食品中の放射性セシウムの新基準値が適用された。
一般食品で新基準値(1キログラム当たり100ベクレル)を超えたのは、岩手、宮城、山形、福島、茨城、栃木、群馬、千葉、神奈川の9県の52品目・342件に上ることが4月27日時点の集計で分かった。
検査数は13,573件で、新基準値超えは約2・5%だった。
100ベクレル超えの食品のうち、3月までの暫定規制値(同500ベクレル)を超えたのは、岩手、宮城、福島、茨城、栃木、千葉の6県の19品目・67件。
新基準値になったことで、出荷停止の対象となる品目や地域が増えたことになる。
100ベクレル超えの内訳は、水産物が37品目・157件▽農産物が11品目・169件▽畜産物が1品目・2件▽加工品が3品目・14件。
新基準値の影響が最も表れたのは水産物で、暫定規制値では出荷停止の対象とならない魚種が相次いで100ベクレルを超えた。
多くは福島の魚で、メイタガレイやサクラマス、アイナメなど。福島沿岸での漁は全面自粛になっている。
茨城ではシロメバルやヒラメ、ギンブナなど6魚種が新基準値で出荷停止に。宮城はスズキやヤマメなど3魚種、群馬はヤマメが出荷停止になった。
栃木、千葉の一部の淡水魚も超えた。
農産物は原木シイタケやタケノコ、コゴミなどキノコや山菜が多い。露地栽培の原木シイタケの出荷停止は、岩手、宮城、福島、茨城、千葉、栃木の80市町村に及んでいる。
加工品は茨城の乾燥シイタケや宮城のヤーコン茶などだった。
新基準値の適用により、水産物は品目・地域とも出荷停止の対象が拡大。農産物は出荷停止の品目は限られるが地域的な広がりが見られた。
県別では、福島が37品目・142件と最多。
次いで茨城が14品目・50件。
栃木が11品目・61件。
宮城が10品目・36件。
千葉は3品目・13件。
群馬は2品目・2件。
神奈川は1品目・1件だった。
アルファ線が肺に入ると大変な内部被曝になりますが、福島で浮上した黒い物質から、毎時45.6 マイクロシーベルトのアルファ線が放出していたようです。
福島のボランティアグループHCRが南相馬で黒い物質を発見、学校の登校路を含む、12箇所で発見された。
見た目には、アスファルトが濡れているようしか見えないためにアルファ線との認識が難しいために見逃されている。
3号機からのものと推測される108万ベクレル/kgのセシウムも測定されています。
HCRの測定では:
ガンマ+ベータ+アルファ:61.3μSv /時
ガンマ+ベータ:15.6μSv/時
アルファ:45.6μSv/時
含まれるアルファ線が異常に高い。
南相馬市は避難区域でありましたが、日本政府が昨年9月に指定解除したため、子どもを含む市民がまだ住んでいます。
いよいよ5月に入りましたので「甲状腺がん」が懸念されます。
ヨードを配布するという事前の原発事故災害対処計画は存在したのですが、実行されていません。
なぜ実行しなかったのか、政府や関連省庁に詰問しなければなりません。