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高山清洲・世界平和 人類みんな兄弟

世界平和に導く為の語録

この1年間で何と16兆1000億ベクレルのセシウム汚染水が、原発の専用港に垂れ流されていた!

2013-03-18 12:22:14 | 海洋汚染

東電の発表は、やはり大嘘だった!

 

福島第一原発汚染水は、垂れ流されていた!

福島第一原発の汚染水をめぐる東電の発表が大嘘であることが、東京海洋大の研究グループの調査により判明した!

 

東電は、かねてより「汚染水の海洋流出は止まった!」と発表していますが、この1年間で何と16兆1000億ベクレルのセシウム汚染水が原発の専用港に垂れ流しにされていた可能性があるというのです。

 

 事故前の排出制限の73倍の数値だそうですが、ということは常日頃からセシウムの海洋流出が行われていたという事に成りますが・・・・!

 

 これまで、海水の放射性セシウム濃度がほとんど変化しないことに、各方面より疑問視する声が上がっていましたが、やはり汚染水は垂れ流しにされていたのです!

 

 これは明らかに犯罪であり、立件されるべき事案ではありますが例によって例のごとく、東電には警察庁や、検察庁より大勢の天下りが控えており、事案処理に東奔西走していることでしょう!

 

 今や、国民の安全より、企業の保護が優先する日本社会ですからね!

 

 この問題に関して論文を発表した勇気ある東京海洋大教授の神田穣太氏は、

「事故直後と比べると数値は低くなっていますが、汚染水の海への流出は止まっていなかったという事です。」

「福島第一原発の専用港の海水は、海流や、潮の満ち引きで1日に約44%が入れ替わります。」

「港湾の外にも流れ出ているのは間違いありません。」

「昨夏のデーターを基にすると、港湾内の海水の汚染レベルが公表されているセシウム濃度になるには、原発敷地から1日80億ベクレルが流れ込んでいた計算に成ります。」

 

 先月、原発湾内のアイナメから1キロあたり51万ベクレルの放射性セシウムが検出されたが、昨日はさらに74万ベクレルもの汚染アイナメが発見された。

 これは基準値の7400倍で、過去最高だ。

 神田教授によりますと

「今回はじき出した試算からも、これほどの高濃度の汚染魚が出てくることは考えられない!」

「非常に不思議です!」

「事故当初の4、5月の放射能レベルが、これまで言われていた以上にひどく原因は、はっきりと分かっていません。」

「現在、いろいろな議論をしているところです!」

 

 このように、福島第一原発では人の力では静止することのできない事態が深刻化しており、政府や、東電も、いつまでも国民に福島第一原発の真実を隠ぺいすることはできないでしょう!

 

 

 

 

 

 

 

 


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原発再稼働へと暴走する安倍晋三自由民主党政権を選んだのは、国民?

2013-03-01 11:22:45 | 海洋汚染

「安全確認された原発は再稼働」!

 

衆院本会議で施政方針演説をする安倍晋三首相=国会内で2013年2月28日午後1時27分。

 安倍晋三首相は28日午後の衆院本会議で、第2次安倍内閣発足後初めての施政方針演説を行った。首相は「原子力規制委員会の下で、新たな安全文化を創り上げ、安全が確認された原発は再稼働する」と明言して「原発の再稼働は、原子力規制委の専門的知見の判断による」との自公連立政権合意から一歩踏み込んだが、福島第一原発の現状を無視した暴挙であるといわねばならない!

 

また環太平洋パートナーシップ協定(TPP)については、日米共同声明を踏まえ「政府の責任で交渉参加について判断する」と交渉参加への意欲をしめしているが、これも民意に沿ったものではない!

 安倍首相は冒頭で、福沢諭吉の「一身独立して一国独立する」という言葉を引用し、演説全体を通じて「自立」を強く訴えたが、実質アメリカの支配下にある日本国の首相としての発言としては、失笑ものである!

 外交・安全保障分野では、「在日米軍再編を日米合意に従って進める」と述べ、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設を早期に進める考えを表明し、日米安保体制の抑止力を高めるため、日本として「さらなる役割を果たす」と述べ、集団的自衛権の行使を禁じた憲法解釈の見直しなどを進める意向を示したが、この裏には自衛隊の国軍化という思惑が見える!

 中国海軍の艦船が海上自衛隊の護衛艦などに射撃用の火器管制レーダーを照射した問題を挙げ、沖縄県・尖閣諸島周辺での中国側の行動に自制を強く要求し、「(日中が)戦略的互恵関係の原点に立ち戻るよう求めていく」と述べ、習近平総書記との首脳会談にも意欲を示したが、持論ではない!
 愚かにもTPP交渉参加を見据えて「攻めの農業政策」を提唱し、「未来に希望を持てる強い農業を創っていく」とトンチンカンな主張をし、「税制で、利益を従業員に還元する企業を応援する」と賃金引き上げも要請した。

 また、被災地訪問を踏まえ、「復興を加速する。復興庁が、地域ごとに異なる課題を具体的に整理して解決する」と強調したが、福島の現場の実情が把握できていない馬鹿者の主張である。

 

福島県については「除染、風評被害の防止、早期帰還に全力を尽くす」と述べたるという厚顔さである!

隠蔽、隠蔽尽くしの原発問題を透明化する重要性を全く認識していない!

 

教育分野では「6・3・3・4制」の見直しなどに取り組むほか、政府の教育再生実行会議が26日に提言した「いじめと体罰対策」を進める考えを表明。

 

いつに成ったら国民に税金の本当の使途を伝えるのかと思えば、14年4月からの消費増税を念頭に、「安定財源を確保し、受益と負担の均衡がとれた社会保障制度を構築する」と出来もしないことを述べた。

 首相は「建設的に議論し、結果を出すことが国会議員の使命」だとして、「憲法審査会の議論を促進し、憲法改正に向けた国民的な議論を深めよう」と訴えたが、日本国民の戦場への派遣を意味する国軍化への布石的発言である!

2030年代の原発稼働ゼロを目指す民主党政権の原発ゼロ戦略を「無責任」「根拠がない」と安倍晋三首相はこき下ろしたが、本音は本当にそうなのかというと安倍晋三は、原発推進派であり再稼働に向けてチームすら作っている。

 

多くの国民が求めた脱原発への道のりは、自由民主党の復権により潰えたといわねばならない。

安倍首相は表向きは、「原発ゼロベースで見直す」と強硬だが本音は原発再稼働ですから具体策は示さず、なし崩しの原発復権への道筋を残した!

 

 「『30年代の稼働ゼロを可能とするよう政策資源を投入する』というのが『革新的エネルギー・環境戦略』、つまり原発ゼロ戦略ですが、安倍首相は原発依存度は減らしていくが、今夏に原子力規制委員会が定める新安全基準の下で当面の再稼働は図るとしてうまく逃げている。

 

原発推進派と、原発ゼロ派の両者の大きな違いは『30年代』『ゼロ』という数値目標を掲げるかどうかにあると言えるでしょう。

 

 つまり「30年代にゼロ」と掲げること自体を戦略実現の「根拠」としている。数値目標が狙いの達成に重要なことは、安倍首相こそが熟知しているはずである!

出だし好調の経済政策・アベノミクスの試金石としてこだわったのは、デフレ克服のための物価目標(インフレターゲット)を「2%」に設定することだったが、同じ数値目標を掲げる原発ゼロ戦略は「根拠なし」と切り捨てようというのだが、アメリカへの配慮でもあろう。

  

 民主党が数値目標を掲げてまで「原発ゼロ」を志向せざるを得なかったのは事故の真実と大きさに恐れおののき、うろたえてしまったからでしょう。

 

 安倍晋三も、原発問題には神経を尖らせており、戦略を立てた原点は、言うまでもなく福島第1原発事故です。

過去の反省に基づいた原発政策の見直しの中で避けて通れなかったものの一つが、原子力発電から生じる使用済み核燃料をどうするかという問題です。

私は特にこの問題が重要だと考えています!

 

何故か?

原子力発電から生じる使用済み核燃料の処理に困った電力会社は、無謀にも工事業者たちに使用済み核燃料の保管を依頼したのです。

そして、依頼された三井、三菱、住友、東芝等の業者は、全国にある200ヶ所の自社工場の地下倉庫に安全施設を造らずに秘かに隠したのです!

 

現状の使用済み核燃料の取り扱い方法は、

(1)核燃料サイクル計画で再処理する。

(2)地中に埋設処分する。

(3)数十年程度、格納容器などに暫定保管し再度(1)〜(3)の方法を検討する−−の3種類に大別している。

 だが、使用済み核燃料の再処理も地中処分も実現にほど遠く、暫定保管は、その場しのぎに過ぎない。

だから全国にある200ヶ所の核廃棄物保管施設は、後世に負の遺産を残すという事になる。

今のところは、使用済み核燃料をできるだけ外出さないようにするしかありません。

つまり、原発ゼロに向けて最大限の努力をするほかないのですが、安倍晋三自由民主党は、「原発再稼働」へと舵を切っています!

 安倍首相は、使用済み核燃料の後始末をどうするつもりなのかというと、全く展望がありません!

展望がないにも関わらず「原発再稼働」へと向かうのは、「暴挙」であり「無責任」と言わなければなりません!

  

 民主党政権の原発ゼロ戦略は

(1)運転開始後、40年で廃炉にする。

(2)再稼働は原子力規制委員会が安全確認をしたものに限る。

(3)新増設は認めない−−を3原則としている。

これによって順に廃炉となり、増えもしないから原発はゼロになっていくシナリオだが、安倍首相は全面的に見直すと言う!

 

40年廃炉には20年の延長措置が1度認められる例外があるものの、再稼働の認可とともに原子力規制委が審査・決定する。

 規制委は世界一厳しい安全基準を作り、審査すると明言しているが、原発の活断層調査に見る通り、確かに厳しい姿勢を貫いているもののそもそも規制委の独立性は政権政党により、いかようにもされてしまいます。

 安倍首相は、新設に含みを持たせた発言もありますが、どれほど世論の反発を招くかを推測すれば、本当にできるとは思いません。

かといって政治の力は侮れないでしょう。

 物価目標設定の要求は日銀の独立性に対する介入との批判を受けたが、安倍首相は押し切った。

安倍首相の根本には経済的メリットの追求を優先する考えがあるのでしょう。しかし、国民の安全に勝るものはないはずであるから、福島の事故を経て原発

のない社会を目指さなければならないはずである。

 ですから、政治がその障害になってはいけません!

安倍首相や自民党も福島第1原発事故以来、原発政策の新たなあり方を考えてきたはずです。

  

 原発ゼロ戦略は脱原発に傾き過ぎていると、安倍首相が考えているのは言外に明らかだが、実は国民の多くは原発ゼロ戦略の目標設定にさえ「まやかしだ」と納得しなかったのだ。

 昨夏、政府は2030年のエネルギーに占める原発比率について国民の意見を聞くパブリックコメントを行ったが、集まった約8万9000件のうち「ゼロ」を求める声は87%に達した。

最終的に原発ゼロ戦略が目標時期を30年代とした際、「30年が30年代とは」と怒りが渦巻いた。

  原発を動かせば必ず事故のリスクがあり、パブコメでは即時廃止を求める声が一番多かった。かろうじて30年代にゼロとなったのに、安倍首相はそれさえ否定する。

 安倍晋三は、民意を無視しています!

 全国各地で60件以上の脱原発集会が相次ぐ。安倍政権の原発政策への批判が本格化する様相を見せているので、安倍首相はアベノミクスによる人気を盾に、国民の目をそらし続けることはできない!

 当面の電力需要にどう対応していくかは、国民も不安だろうが、だから簡単に脱原発とか、卒原発と言ってのける人たちは信用されない。

 新たに造っていく原発は、事故を起こした福島第1原発の古いものとは全然違う。

国民的な理解を得ながら、新規に造っていくことになる。

 前政権が掲げた「2030年代に原発稼働ゼロ」の方針は具体的根拠を伴わず、ゼロベースで見直される。

 エネルギーの安定供給、エネルギーコスト軽減の観点を含め、責任あるエネルギー政策を構築していくことが、国民の生活に責任を持つ立場として、当然の責務であろう。

安全性に欠ける原発産業は、必ず人類を滅ぼす!

政府はも国民の安全わ最優先にして、事業を進めることが大切である!

 


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東電や、政府、日本医師会が、ひた隠しにする放射能被害の全貌が、見え始めました!

2013-03-01 00:50:14 | 海洋汚染

福島原発港内の魚、セシウム規制値の5100倍!

 東京電力は28日、福島第一原発の港湾内で2月17日に捕獲したアイナメから、1キロ・グラムあたり51万ベクレルの放射性セシウムを検出したと発表した。

 国の規制値(100ベクレル)の5100倍に相当し、原発事故後、魚介類で最も高い値いである。

これまでの最高値は、昨年12月20日に同じ港湾内でとれたムラソイの25万4000ベクレルだった。

 東電は、港湾の外に魚が流出しないよう海中に網を設置したり、湾内の魚を捕獲したりする作業を進めているが、ただのパフォーマンスに過ぎない!

 

第1原発港湾内に生息する魚のセシウム濃度としては過去最高の値である!

市場には流通しないが、一般食品の基準値(1キロ当たり100ベクレル)の5100倍に相当する途方もない数値である!

 

東電は「港湾内の海水の放射性物質濃度に変化はなく、事故初期に放出された高濃度汚染水が影響している」と説明しているが、詭弁であり昼夜を問わずに汚染水を垂れ流しにしている!

 

東電は1月から、港湾内の魚の駆除を実施している。

原発事故「許せぬ殺人行為」=住民避難は苦渋の決断-福島・双葉町長

 

30日、ジュネーブの国連欧州本部での会合で、福島原発事故後の現状を説明する福島県双葉町の井戸川克隆町長。

 東京電力福島第1原発がある福島県双葉町の井戸川克隆町長は30日、ジュネーブの国連欧州本部でNGOが開いた会合で原発事故後の福島の現状を報告、現在も放射能の被害は続いており「(事故は)許せない殺人的な行為だ」と訴えた。
 町長は、町を襲った津波や被災住民の様子などを写真で紹介しながら、「望んでいない被ばくをしても誰も謝罪しない。(悔しい)思いは決して晴れることはない」と強調。

「町の形を守るより子供の健康、生命を優先した」と住民避難で苦渋の決断を迫られたことを明らかにして傍聴者たちを驚かせた!

東電や、医師会、政府が、いくら隠そうとしても隠しきれない事実が露見しています!

 


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原発54基再稼働は、暗黙の了解!

2013-02-19 01:26:39 | 海洋汚染

原発54基再稼働は、暗黙の了解!

 

 関西電力は18日、国内で唯一稼働する大飯原子力発電所敷地内の断層(破砕帯)「F―6」が活断層かどうかを見極めるため、3号機原子炉建屋から170メートル南側の斜面で、5月中旬から新たに調査用の溝(トレンチ)を掘削すると発表した。

 7月中旬に報告書をまとめるようだ!

 F―6についてはこれまで、敷地北部のトレンチで原子力規制委員会の専門家チームが調査を行った。しかし、活断層かどうかについては見解が割れたため、規制委は関電に対し、破砕帯ができた年代を特定できる地層での追加調査を指示していたという。

 関電が発表した掘削範囲は長さ約70メートル、幅約50メートル、深さ最大約40メートル。規制委は長さを最大300メートルまで広げるよう求めているが、関電は「予備調査を基に判断しており、これ以上広げる必要はない」と話す。規制委は工事が終わる6月下旬をメドに現地調査に臨みたい考えだ。

 

 関西電力は18日、大飯原子力発電所(福井県おおい町)敷地内を通る断層の一種「F-6破砕帯」について、敷地南側で大型の試掘溝(トレンチ)を掘削する計画を発表した。原子力規制委員会の指示より狭い範囲だが、関電は「F-6の位置などを正確に把握することが目的だ」としている。5月から掘削を開始し、7月中旬までに結果をまとめる予定とのこと。

 規制委の島崎邦彦委員長代理が昨年11月の評価会合で、活断層か判断するには「データ不足」として、敷地南側で東西150メートルの試掘溝を掘るように指示。関電は、新たなボーリング調査でF-6とみられる破砕帯や建設当時の堆積層などを発見し、長さ約70メートル、幅約50メートルの試掘溝で「十分だ」と判断したという意向である。

 

関西電力大飯原発(福井県おおい町)敷地内の亀裂(破砕帯)に活断層の疑いが指摘されている問題で、関電は18日、原子力規制委員会から指示されていた同原発3、4号機南側の調査計画を発表した。新たな試掘溝の掘削に6月末までかかるとしており、規制委の現地調査はそれ以降になる見通し。国内で唯一運転中の3、4号機は、少なくとも6月までは運転が続くとみられている。 

東北電力東通原子力発電所(青森県)の敷地内の断層(破砕帯)が、18日の原子力規制委員会の専門家チームの会合で、事実上、活断層と認定されたようである。

 その評価報告書案が明らかになると、東北電力の梅田健夫副社長はすぐに記者会見を開き、「活断層ではないと考えている。今年末までに追加の地質データを提出したい」と反論した。しかし、専門家チームは、東北電力の主張に対し、一貫して厳しい見方を示しており、活断層との認定を覆すのは極めて難しいとみられている。

 東北電力はこれまで「地層のずれは、地下水の影響で地盤が膨らむ『膨潤作用』が原因」と主張してきた。一方、専門家チームは昨年12月の現地調査直後から、膨潤説を強く疑問視した。世界的にみても、このメカニズムで地層がずれた実例やデータの蓄積が、ほとんどなかったからである。

 

青森・東通原発の敷地内を通る断層をめぐり、原子力規制委員会の専門家会合は18日、「活断層の可能性が高い」との見解をまとめた評価書案を示し、大筋で合意しました。


 評価書案では、東通原発の敷地内を通る複数の断層について、原発の安全上考慮すべき活断層の可能性が高いと指摘している。問題の断層は、原子炉建屋の近くを通っていることから、大幅な耐震性の見直しが必要となり、15年7月を目標としている運転再開は遅れる見通しである。

 また、評価書案では、原子炉建屋の真下を通る別の断層についても活断層の可能性が指摘され、「東北電力」に対してさらに説明を求めた他、敷地の外も含めた詳細な地質調査が必要だとしている。一方、東北電力は評価書案に対し、「地層のズレは地下水の上昇による地層の変化で、活断層ではない」と強く反論し、追加の調査を行う方針である。

 専門家会合は今後、他の専門家からも意見を聞いた上で、正式な評価書を取りまとめ、原子力規制委員会に提出するという。

 福井・敦賀原発の敷地内を通る断層をめぐり、原子力規制委員会の専門家会合は28日、「活断層の可能性が高い」との見解をまとめた報告書案を示し、大筋で合意しました。

 報告書案では、敦賀原発2号機の真下を通る断層について「活断層である可能性が高い」として、真上に建てられた2号機に影響を与えるおそれがあると結論づけている。専門家会合は今後、他の専門家からも意見を聞いた上で報告書を取りまとめ、原子力規制委員会が2号機の運転再開の是非について最終的な判断を下す方針です。

 国の指針では活断層の真上に原子炉建屋などを建てることは認めておらず、運転再開が認められなければ2号機は廃炉となる可能性があります。

 今回の報告書案に対して、事業者である「日本原子力発電」は「科学的データに基づく判断となっているとは思えない」と強く反論し、来月中に、現在行っている追加調査の結果を取りまとめて原子力規制委員会に提出する方針である。

 関西電力しかり、東北電力しかり、活断層だなんだといっていますが、すべては国民騙しの劇であり、実際には日本全国にあります54基の原発の再稼働は水面下で決定しています!

 

 勿論、国民騙しの原発改良や、炉の交換はしますが、それは再稼働に向けた国民騙しのアピールでしかありません!

 

 

 


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見よ!命を食いものにする原発事業・これが原発労働者の真実である!

2013-01-31 00:28:25 | 海洋汚染

 

見よ!

これが原発労働者の現実である!

 元原発労働者 斎藤征二さんの生の声である!

 

命を食いものにする原発事業


 10月1日、沖縄で講演した元原発労働者の斎藤征二さんは、3.11以降の危機管理意識のない、ふがいない政府の対応に、あらためて原発労働者の過酷で悲惨な状況を訴えるために、大阪地裁へ意見陳述書を提出しています。


    元原発労働者 斎藤征二さん

 以下は「原発を問う民衆法廷」のブログからの引用。


          意 見 陳 述 書
             2012年6月17日
                   申立人 斉藤征二

 わたしが全日本運輸一般原子力発電所分会を結成した時は40歳でした。〈資料1原発ニュース〉今、72歳です。もう高齢者です。福島の原発の事故が起きて、原発廃炉に向けてもう一回、頑張ってやろうと、思いました。


  原発ニュ-ス 1981年7月20日

 わたしは1967年に美浜原発1号機建設以降、高浜、大飯、玄海などで配管工として15年間働いてきました〈資料2・放射線管理手帳〉。



 1980年から1981年は補修工事にかかわり、その後2003年に甲状腺手術、2006年急性心筋梗塞手術、2008年に腰部脊柱管狭窄症手術などを繰り返し、体調不良で苦しんでいます。

 わたしの多くの仲間も命を失っています。100名以上の人が亡くなっています〈資料3・原発作業員死亡者一覧〉。一番の原因は内部被曝だと思います。

            配管がめぐらされた格納容器

 福島原発事故では、原子炉の建屋の様子がでています。今問題になっている大飯原発の原子炉建屋の中のことをお伝えします。鉄筋コンクリートの天井から1~2メートルのところを直径30~40センチの、「大口径」という配管がたくさん取り付けられています。

 大口径配管には大きなバルブがついています。100キロ~200キロ、400キロにもなるバルブは電動駆動、弁やエアコントロール弁が高所にあります。これらを中央制御室で操作します。
 原発の中は、そうした弁がたくさんあります。だからバルブを取り替えるにしても、なかなか取り替えられません。

 コンクリートの耐用年数は、最初は20年と言われていました。それが30年に延ばされ、今は60年まで大丈夫と電力会社は言っています。コンクリートが持たないのは、「アルカリ骨材反応」と言われるものがあるからです。セメントと骨材、これが分離するのです。

 鉄筋も完全に腐敗してしまう。コンクリートが砂の状態になってしまうのです。大きな地震がきたら配管を支えられず落下してしまいます。配管が設備の上に落ちたら、設備はグチャグチャに壊れてしまいます。

 福島原発事故の原因は、私は地震だと思います。地震で送電線が切れて、停電して、全ての電源がなくなってしまった。

 原発の中にはものすごくたくさんのバルブがあります。停電すると中央制御室で遠隔コントロールできず、弁が遮断するんです。そして水素が溜まって爆発しました。地震で配管が亀裂して、事故が起こったのだと、私はそう思っています。

            原発の仕組みと故障

 福井県の美浜や大飯、高浜は加圧水型の原発です〈資料4・加圧水型軽水炉のしくみ〉。この原子炉格納容器内に蒸気発生器というものがあります。この蒸気発生器というのが加圧水型では一番間題なのです。


加圧水型軽水炉は、原子炉内に高い圧力(157気圧)をかけ、約320℃の高温水をつくります。この高温水を蒸気発生器に送り、ここで2次冷却水に熱を伝えて、蒸気をつくり、これでタ-ビンを回して発電します。 
  
  原子炉内の蒸気発生器と復水器との関連


 加圧水型の原子炉で発生させた1次系高温水の熱を2次系の冷却水に伝え、蒸気を発生させる部分です。背の高い原子炉格納容器の中に、蒸気発生器が複数あります。その蒸気発生器の中は、直系約2センチの管が3千から4千本入っています。

 この中を、1次系の320℃の温水が下から通ってU字部分を折り返して戻ってくる。そして管の周りの2次系の冷却水が、一次系の高温水で加熱されて280℃の蒸気ができるわけです。

 この管がよく破れるんです。破れると、その部分を下から栓をします。この栓をする作業は、大阪の釜ケ崎や素人の労働者がおこなっています。放射線量が高いので、ひとり2分、3分で順次交代して作業をします。
 どんどん破れるので、この蒸気発生器は使い物になりません〈資料6・蒸気発生器配管損傷位置と各発電所発生状況〉。すべて取り替えています。取り替えて、どこに持って行っているか分りませんが、ものすごい放射線の高い部分です。

 それからもうひとつ故障しやすいのが「復水器」です。(資料7)




 ← 冷却用海水

 →  温排水


 原子炉へ←水
 
 これは発電のタービンから出た蒸気を水に変える装置です。蒸気を冷やすのは海水です。「復水器」は長さ約18メートルで5メートル×8メートルの大きな台形の中に、1万本から1万2千本の数のパイプが通っている。

 このパイプの中を100万キロの原発で毎秒60トンの海水が通過します。タービンを回した蒸気がこの中を通って冷やされて水に戻ります。その水を1次系の熱を受けるところに戻します。(資料8・給水加熱器)

 「復水器」の中の直径2センチほどのパイプを、わたしたちは「チューブ」と言います。このチューブがよく破れます。当時破れた箇所を点検の時に見つける方法は家庭用のラップをベタペタと両方の面に張って、両方にバルブがあるのでそれを閉めて真空ポンブで吸うと、破れたところが吸い込まれていくので分ります。

 現在はセンサーで点検しています。破壊されたチューブは取り替える作業をします。そのような作業をするんです。

 昨年10月4日、玄海原発4号機で復水器の中のチューブが破れて、停止しました。チューブが破れると、海水は毎秒60トンというものすごい勢いで流れていて、蒸気の方に海水が入っていくんです。原子炉の中に海水が入っていく可能性があります。

            原発内部での仕事

 原発の中は非常に暗いです。定期検査のときは電気コードのドラムを引っ張ってきて、明かりをつけ検査をします。いろんなところに工具が置いてあります。
 汚染しているので工具は持ち出すことはできません。原発の中は、中に入ると出口がわからなくなるんです。初めて入った人は迷子になります〈資料9・原発ニュース〉。

 いちばん困るのはトイレなんです。原発の中にはトイレがないんです。中には工具で防護服を少し破って、そして用を足す人もいます。大便でもビニール袋を持ってその中にやってしまうんです。

 二つ目に困るのは息苦しいことです。



 作業は人海戦術で作業をしないとできないというのが常です。放射線の高いところの作業は2分、3分が限界です。80ミリレム、つまり0.8ミリSv/日。これが私たちに1日に与えられた線量です。それを超えるとアラームモニターからピーっと音がするので退避する。

 高線量区域と汚染区域で作業するときは、布の手袋、その上にゴムの手袋、そして重ねてゴムの手袋をします。手袋を重ねた手では3センチのものが掴めないです。

 こういう作業を、フードの付いた防護服に全面マスクをします。フードの上から隙間をガムテープで止めて、絶対空気が入らないように、吸い込まない状態にして作業をします。

 原発内は高温多湿で暑いのです。すぐに前が見えない状態になります。ですからよく怪我をします。



 原発の中で怪我をすると、「自転車で転んだことにしてほしい」とか、「滑ってころんだことにしてほしい」と言われます。中で怪我をすると、とにかく洗うしかない。石鹸をつけて洗う。それでもおちなかったら、たわしでゴシゴシこすります。

 人間のからだも除染するときは最終的にはたわしでこするしかないのです。私の友達もそういうことをやって、最後は亡くなりました。

              作業は除染

 原発の中では除染や除去が最優先されます。原発の中では作業をする前にサーベイという機械で測定します。線量が高いとウエスで拭き取り、再度測定します。それでも高いと、アセトンという油で拭き取ります。そして低くなって初めて修理作業をおこなえるのです。

 作業をやる前には、床には三重のポリシートを貼ります。2メートルの幅のシートを50ミリくらいのテープで貼っていきます。
 最初は白のビニールテープ、それから黄色、それから赤です。壁にも貼ります。壁は細かい穴があって、その穴には放射性物質が入って取れません。だから壁にビニールを貼り付けるわけです。

 作業を終えて、出るときにはシャワーを浴びて、流して出て行きます。そして帰りにもモニターがあります。頭の毛から爪の先まで、放射性物質がどこについているか分ります。ブザーが鳴るので、鳴ったらその部分を洗って、出て行きます。

 作業場によって違いますが、高さが30センチくらい、幅が50センチ長さが1メートルぐらいで仕切られたエリアで、最初は黄色い長靴に、そして赤い長靴に履き替える。長靴も放射線区域とか、高放射線区域で履きかえる。足にも放射性物質が付かないように。そのように作業をします。
線量が高いところは20人くらいで、人海戦術で作業をおこないます。
 稼働すると故障か何か分からないトラブルが連日起きています。(資料10)事故やトラブルが起きると、まず第一に必要なのがモップ。モッブで床を拭く。そしてボロ布、ウエス、ちりとり、雑巾、バケツ、これが原発の「工具」なんです。どこで蒸気漏れが起きても、水漏れが起きても、不思議じゃないんです。

 特にタンク廻りには水が外にこぼれないように、床はコンクリートが層になっていて、溜まるようになっています。そこにヘドロみたいなものが溜まります。


 
 お好み焼きのへらみたいなので、細かいところのヘドロを取ります。床の除染作業は、毎日のようにモップを持って拭き取ります。大量にこぼれたところはウエスと塵取りとかバケツをもって、吸い取ります。こういったのが稼働中の作業です。

 定期検査の作業は水蒸気や水漏れがないか、見て回るだけです。漏れていれば直します。しかし大きなものは取替えができないのです。これが原発の作業です。

           命を食いものにする原発企業

 原発の中は、下請労働者の作業と言いますが、下請じゃないんです。派遣労働者です〈資料11・大飯原発の下請け企業系列図〉。私が働いていた時にも最初の業者が4万円、次が3万円とピンはねしました。





 元請・下請、孫請け・・・とそういう多重構造の中でピンはねがおこなわれ、末端の労働者が受け取るのは最低で7千円でした。みんな寄ってたかって、人の命を喰い物にしています。結局、末端の労働者には何の補償もないのです。最後には使い捨てにされてポイです。

               廃炉しかない

 地震はどこで起きても不思議ではありません。30年以上の老朽化した原発は17基あります。(資料12)そのうち福井には8基があります。だからこの17基は、今すぐ停止から廃炉にしなければなりません。稼動していて地震が起きれば福島と同じ状況になります。
 一刻も早い廃炉を実現しなければなりません。  -引用終わり











   原発を問う民衆法廷はこちらを検索

 斎藤さんが原発組合結成時にアドヴァイスしたのが、原発労働者として潜入取材していた新聞記者の柴野徹夫さんでした。
 その潜入取材の過程で命を狙われながらも取材を重ねた柴野さんは、斎藤さんと同じく内部被爆で満身創痍ですが、今でも原発の非道を訴えるために全国を飛び回っています。


   反骨のジャ-ナリスト 柴野徹夫さん
  沖縄の泡瀬のウミエラ館での「しゃべり場」は、こちらを検索

        世直しへの切り札は<情報爆弾>

 日本未来の党の嘉田由紀子代表(62)は、「卒原発というのは、単に原発の問題じゃなくて構造的なものを含んでいるんですよ。原子力村は、官僚と一部の資本と規制で守られている。この構造を壊すことが、官僚支配の政治の仕組みを壊すことなのです」

 同じく、反原発で40年闘ってきた小出裕章さんは、
 「え〜、この国の基本をやはり変えなければいけないということに、もっと多くの人に気が付いて欲しいと思います」と、
      多くの人に気づいてほしい沖縄からの<情報爆弾>

 「原子力の世界で起きてきたことを見ると、本当に戦争とそっくりだなと思います」

 「先ほども聞いていただいたように、福島の事故というあまりにも悲惨なことが起きてしまった今でも、原子力から足を洗うことができないというような人たちが、政治の場にも、経済の場にもたくさんいるんですね」
 
 小型水素爆弾並みの威力を持つ<情報爆弾>は、官僚支配の政治の仕組みを徹底的に壊し、日本の未来への扉を開くと考えています。

  国家が暴走をはじめたら誰も止められなくなります!
 
わらびジャーナルに敬意を表します!

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