ルーツな日記

ルーツっぽい音楽をルーズに語るブログ。
現在、 フジロック ブログ と化しています。

ビヨンセ

2006-09-01 23:47:57 | R&B、HIPHOP
BEYONCE / B'DAY

ビヨンセの新譜「B'DAY」、買いました!
最高です! 期待を裏切らない快作です。

ビヨンセがロドニー・ジャーキンス、ネプチューンズ、スウィツ・ビーツ、
リッチ・ハリソン等、強力な布陣と共同プロデュースし、さらに作曲、アレンジも手がけ、
おまけに全曲書き下ろしによる、悪かろうはずが無いアルバムです。

確かに、曲もアレンジも良いです。リズム・トラックも弾力が有り超カッコ良いです。
でも私が一番興奮したのは、ビヨンセの歌そのものです。

私は今まで、ライブでのビヨンセの歌には心底シビレていましたが、
スタジオ作での歌はクールに仕上げられ過ぎてると言うか、生っぽさに欠けるな、
というイメージを少なからず持っていました。

でも今作は歌が生きています! スタジオ作ならではの繊細さと、生々しい豪快さが
見事に同居した素晴らしい歌です。それは抜群のキレとバネに富み、時にアグレッシヴに
時にメロウに響いてきます。もちろんアッパーな曲が多く、聴かせるタイプの曲は
少ないですが、それでもビヨンセの「気持ち」のようなものが伝わってくる気がします。


実は私は、そもそもなぜビヨンセはこのタイミングでソロ・アルバムを発表するのか
不思議に思っていました。

デスチャ解散後、初のソロ・アルバムです。これからソロ・アーティストとして
活動して行く上での門出となる大事なアルバムです。
それを映画撮影に忙しく、さらに周りの関心もその映画に集まり、
まったくソロを出すとは思えなかった時に、突然リリースを発表し、
このように本当に出してしまったのです。

しかもたったの3週間で完成させてしまったなんて話も有ります。
正直もっとじっくり作れば良いのにと…。

しかし届けられたアルバムは圧倒的に生命力と躍動感に溢れていました。
これが今のビヨンセだと、新鮮なビヨンセだと言わんばかりの音です。

それを聴いて私は思いました。つまりこれは作ろうと思って作った音楽では無く、
出来るべくして出来た、生まれるべくして生まれた音楽なのだと。

抑えられない衝動をパッケージにしたような、そんなビヨンセの本能のようなものすら
感じられる、エネルギッシュなアルバムなのです。

最近は女優業に忙しいとばかり思っていましたが、やっぱりビヨンセはアーティストでした!
そして最高のシンガーでした!万歳!

でも何だかんだ言って、映画「ドリームガールズ」も楽しみだったりするんですけどね。


ちなみに個人的には「DEJA VU」「GET ME BODIED」「KITTY KAT」「GREEN LIGHT」
「RESENTMENT」「LISTEN」あたりがお気に入りです。

ジャケット写真も好きです。ワニとのスリー・ショットも。




~関連過去ブログ~ お茶のお供にどうぞ。

 06. 8.24 当選!(「HAPPY B'DAY PARTY」) 
 06. 8.21 ビヨンセ 





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