
まあ、中が見れたら買わなかったような気もする。
タイトル通りジャケ買いしたものを、「大成功、やや成功、やや失敗、大失敗」に分けて紹介した本。ジャケ買いだから、テーマに分かれて選んだアルバムになっている。
ジャケ買する方ならご存じだあろうが、人それぞれにテーマをきめてレコードをあさっている。例えばジャケで有名なのが「クール・ストラッティン」は足ジャケで有名で、これに侵されると足を強調したジャケを買わずにいられなくなる。そんなんが「着物女性」だったり「飛行機」だったり「たばこの煙」だったりする。
中古ショップでオジサンが熱心に棚をあさっているあれである。
こちら、アナログをほとんで聞かないし、3年前から中古屋さんめぐりという遊びもやっていないので、ジャケ買いはおとんどないのだけれどテーマとしてはわからないことはない。(実はジャケ買いについて書いたことがあるけれど、ながくなってしまうので、次回にちょっと)
で、中を見ることが出来なかった本を、よみはじめたのだけれど、まあこのびょうきの重傷者にならないでよかった。
レコードは大体500枚ちょっと紹介されている。かなりの量の紹介なのでゆっくりと暇の時に読んでいこう。ただ読み始めると知らないレコードばかりで、まあ偏狭アルバムだからしょゆがないか。全部のアルバムのジャケだけみたみたら、こちらが知っていたのは45枚だった。だから1割に満たない。ジャズファンと反省すべきか、まあしょうがないか。こんなアルバムもあるしね。



日本のラテン・ミュージック界をけん引してきた鈴木庸一とラテン・カンパニオンの演奏そうです。ちなみに”やや失敗”だそうです。

日本のアルバムも紹介していてこんなのや、演歌、ポップスもあるから、これはまるで知らない。ジャケ買いだからしょうがない。



でもこのページでは2枚は知ってて、1枚は持っている。



ここでのテーマは「肩で担ぐ」でバートンのアルバムは”大成功”になっていて、私もそう思う。

病に侵されている方の、闘病記を読むような気持でゆっくり読みます。






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真夜中の密室 ジェフリー・ディーヴァー 著 池田真紀子 訳

2023-01-10 09:38:31 | 


3年ぶりの、リンカーン・ライム・シリーズの15作目、ロックスミス(解錠師)と名乗る、どこにでも侵入してしまう犯行を中心にして、いくつかの事件が最後には一つとなるのでジェフリー・ディーヴァーのこのシリーズは最後まで気が抜けない。
そこがいいのかもしれないけれど、最後の最後にやっと納得できる。今回の犯人はちょっと小型のような気がしないでもないし、複線の真実という”ウェルム”の最後はちょっと単純だったか。しかし、復讐という名の”ウィンディクタ”が出てくるところなど、今のアメリカを書いているのだと感じて恐ろしい。
何のことか、本を読まないとわからないあろうけれど、2年に一度ぐらいは驚かせて欲しい。
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家で死のう! 萬田緑平 著 80歳の壁 和田秀樹 著

2022-11-22 09:25:38 | 
 

ちょっと読んでおいたらいいかなと思って図書館の順番が回ってきた本を読んだ。そうしたら義姉から面白かったといって本が回ってきた。だから続けて2冊を続けて読んだのだけどけれど、めぐりあわせのようで面白い。

そして2冊の内容がかなり似たものであった。わ「80歳の壁!」の方はベストセラーなので読んだ方も多いと思う。70歳代とはまるで違う80歳の安全な生き方ということなのだろう。もう一冊の「家で死のう!」は軟着陸のように幸せに死んでいくのはどうしたらいいかというような本。
どちらも、自分の体とよく会話して、無理のない、やりたいように生きていくことが良いと書いている。
こちらとしてはとてもありがたい本で少しばかり生活に自信が持てた。和田氏が高齢者専門の精神科医であり、萬田氏も精神科を専門にしていた緩和ケア医師である。専門が同じということが面白い。お二人とも高齢者の精神に深くかかわってきて、高齢者の精神的(肉体に関しても)安らぎを追及すると、こうなったということなのだろう。

80にはまだ少し時間っがあるけれど、忘れないようにしよう。



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フォーリング -墜落- T・J・ニューマン 著 吉野弘人 訳

2022-10-21 08:50:30 | 
  

紹介が好評だったので予約していた本。キャビン・アテンダントだった女性のデヴュー作。

出だしから大変な状況でスタートして、オットとおもわせられるけれど、新人デヴュー作、これはやりそうな技で始まる。
家にいる家族3人が人質に取られ、操縦する機を墜落させろとテロリストから指令されるビル機長が主人公。そこにフライト・アテンダント、FBI捜査官セオとその上司リュウが奔走するお話。
一番活躍して見えるのがアテンダントの中年女性ジョー、作者がその立場だったからこれは許せる。このジョーが一番活躍して主人公になっちゃってる。(実はそこが面白い。)
その甥がFBI捜査官のセオ。その上司の冷静なリュウが爪を噛む癖は、ジェフリー・ディーヴァーのリンカーン・シリーズの皮膚をひっかくアメリアのパクリかな、などと新人をいたぶってしまう。
機内でガスをまく段階でのジョーの展開、さすが実際のアテンダントとここら辺230ページあたりから、うまい具合になってくる。
家族を人質に機長に操縦させる必要性についての、はちょっととは思うけれど、それがないとこの小説の登場人物が成り立たないから、しょうがないか。
デヴュー作で結構読ませてくれて、2作目執筆ゆうだそうだけれど、この人キャビン・アテンダントを主役にしたものもう少し書いたらと思う。






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ファイナル・ツイスト ジェフリー・ディーヴァー 著 池田真紀子 訳

2022-10-04 21:59:56 | 


「ネヴァー・ゲーム」で始まった賞金稼ぎ(?)コルター・ショウ・シリーズは前作「魔の山」につづいて、今作「ファイナル・ツイスト」で三部作完結。
ディーヴァーのリンカーン・ライムが多くの仕掛けが盛り込まれた、謎に満ちたストリー展開なのとちがって、こちらはアクション路線が強いシリーズになっていて、映画のようなところがある。
とはいってもディーヴァー、ちゃんと仕掛けはあって、ほら仕組まれたというのがちゃんとあるから楽しい。
今回図書館から意外と早く届いた。途中米国の政治史みたいなところがあって、ちょっと詰まったけれど、後半は快調にとばしてくれた。
コルター・ショウと相性がいいのか、この後も早いペースで続いてくようだ。リンカーンも出ているのでそれはそれでいいのだけれど、もう一つのキャラクター、心理戦のキャサリン・ダンスが2016年が最後だからこちらも是非一つお願い。

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文人悪食 嵐山孝三郎 著

2022-09-07 12:54:44 | 


読むものがなかった時に買った本を、ゆっくりと読んでいく。内容を把握しようとかつまらぬことは考えない。気が向いたときにゆっくりと楽しむ。
平成9年に刊行され、文庫のこちらは平成12年だから大分古い本だから覚えのない人もいるかもしれない。
敬愛する嵐山光三郎が三十七人の分子文士たちの食癖をつづったものだ。
三十七人は夏目漱石から三島由紀夫に至る。編集人でありしょっぱん人であり作家である光三郎しであるから、文人への視線はやさしく、厳しくそして氏らしく少し曲がる。すべてを読む必要もなく、気になる人をゆっくりと読めばいい。
私は気になった堀辰雄になじめて坂口安吾、太宰治、檀一雄、深沢七郎と読んでいく。
巻末の参考文献の量に編集人としての気質がでていて、その内容のが深まていることがわかる。
坂口安吾や太宰の薬漬けの生活が興味深いし、実際に編集者としてかかわった壇一雄や恩師である深沢七郎の記述は、光三郎でしか書けないもので、大変面白い。

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宿敵 リー・チャイルド 著 青木葬創 訳

2022-09-03 08:24:12 | 
  

自室に籠っているので(あと2日ぐらいだけど)読み残していた本に対応できて、次の新しいのに行ける感じがする。
というので詰まっていたのがこちら。こちらも永いお付き合いのリーチャーさん。これも去年の8月にリリースされていたけど、手つかずだった。
今回は十年前に部下殺した男絵の執念の復讐ということになった。結構どうなるんだという感じで読むことが出来た。
リーチャーさんも十年の怨念を晴らしたけど、こちらも1年のつかえがとれた。
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暗殺者の献身 マーク・グルーニー 著 伏見威蕃 訳

2022-08-25 09:04:32 | 
  

本を読む時間を沢山取れている、って実はコロナ陽性で自室にずっといたからなのだ。コロナの経過なんかは記事に書いてみたけれど、ちょっといつもと違うから没かな。でも自室でいろいろすることができて、パソコンの音源がすごくよくなって、amusicで好みの類似音楽を流ながし続けたりしている。
購入して途中で止まっていた本にも手が付いた。
これ昨年の9月に出て途中まで図書館からの本にいって止まっていた。マーク・グルーニーのグレー・マン・シリーズの十作目だそうで、シリーズ・最高傑作だそうだ。
グレー・マンがTVシリーズになるみたいで1作目が最近デザインを変えてでていたけれど、危うく買いそうになった。(実は間違えてリンカーン・ライムの古いのは買ってしまった)
確かに今回の十作目、プロットがもよくねられているし、ゾーヤ・ザハロフやザック・ハイタワーとのからみも面白かった。
終わり方もアンリャ、これからもっと大変なことが怒るのだという感じで、実に期待が持てる。
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誰がために医師はいる クスリとヒトの現代論  松本俊彦 著

2022-08-13 08:38:31 | 


どっかでレヴューされていて借りた本。副題からちょっと難しいかなとおもったけれどそうではなかった。

医学部を卒業した著者が、医局人事で臨みもしない依存症専門病院への移動を命じられる。依存症という知らない世界に投げ込むなど懲罰人事ではないかと思った。
それだからこんな感じでスタートする。

 そんな私が依存症病院に赴任し、多数の薬物依存症患者を治療しなければいけなくなったわけである。
 赴任初日、外来待合室を足早に横切る際、視野の隅に入った患者たちの断片的な映像は衝撃的で、そこが病院であることを忘れさせた。金色に染められ逆立てられた髪、半そでから突き出た上腕に描かれた刺青、モヒカン刈りとサングラス、花と眉、そして唇がピアスで貫通された顔面・・・・・。

氏が治療を通し、社会の病理を理解していくさまが描かれる半生記だった。こんなこと書いていいのかというような、見立てが出来ずに警察で首をくくった女性のおもいでとか、わからない、どうしようと悩む姿が氏の言葉で語られていく。

 患者たちの集会に無理やり参加させられた著者

 しかし衝撃はそれだけでは終わらなかった。・・・参加者たちたそれぞれ手をつないで大きな輪を作り(わけもわからぬまま、逃げ遅れた私は、その輪にまきこまれてしまった)、それから声を合わせて言葉を読み上げたのである。
 「神様、私にお与えください/変えられないものを受け入れる落ち着きを/変えられるものを変える勇気を/そして、その二つを見分ける賢さを」
 とても簡単な言葉だが、それがなぜか私の無防備な胸にもろに突き刺さったのだ。私は、自分が変えられないものを変えようとして一人で勝手におちこんでいたことを一瞬にして悟った。いうら監禁して両肩をつかんで揺すぶって説得しても、「好きなんのを嫌いにさせる」ことは出来ない。つまり、だれも人を変えることは出来ない。変えられるのは自分だけなのである・・・・。

お医者さんの本音がつづられていて、こういうお医者さんって信じられ、信頼できると思う。
まあ、この方の診察を受けることはまずないとは思うけど。




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