昨日の朝日新聞夕刊に、「私の収穫 オックスフォード大学教授 苅谷剛彦 2 ワールドクラス」という記事がありました。
各界の方に、仕事や活動を通じて得た収穫を話してもらうコーナーです。
オックスフォード大学教授の苅谷剛彦さんは、1通のメールでオックスフォードの教師に応募し、そこには、紛争、貧困、国家建設など解決しようと世界中から優秀な学生が集まっていたのだそうです。
苅谷さんは、日本の大学で教えているとき、イギリスの知人から「オックスフォードで、ワールドクラスの学生を指導してみないか」とメールをもらいます。
新説ポストへの応募書類を送ると、「最終選考に残った。模擬授業を見たうえで面接をするので渡英するように」と連絡が来ます。
大学に有給休暇を申し出、イギリスに向かいます。
最終選考に残ったのは5人で、イギリス、インド、ロシアからの候補者もいました。
模擬授業は、20分間です。
公開制で、選考委員会のメンバーのほかに、学生や他の教員も集まっていました。
苅谷さんは、英語が母国語ではないので、話中心の講義形式より、日本の大学でいつもやっているように、選考委員の教授も学生に見立てて学生たちを巻き込んで論議するスタイルの授業にしてみたそうです。
面接も何とかこなし、日本へ帰国します。
間もなく、最初にメールをくれた知人から「10月から一緒にやっていこう」と連絡が入り、採用になりました。
着任してみると、オックスフォードの社会学系大学院には、戦争や紛争、貧困、国家建設などの問題を解決しようと、学問をめざして世界中から優秀な学生が集まっていました。
「ワールドクラスの学生」とは、そういう意味だったのだと納得したということです。
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苅谷さんは、東京大学からオックスフォードに移られたようです。
オックスフォード大学の教授の選考過程は、公開授業まであるかと驚きました。
各界の方に、仕事や活動を通じて得た収穫を話してもらうコーナーです。
オックスフォード大学教授の苅谷剛彦さんは、1通のメールでオックスフォードの教師に応募し、そこには、紛争、貧困、国家建設など解決しようと世界中から優秀な学生が集まっていたのだそうです。
苅谷さんは、日本の大学で教えているとき、イギリスの知人から「オックスフォードで、ワールドクラスの学生を指導してみないか」とメールをもらいます。
新説ポストへの応募書類を送ると、「最終選考に残った。模擬授業を見たうえで面接をするので渡英するように」と連絡が来ます。
大学に有給休暇を申し出、イギリスに向かいます。
最終選考に残ったのは5人で、イギリス、インド、ロシアからの候補者もいました。
模擬授業は、20分間です。
公開制で、選考委員会のメンバーのほかに、学生や他の教員も集まっていました。
苅谷さんは、英語が母国語ではないので、話中心の講義形式より、日本の大学でいつもやっているように、選考委員の教授も学生に見立てて学生たちを巻き込んで論議するスタイルの授業にしてみたそうです。
面接も何とかこなし、日本へ帰国します。
間もなく、最初にメールをくれた知人から「10月から一緒にやっていこう」と連絡が入り、採用になりました。
着任してみると、オックスフォードの社会学系大学院には、戦争や紛争、貧困、国家建設などの問題を解決しようと、学問をめざして世界中から優秀な学生が集まっていました。
「ワールドクラスの学生」とは、そういう意味だったのだと納得したということです。
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苅谷さんは、東京大学からオックスフォードに移られたようです。
オックスフォード大学の教授の選考過程は、公開授業まであるかと驚きました。