原発事故による放射能は300年間消えない!
つまり親子どころか、孫曾孫の時代までも放射能の影響下で生活していかなければなりません!
親たちの責任は重大です!!!
放射能に汚染された環境下で、子供や孫たちをできるだけ健康に育てなくてはいけません!
親は、この課題に対処して確実に暮らしていかなければなりません!
そのためには、まず放射能についての知識を身に着けなければいけません!
ワカメは本当に放射能に対して無力なのか
すでに多くの人がご存じのようにワカメにはヨウ素が含まれており、甲状腺への放射性ヨウ素の取り込みを阻害する働きがあります。
甲状腺にはヨウ素が集まりやすいので、ワカメなどに含まれるヨウ素を甲状腺に満たしておけば、そこに放射性ヨウ素が入り込む可能性が低くなるということです。
ただし、「ワカメは放射能には効果がないと聞いた」という人もいると思います。
たしかに、テレビなどでは科学者が「ワカメなどを摂っても放射性ヨウ素の取り込みを阻害する効果はない。
安定ヨウ素剤でなければならない」とコメントしています。
これはこれで部分的には正しいのですが、安定ヨウ素剤はそれ自体が毒物なので、よほどの緊急事態でなければ摂取してはならないという事実を考慮すべきでしょう。
つまり、テレビに出ている科学者たちの言い分では、そのような緊急事態となるまでは、空気や水を通しての微量の放射性ヨウ素の体内への侵入に対して打つ手がないことになるのです。
しかし実際には、そのような軽度の被曝に対して、ワカメなどヨウ素を含む食品を積極的に摂ることは有益です。
普段からヨウ素を豊富に含む海藻類を盛んに摂っている日本人は、ほかの国の人よりも甲状腺へ放射性ヨウ素を取り込みにくいといわれています。それならば、積極的にワカメなどヨウ素を豊富に含む食品を摂ることは有益ではあっても有害ということはなく、そのように有益な結果しか想定できないのであれば、やらないよりはやった方がいいということになります。
先の例でも示されているように、放射能を防ぐことを考えるときには、高濃度の放射能にさらされるケースとそれ以外のケースに分けて考える必要があるでしょう。
「直ちに健康に悪影響はないから心配しなくていい
」という状況と、
「放射能が危険なレベルに達したので退避してください」
という状況との両極端の中間に、
「長い目で見ると危険かもしれないので、予防的にこれをやっておきましょう」という方策があってもいいはずです。
もしくは、「安心です」「安全です」と誰かに言われても、それが100パーセントは信頼できないのであれば、自分が安心できるような方策を考えるべきです。
ワカメ、ヒジキ、昆布といった食品は、そのような意味で放射能から私たちの体を守ることに役立つといえます。
大気中や水道水中の「健康に影響がない」といわれるレベルの微量な放射性ヨウ素を神経質に気にしているくらいなら、そういった食品を積極的にとって自ら安心を手にした方がいいでしょう。
玄米に含まれるフィチン酸という成分には、有害な重金属を含む金属イオンを吸着して体外へ排出する作用が知られています。
一説には放射性物質も、吸着・排出できるといわれていますから、それが彼女の生死を分けたのかもしれません。
有機炭素による体内の放射性物質除去
広島や長崎の原爆の後遺症から生き延びた人々の中には、ご飯のおこげや焦がした味噌などを積極的に食べていた方も多かったようです。
こういった焦げはある種の炭であり、食材を構成する炭素化合物が過熱によって分解されて炭素のみが残ったものです。
通常、こういった炭には栄養分がないため食物として価値がないと思われていますが、実はそうではありません。
酸素を遮断した状態でよく焼いて炭状にすると、たくさんの細かい孔ができるため、それが体内に入ると細孔に不純物を吸着してそのまま体外へ運び出してくれます。
つまり、体内の掃除役をしてくれるのです。
一昔前によく知られていた民間薬の「黒焼き」は、ある種の薬効を期待して摂られていましたが、それは体内の掃除を図る一つの知恵であったのかもしれません。
当時は、玄米の黒焼きはガンに、梅干の黒焼きは下痢に、昆布の黒焼きは気管支ぜんそくに効果があると考えられていたようです。
その薬効について医学的な研究はなされたことがないので、効果の実際はわかりませんが、やはり炭のような状態になるまで焼いたことには大きな意味があると考えられます。
食材に含まれる炭素は有機炭素と呼ばれ、体内に入り込んだ有害重金属や放射性物質と結合してその流動性を高め、体外への排出を促す働きがあるといわれています。
つまり、ご飯のおこげや焦がした味噌を食べていた被爆者の方々は、焦げ=有機炭素によって体内の放射性物質除去を行っていた可能性があるのです。
先ごろ、浄水場において放射性ヨウ素を除去するために活性炭を投入したことがニュースになりましたが、それと同じことを有機炭素は体内でやってくれると考えればいいでしょう。