昨日の朝日新聞夕刊に、「私の収穫 4 オックスフォード大学教授 苅谷剛彦 鎖国」という記事がありました。
仕事や活動を通じて収穫したことを、語ってもらうコーナーです。
オックスフォード大学教授の苅谷剛彦さんは、入学者選抜に関わった際に、世界中から優秀な人物が問題を解決したいと集まり、中国や韓国からも多い中、日本からの志願者は1人だったのだそうです。
苅谷さんは、オックスフォード大学に着任して2年目となり、今年は、学科の大学院の入学者選抜に関わりました。
200件近くの応募があり、苅谷さんたちは、志願者の研究計画、志願理由、成績、推薦状などを審査し、学生を選んでいきます。
志願者は、自分がどうしてオックスフォードで学びたいか、問題意識と志望動機で、切々と語っているそうです。
中央アジアの新興国からの学生は、自分が自国の発展のために何ができるかを問うています。
中東からの学生は、戦火が止まない自国の状況から、宗教的・民族的な対立の根源を知りたいと述べています。
中国、インドといった経済成長著しい大国からの学生は、急速な変化がもたらす社会の矛盾について考えたいと書いてきます。
欧米のトップクラスの大学の学生は、世界的に有名な教授の推薦状を添えて、そのまま一流の学術誌に掲載してもおかしくないレベルの論文を提出してきます。
こういう「世界の問題」の縮図が、この大学の研究・教育の素地、資源となっていて、「世界の問題」について直接議論する機会が、学生にも教員にも与えられているのです。
苅谷さんの学科でも、中国からの志願者が目立ち、韓国からも少なくありません。
日本からの出願は1件で、「鎖国」という言葉が頭をよぎったということです。
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今、日本は変わりつつあるのでしょうか。
少なくとも企業は、今までのように国内だけを向いていたのでは将来がない、世界に目を向ける必要があると実感し、行動を起こしています。
企業が変われば、若い人も変わるのでしょうか。
ほんの1年くらい前まで、例えば、航空業界ではハブ空港がメインになっている世界状況は知らずに、国内の駆け引きで航空行政は決まっていました。
それが、この1年で、世界の動きに対応したものになってきました。
若者の志向も、内向きから、外向き、世界を視野に入れたものに変わるのでしょうか。
仕事や活動を通じて収穫したことを、語ってもらうコーナーです。
オックスフォード大学教授の苅谷剛彦さんは、入学者選抜に関わった際に、世界中から優秀な人物が問題を解決したいと集まり、中国や韓国からも多い中、日本からの志願者は1人だったのだそうです。
苅谷さんは、オックスフォード大学に着任して2年目となり、今年は、学科の大学院の入学者選抜に関わりました。
200件近くの応募があり、苅谷さんたちは、志願者の研究計画、志願理由、成績、推薦状などを審査し、学生を選んでいきます。
志願者は、自分がどうしてオックスフォードで学びたいか、問題意識と志望動機で、切々と語っているそうです。
中央アジアの新興国からの学生は、自分が自国の発展のために何ができるかを問うています。
中東からの学生は、戦火が止まない自国の状況から、宗教的・民族的な対立の根源を知りたいと述べています。
中国、インドといった経済成長著しい大国からの学生は、急速な変化がもたらす社会の矛盾について考えたいと書いてきます。
欧米のトップクラスの大学の学生は、世界的に有名な教授の推薦状を添えて、そのまま一流の学術誌に掲載してもおかしくないレベルの論文を提出してきます。
こういう「世界の問題」の縮図が、この大学の研究・教育の素地、資源となっていて、「世界の問題」について直接議論する機会が、学生にも教員にも与えられているのです。
苅谷さんの学科でも、中国からの志願者が目立ち、韓国からも少なくありません。
日本からの出願は1件で、「鎖国」という言葉が頭をよぎったということです。
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今、日本は変わりつつあるのでしょうか。
少なくとも企業は、今までのように国内だけを向いていたのでは将来がない、世界に目を向ける必要があると実感し、行動を起こしています。
企業が変われば、若い人も変わるのでしょうか。
ほんの1年くらい前まで、例えば、航空業界ではハブ空港がメインになっている世界状況は知らずに、国内の駆け引きで航空行政は決まっていました。
それが、この1年で、世界の動きに対応したものになってきました。
若者の志向も、内向きから、外向き、世界を視野に入れたものに変わるのでしょうか。