『プラナリア』の山本文緒さん： 自炊の理由

昨日の朝日新聞土曜版beに、「作家の口福　山本文緒　自炊の理由　外食までの高いハードル」という記事がありました。

作家の方に、食べ物に関するエピソードを語ってもらうコーナーです。

『プラナリア』で直木賞を受賞された山本文緒さんは、３食自炊です。
それが、必ずしも健康に気をつけているからという理由からではないのだそうです。

原稿を書くスピードが極端に遅いため、大して原稿がはかどらないうちにお腹が空いてしまいます。

原稿用紙３枚のエッセイも、他の作家さんだと１日あれば楽勝のところを、山本さんは１週間みておく必要があるのだそうです。

アイデアをぼんやり考えておいて、実際に書き始めて、書き終わるまで、そのくらいかかるからです。

朝ご飯から昼ご飯の間に、ひと仕事終わらない。
外に食べに行くには、知り合いにばったり会ってもいいくらいの格好をしないといけない→着替えるよりは、簡単に作って食べたほうが早い、ということになります。

一時期、朝起きたらお化粧をして、駅近くのランチのお店くらいまでは出かけられるような格好をするよう、努力したことがあったそうです。

しかし、出掛けたら出掛けたで嬉しくて、本屋やコンビニでみっちり立ち読みをしてしまった、ということです。
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上手だなと思いました。
「３食自炊です。健康に気をつけているからです」だと、「あ、そう」になりそうなところを、実は仕事が遅くて・・・と続けられるところが、お笑いの方の話のようで、思わず引き込まれて読んでしまいました。

日本人： 朝６時３９分起床、夜１１時１６分就寝

昨日の朝日新聞土曜版beに、「あっと！＠データ　寝るのは午後１１時１６分？」という記事がありました。

興味深いデータを紹介してくれるコーナーです。

総務省の「社会生活基本調査」（２００６年）は、全国８万世帯に住む１０歳以上の人に時間の使い方を答えてもらったものです。

その平均は、
　　　６時３９分　　起床
　　　７時１２分　　朝食開始
　　　８時２８分　　出勤
　　１８時５８分　　帰宅
　　１９時０９分　　夕食開始
　　２３時１６分　　就寝

「２０代前半は、起きるのも寝るのも遅い」
「朝食は男性が早く、夕食は女性が早い時間帯に食べている」という傾向があるそうです。

また、土曜日になると、起床が２８分、朝食開始が２１分、平日より遅くなるということです。
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全体の平均ですから、このパターンの人が最も多いかは別なのでしょうが、おもしろいと思いました。

土日は、平日より３０分以上ゆっくり過ごしているので、土日も平日と同じように働いていらっしゃる方も多いから、２８分という平均になったのだろかと考えました。