ある40代女性の生活

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ヴォーゲル夫妻: 庶民が現代美術4000点を50年購入し寄付

2010年09月16日 09時13分53秒 | 新聞
昨日の朝日新聞夕刊に、「映画「ハーブ&ドロシー」 アートと暮らす質素な夫婦 給料で美術収集4千点」という記事がありました。

アメリカの質素な生活をする夫婦が、お給料から現代美術を、50年間で4,000点以上買い集め、そのレベルが高く、ナショナルギャラリーに寄贈し、その様子を日本人女性監督がドキュメント映画にしたのだそうです。

ハーブ(夫)&ドロシー(妻)のヴォーゲル夫妻は、1960年代に結婚しました。

2人は、美術が好きな、郵便局員と図書館員の小柄な夫婦です。
妻ドロシーさんのお給料で生活するようにし、夫ハーブさんのお給料で現代美術の作品を買おうということになりました。

まだ評価が定まらないニミマルアートやコンセプチュアルアートなら買えると、この分野を中心に購入していきました。

毎日、多くの個展に足を運び、アーティストのスタジオを訪れました。

コレクション自体が一つの作品であるかのように、2人は狭いアパートに集めた4千数百点のアートを売ったことがありません。

アートバブルも暴落も無縁で過ごしました。

ハーブさんは88歳、ドロシーさんは75歳になりました。

多くの美術館からコレクション譲渡の申込みがありました。
その中から、ナショナルギャラリーに、2人は自分たちのコレクションを寄贈することに決めました。

ナショナルギャラリーは、「緊急時に2人が作品を売らなくてもいいように」と、謝礼を支払いました。
2人は、そのお金でも、新たな作品を購入したのだそうです。

佐々木芽生(めぐみ)さんは、テレビ番組の制作で、2002年にこの夫婦のことを知ります。

展覧会のオープニングなどで、地味な身なりの2人に、アーティストたちが次々に挨拶に来る様子に感銘を受けました。

「現代のおとき話のような感動がありました。いつかこの話を紹介したいと思いました」

映画「ハーブ&ドロシー」は、佐々木さんの初監督作品です。
2人には、それまでに有名な監督が何人も訪れていました。

「2人はいちども撮影依頼を断ってないそうです。でも『お金ができたらまた来る』と言って、戻った人がいなかった。私はまったくの素人だから、お金を作ってから撮るという発想がなかっただけです」

映画製作の途中で、ハーブさんの健康状態が悪化し、助成金や個人の寄付で足りない制作費は、佐々木さんの自宅を抵当に入れて借金をし、4年で完成させました。

アメリカの6つの映画祭で、賞を取りました。

映画は、日本では、10月に横浜美術館など首都圏各地で監督のトークと上映会が開催され、11月に「シアターフォーラム」(東京都渋谷区)で公開されるということです。
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そんな夫婦がいらっしゃるのかと驚きました。

ご夫婦の写真があり、ニューヨークの庶民向けアパートと思われる室内の壁に、現代美術の絵が隙間なく飾られています。

白髪でおだやかな表情のドロシーさんが、ボーダーのセーターを着たハーブさんの手を握っていました。


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携帯ウォシュレット: 空港チェックで不審物に 特派員さん

2010年09月16日 07時23分10秒 | 新聞
昨日の朝日新聞に、「特派員メモ ペンシルバニア州 お尻の快適 押収!?」という記事がありました。

特派員の方が、担当地や出張での興味深い話を紹介されるコーナーです。

アメリカへの特派員さんは、携帯ウォシュレットが空港のセキュリティーチェックで見つかり、「これは何?」と聞かれて説明に苦労したのだそうです。

特派員さんは、アメリカ勤務になって一番困ったのはトイレのことでした。

アメリカには、ウォシュレット式の便座がないのだそうです。

しかたがないので、携帯ウォシュレットを購入し、代用していました。
手の平大の容器に水を入れ、ノズルの先から水をほとばしらせて使います。

乾電池式のせいか、噴水がシュワシュワ頼りない感じですが、気に入って愛用していました。

先日、出張に持って行こうと、かばんの底に入れ、飛行機に乗ろうとしたところ、金属探知ゲートでひっかかってしまいまったそうです。

携帯ウォシュレットのシルエットが筒状だったのが、不審物に見えたようです。

係官が荷物の奥から探し出し、尋問が始まりました。

係官 「これは何だ」
特派員さん 「トイレで使う道具です」
係官 「トイレでどう使う」
特派員さん 「下半身の洗浄などに」
係官 「この道具は見たことがない。どんな風に使うのか」

9.11テロの直後に、アメリカの飛行場で新品の栓抜きを押収されたことを思い出しましたが、人前で洗浄の姿勢は取れなかったそうです。

特派員さん 「要は、臀部を洗う衛生マシンです。紙よりも清潔です」

手に持ってためつすがめつ調べていた係官の動きが止まり、
「ん? じゃ結構です」

押収は免れたものの、小さい飛行場で、特派員さんの係官との会話は待合室にいた乗客全員に聞かれていました。

周囲の視線を痛いほど浴びたということです。
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これから飛行機に乗るところだったでしょうから、飛行機に乗っている間中、へんな人と思われていたのだろうかと、特派員さんを気の毒に思いました。

外国人は、日本に来るとウォシュレット機能便座に驚き、芸能人には自宅用に買って帰る人もいるとテレビで言っていました。

外国への輸出の依頼は、TOTOなどに来ているのだろうかと思いました。


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