いよいよお米の収穫時期に入って、
すでに放射能汚染は、
福島県から北へ宮城県、南へ栃木県、群馬県、山梨県、長野県、茨城県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、静岡県
にまで拡大し、ヨーロッパのEUを含む43ヶ国と地域が、
これら12都県などからの農産物輸入を禁止または規制しています!
ドイツ放射線防護協会は、
乳児、子供、青少年は、1キロあたり4ベクレル以上、
大人は8ベクレル以上
のセシウム137を含む飲食をしないよう提言しています。
しかし、当事国の日本では、
1キロあたり500ベクレル
という高い基準を設定しています。
499ベクレル以下は、
すべて安全として、超危険な食品が国内に流通しています!
この状況を、このまま放置しますと大変なことが起こってしまいます!
これまで多くの人は、カウンターで放射能の高さを測って自衛してきましたが、これらの数値は、空間線量なのです。
それはヨウ素やセシウムのような放射性物質が出す、遠方まで到達するガンマ線を測定した値なのです!
汚染食品の諸問題は、体内被曝によって起こされます。
物質が気体になる
温度(沸点)4265℃のテクネチウムと、
沸点4639℃のモリブデン
が検出されています。
3月に福島の原子炉でメルトダウンした核燃料の温度は、2000℃をはるかに超えて、3000℃から4000℃にもなっていたと考えられています。
沸点は、ヨウ素が184℃、
セシウムが671℃、
ストロンチウムが1382℃なので、
これらの危険な放射性物質は、ほとんどすべてが気化する温度をはるかに超えていたのですから、驚きです!
プルトニウムでさえ、沸点はモリブデンより1400℃以上も低い3228℃なのです。
当然、内部被曝で特に重大な影響をおよぼす
ストロンチウムと
プルトニウムが
ガス化して大量に放出されていたのです!
ストロンチウムが出すベータ線と、
プルトニウムが出すアルファ線は、
ガイガーカウンターでは、まったく検出することが出来ません!
日本の各地の、土壌および食品の汚染を知る場合に最も重要な指標は、空間線量より、どれほどの放射性物質が福島原発から放出され、それがどこに、どれほど降り積もったかという沈着量なのです!
市民グループの「放射能防御プロジェクト」が首都圏の土壌汚染を実際に調査した結果をインターネット上で公開してくれたので、首都圏の人間はこれを誰もが見なければなりません!
6月時点での、植え込みや庭、公園などにおける土壌の放射性セシウムの沈着量が出ています。
測定した都県によってサンプリングの数は異なっていますので、平均値だけが危険度を正確に示すのではないが、東京の測定地点は56ヶ所と多いので、かなり正確な指標と見て差し支えないでしょう!
この数値を見ると、東京の平均でさえ、チェルノブイリ原発事故の後にソ連政府(当時)が汚染区域の第4区として指定した危険地帯とほとんど変らないのです。
第4区とは住民を強制避難はさせないが、厳重に健康管理をおこないながら危険地域に放置してきた場所にあたり、放射性セシウムが
1平方メートルあたり3万7000~18万5000ベクレル
なのです。
放射能の単位1キュリーは、370億ベクレルなので、1平方キロメートルあたり1~5キュリーに相当しますので、東京の平均はこの1キュリーとほぼ同じということなのです!
事故再発なら食料自給の危機です。
「1平方キロメートルあたり1キュリー」とは、どのような危険度の場所であるか?
大病院では、1キュリーの放射性物質を扱うことはありません!
人間の体内で問題になるのは、ピコキュリー、つまり1兆分の1(1/1,000,000,000,000)キュリーなのです!
チェルノブイリ原発事故後、日本が定めた食品輸入禁止基準は、放射性セシウムについて「食品1キロあたり370ベクレル以下(1億分の1キュリー以下)」でありましたが、横浜税関などの検査官が、飛び上がって驚いた危険物値なのです!
この1キロあたり370ベクレル
という危険なセシウム汚染食品の比重を水と同じ1と仮定した場合、これを1平方キロメートルの面積に10センチの厚さで敷きつめた状態が、「1平方キロメートルあたり1キュリーの汚染地帯」ということになります!
絶対に食べてはいけない汚染食品をぎっしり埋めつくしたと同じ土地、それがチェルノブイリ第4区なのです!
このような土地で、あなたは生活したいでしょうか?
そんな危険な土地で、食べ物を栽培したり、幼い子供が生きられると思っているのでしょうか!
ところがそれが、現在の東京の平均的な土なのです!
この恐るべき現実を東京都民や、関東圏の住民は把握して、真剣に移住を考えなければなりません!