ある40代女性の生活

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韓国のベストセラー: 青少年向けは、10位まで全部が勉強本

2010年09月07日 13時53分20秒 | 新聞
昨日の朝日新聞に、「Bestseller in Seoul ソウルの書店から 親子で疾走する受験狂騒曲」という記事がありました。

世界各国の書店でのベストセラー10位までを紹介するコーナーです。

韓国での青少年向けで売れている本は、10位まで勉強に関するもので、これは韓国の大学進学率が80%にもなることが影響しているのだそうです。

ソウル在住で、ライター兼出版営業をしていらっしゃる戸田郁子さんからの報告です。

韓国では、大学への進学率が80%を超え(日本は50%前後)、教育熱はかなりのものです。
高校3年生は、11月に行われる「大学修学能力試験」のため、猛勉強するのだそうです。

教育熱心を反映して、青少年向けの人気本は、日本とはかなり違ったラインナップになっています。

8月第1週(7月26日~8月1日)に、ネット書店「アラジン」で売れた本で、青少年向けは、

1位 チャン・ジェファ『朴氏伝―あなたのような男たちは、少しも羨ましくありませぬ』

大学入試の記述試験で、古典への関心が高まり、中高向けの古典シリーズが人気です。
朝鮮時代に書かれた小説で、漢文で書かれたため、青少年向けに現代語に翻訳されています。

不細工な仙人の娘が、夫を科挙に合格させ、家を栄えさせ、国も助ける話だそうです。

2位 シン・ウンジン『馬鹿のように勉強し、天才のように夢を見ろ』

国連事務総長の潘基文さんの偉人伝。
田舎の少年が、外交官を夢見て、それを実現していく伝記です。

潘さんは、グローバル時代の韓国の若者の憧れの対象で、ロングセラーになっています。

3位 ジャン・ジグラー『なぜ世界の半分は飢えているのか』

国連人権委員会食糧担当特別報告官が、幼い息子に語りかける形式で書かれています。
世界の飢餓の状況を説明しています。

4位 パク・チョルボム『パク・チョルボムの1日勉強法』

昨年『1日でも勉強だけすることができれば』がベストセラーになった著者の本です。
1980年生まれの受験の達人が自らの方法を、具体的に明かにしています。

両親の離婚、生活保護、祖母に育てられ、転校を14回繰り返し、成績はビリでした。
「このままではいけない」と奮起し、最高学府のソウル大学に入学、その後、人権弁護士に。

5位 アン・ソヨン『本だけ読む馬鹿』

朝鮮時代の小説。
特権階級の庶子(非嫡子)として生まれ、貧しい生活ながら、『漢書』『論語』『孟子』に囲まれて過ごした青年の話。

身分制度で一生、出世は望めず、中国という大国の隣で縮こまっている祖国を憂う。
中学校の読書感想文の課題図書。

6位 パク・ヨンホ『国語教科書の作品を読む』

韓国では、教科書が今年から国定から検定に変わりました。
23種の国語教科書が刊行されました。

親たちは、学校でもらう教科書の勉強だけでは間に合わないと、あせりました。
その要望に答え、すべての教科書に掲載された詩、小説、随筆の分野別に全作品を網羅したもの。

7位 池田晶子『14歳からの哲学』

日本の哲学者、池田晶子さんの青少年向け哲学書。
2006年に翻訳されて以来、中学校の読書感想文向けに必読の書になっています。

8位 リベル文学必読書シリーズ

国語学習用に、韓国の小説、古典、随筆、世界小説など135編を全文で収録。

9位 ハン・サンヒ『痛快修能』

子どもを一流大学に合格させるためのノウハウ本。
有名学習塾の学長を歴任し、「合格の神様」と言われる人が著者。

「入試とは母と子が共に疾走するレースだ。母親の競争力が子どもの競争力であり、賢い母が子どもの人生を変えることができる」

10位 チョン・ジェスン『科学コンサート』

著者は、幼い頃から物理学者になろうと努力してきた人。
経済、社会、文化、音楽、美術、交通、歴史など、すべてが科学と関係があると、科学への興味を喚起する。
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韓国の青少年は、勉強しているのですね。

日本も、以前は受験勉強が盛んでした。
その後、終身雇用からリストラありになり、いい大学を出ても幸せになるとは限らないという風潮になりました。

ゆとり教育なども採用され、他の国々に次々に追い抜かれています。

学力も、大切な国力の一部だと思います。


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石川「加賀屋」: 台湾へ進出 日本の老舗温泉旅館が人気↑

2010年09月07日 10時20分57秒 | 新聞
昨日の朝日新聞夕刊に、「石川「加賀屋」台湾に登場 「温泉旅館」輸出 配ぜん、お酌・・・老舗のもてなし 注目」という記事がありました。

「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」で30年連続1位の「加賀屋」が、台湾からの来客が多数で、リピーターも多いため、台湾に進出し、12月にオープンするのだそうです。

加賀屋は、「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」(旅行新聞新社主催)で、30年間連続1位を誇る老舗の温泉旅館です。
客室係のきめ細かい「おもてなし」はすばらしいと有名です。

加賀屋には、台湾人観光客が年に8千~1万人が訪れ、富裕層を中心に人気で、リピーターも多いのが特徴です。

この度、加賀屋は、台湾に進出し、12月にオープンすることになりました。

地元の不動産開発会社「日勝生活科技」との合弁会社で経営し、「日勝生加賀屋」の名称となります。

台北から車で30分の北投温泉に、地上14階地下4階、90室の旅館で、建設費用は約60億円です。

料金は、1部屋を2人で利用した場合、1人あたり3万2千円からの予定です。
お客さんの比率は、台湾7、日本2、東南アジア1を想定しています。

食事は、本家の加賀屋とほぼ同じ会席料理で、前菜、お造り、焼き物、煮物、蒸し物など12~13品が出ます。

温泉は、源泉かけ流しの和風大浴場、家族風呂があり、客室は80%以上が畳の和室です。

接客も、70~80人が着物姿で接客し、接客係の台湾人女性は、1月から日本の加賀屋でもてなしのノウハウを学びました。

「正坐に苦労しているようですね」(加賀屋の鳥本政雄専務)

実際に研修を受けた台湾人女性(26歳)は、
「台湾と日本のサービス内容は、ほぼ同じです。でも、台湾はお客様から要望があってからサービスするのに対し、日本ではお客様から言われる前にサービスすることが大きな違いです」と話します。

日本の温泉旅館の経営ノウハウは、外国から注目されていて、昨年開催された「国際温泉会議」には、海外から多くの参加者がありました。

最も多かったのは、ロシアで、カムチャッカ半島の温泉地を生かそうと、草津温泉なども見学して帰りました。

加賀屋の島本専務は、「今回のオープンは、日本の温泉旅館文化の『輸出』です。成功させて、ほかの地域や国に広げたい」ということです。
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温泉旅館を1つ作るのに、60億円かかるのですね。

1人3万2千円からの料金は、日本でも高めの料金設定でしょう。

そこに、これだけ多数のリピーターがあるということは、富裕層の需要が高そうです。
中国からの台湾加賀屋への来客は、難しいのでしょうか。


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