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日本国債: 「AA-」へ 信用度はランク4 谷垣さん(自民)は真面目に野党→「解説」しては 

2011年01月28日 09時05分08秒 | 新聞
今朝の朝日新聞1面に、「日本国債1段格下げ S&P 民主政権を不安視」という記事がありました。

日本の国債が、信用度ランク3からランク4へ格下げになったのだそうです。

アメリカのスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が、1月27日に発表しました。

日本国債の格付けを、これまでの「AA」から「AA-」にしました。

格付けは、

AAA  アメリカ、フランス、ドイツ、イギリス、カナダ
AA+  ベルギー
AA   スペイン、カタール、スロベニア
AA-  日本、中国、クウェート、サウジアラビア、台湾
A+   イタリア、チリ
A    アイルランド、韓国
A-   ポルトガル
BBB  ロシア
BB+  ギリシャ

スタンダード・アンド・プアーズが、日本の格付けを下げるのは、2002年4カ月以来のことだそうです。
2007年4月に、一段階上げましたが、今回の格下げになりました。

格下げの理由は、「急激な少子高齢化が日本の財政・経済見通しを悪化させており、2020年代半ばまでに財政再建が進まない」と予測したためです。

一方で「日本の国や企業が持つ対外資産は世界最大で、経常黒字が続いている」ので、格付けは安定的としました。

日本政府が、財政再建と経済成長に向けた施策を実行できれば、格上げを検討するということです。
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記事をよく読んでみると、日本の国債は、「AA」と「AA-」を行ったり来たりしているというふうに読めます。

「スタンダード・アンド・プアーズ」のホームページに行ってみました。
(http://www2.standardandpoors.com/portal/site/sp/jp/jp/page.home/home/0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0.html参照)

自社のことは

スタンダード&プアーズは世界有数の金融情報・分析サービス会社として、常に中立的な立場で信用格付け、株価指数、リスク評価など付加価値の高いサービスを提供しています

と紹介されていてます。

実際、国や企業に投資するとき、トリプルA(AAA)であるかどうかは、チェックしています。

「最新リリース一覧」に、「日本のソブリン格付けを※「AA-」に格下げ、アウトルックは「安定的」」という記事がありました。
(http://www2.standardandpoors.com/portal/site/sp/jp/jp/page.article/1,0,0,0,1204864374577.html参照)

日本の民主党政権下での、投資先として日本が信用に値するか否かを、詳しく解説されています。

「日本の政府債務比率がさらに悪化するとのS&Pの見方を反映している。日本の債務比率は既に格付け先ソブリンの中で最も高いレンジにあるが、さらに、S&Pが世界的な景気後退以前に予想していた水準を上回る水準まで上昇し、2020年代半ばまで下降に転じないとみている」

日本の借金がひどすぎて、企業などの実力は立派なのに、評価を下げざるを得ない。
借金(国債など)を減らす努力も、全く十分ではない  という趣旨に読めました。


それで思い出すのが、昨日の朝日新聞夕刊1面にあった「谷垣氏ひたすら「解散を」 首相や呼びかけ「協議」を」という記事です。

通常国会の代表質問で、自民党の谷垣総裁は、解散せよとそれを何回も主張したのだそうです。

個人的な考えですが、谷垣さんはとても真面目な方なのだと思います。
そのため、真面目な人が考える「野党らしい行動」をとっていらっしゃるように見えます。

与党の揚げ足を取ったり、否定ばかりしているのではなく、今の世の中を解説し、私ならこうすると言われてはどうでしょう。

自民党では、石破茂さんが年末年始のテレビによく出演されていました。

与野党の議員、タレント、お笑い芸人、経済評論家を相手に、国防、経済などの話を、おだやかにしかしとても分かりやすく解説され、存在感がありました。

池上彰さんが人気なのとも共通点があります。

今の人が欲しいと思っているのは、解説と展望です。

混沌と感じる世の中を、分かりやすく解説し、「なるほど、そうなのか」と納得すれば、人はついていきます。

反対、反対ととなえるだけでは説得はできません。

解説し、自らの展望を示すことができる姿勢を、希望します。


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