サマーソニックを振り返る企画、今回が最終回。3日目となる最終日の日曜、私が見たのはこんな感じ。
CASH CASH(MARINE)
MAHALIA(MOUNTAIN)(序盤間に合わず)
THE REGRETTES(RAINBOW)
PREP(BEACH)(後半)
LOLO ZOUAï(Billboard)(後半)
TOPAZ JONES(Billboard)(序盤数曲)
BROCKHAMPTON(MOUNTAIN)(後半)
CHVRCHES(MOUNTAIN)
FKJ(BEACH)(序盤間に合わず)
THE CHAINSMOKERS(MARINE)(終盤数曲)
この日は、チェインスモーカーズ、ゼッド、ディスクロージャーなど、ダンス系アクトが充実した1日。とは言え、私はそのほとんどを観ない予定なので、せめてオープニングぐらいはと、EDMのCASH CASHからスタート!マリンの爆音で聴くバキバキのダンスビート。暑かったけど、踊らずにはいられなかったー!途中で抜けてメッセのSHAEDを観に行こうかとも考えていたのですが、楽しすぎて最後まで踊ってしまいました。おかげで楽しみしていたマヘリアにも間に合わないという失態。
という訳で、マウンテンにてマヘリア。UK期待の女性R&Bシンガー。揺れるようなグルーヴに乗って、円やかな歌声を聴かせてくれる。ライミングのようにリズムを捉え、エモーショナルにメロディを歌う。オープニングに間に合わなかったのが残念ではありましたが、それでも堪能させて頂きました。
マヘリアの後、田中ヤスタカ/きゃりーぱみゅぱみゅを観にレインボー・ステージに行ったのですが、入場規制で入れませんでした。その辺りは人で溢れかえっていましたね。幕の隙間から少しステージが見えるのですが、その隙間を頼りに人の群れが半端無くて、しかも盛り上がってる!! 私も隙間からチラチラときゃりーぱみゅぱみゅを観ましたけど、田中ヤスタカのエグいダンスビートにきゃりーの天然系の歌声は、なかなか良いもんでした。
きゃりーの後は同じレインボーでレトロなガレージ・ロックを鳴らすザ・リグレッツ。ドラマーは男子ですが、フロントの3人は女子なので、ほぼガールズ・バンドな佇まい。ガールズならではのポップさと、パンチの効いた楽曲が魅力的でした。
そして今年初のビーチ・ステージへ。初日は入れませんでしたからね。やっぱり海辺は暑かった。ここで観たのはプレップ。スタイリッシュなシティッポップを鳴らすロンドン発のグループ。ヴォーカリストさんの、まったりとしたしなやかな歌声が良かった!また、アーバン・メロウな、洗練されたグルーヴが格好いい。彼らのサウンドは、シティポップだったりアーバンソウルだったりする訳ですけど、海辺の潮風が妙に似合うサウンドだったりもして、気持ちよかった〜。
やっぱりビーチは良いですね、かき氷も美味しかった!
さて、ビルボードでチャーミングなロロ・ゾウアイ、続いて新星ラッパー、トーパス・ジョーンズ。ロロ・ゾウアイはまだ23歳ということで、とにかくキュートでしたね。可愛かった! そしてトーパス・ジョーンズ。女性DJの低音の効いたトラックをバックに、黒人ならではのバネを感じさせるラップでグイグイ攻めてくる。スタジオ録音作ではネオ・ソウルっぽい抑制された雰囲気も醸していましたが、ライヴでは溌剌とした勢いをストレートに感じさせてくれました。ファンキーな「Toothache」も格好良かった!
ですが、このトーパス・ジョーンズとブロックハンプトンが被ってた。数少ないヒップホップ系を敢えて被らせるサマソニの真意が分からない。でも被っているもんはしょうがない。泣く泣くトーパス・ジョーンズを離脱し、メッセのマウンテンへ。
今回のサマソニで、"今、観なければいけないアーティスト" の最右翼が、LAが産んだヒップホップ集団、ブロックハンプトンでしょう。大注目の初来日。中央に階段、両脇に巨大な両手というセット、宇宙服のようなギラギラの銀色スーツに身を包んだメンバー達。黒人、白人、入り乱れての、まるでエネルギーが爆発したかのような扇動的なラップ。やたらバウンスするトラック。モッシュする観客。なんか、新しい時代を感じさせられましたね。私は正直、もう少しソウル、ジャズに寄ったヒップホップの方が好みなのですが、流石にライヴで観ると、格好良かった!
そのままマウンテンに残ってのチャーチズ。エレクトロ・ポップですけど、私、結構好きなんです。実はこの時間帯、ビルボードではもっと好きなネナ・チェリーがやってたんですけど、ネナは単独を観ることにして、この日はじっくりチャーチズを堪能。最前列は無理でしたが、前から2列目という好位置をキープ。
ローレン・メイベリーの歌声がもつ圧倒的な高揚感は、それだけで至高ですね。凛とした姿も美しかった。バックの分厚いエレクトロニック・サウンドも含めて、チャーチズの音を浴びるような陶酔感。大好きな「Clearest Blue」で踊りまくり!最高でした!
そしてこの日のラストは、ビーチでFKJです。フランス・パリ在住のプロデューサー/マルチ・インストゥルメンタリスト。彼が私にとってのこの日のメイン。ですがチャーチズを最後まで観てしまったので、序盤には間に合わず、私がビーチに辿り着いた頃には、ちょうど「Unchained」でキーボードをウニョウニョやっている時でした。思いのほかファンキー!! 「Losing My Way」、「Go Back Home」、「Tadow 」など、彼は自分の周りに、鍵盤、ギター、ベース、サックス等、数々の楽器を並べ、それを取っ替え引っ替え弾いてはループを繰り返し、たった一人で極上空間を作り出す。驚かされるのが、そのどの楽器を弾いてもめちゃくちゃ上手い。しかもその上手さで圧倒しつつ、それらをソウルフルな心地よいグルーヴへ集約させていく、そんなプロデュース力に舌を巻く。ライヴ感に圧倒されつつ、甘味なグルーヴに包まれる。いやこれ、ビーチで聴けて最高でしたよ! 中でも特に印象深かったのは、スローナンバー「Vibin’ Out with (((O)))」ですね。FKJの曲の中でも私が最も好きな曲。でも(((O)))の歌声あってのこの曲なので、ライヴではやらないかも?と思っていましたが、もちろん(((O)))はその場に来ないものの、FKJの弾く鍵盤に、彼女の歌声と映像がリンクする。これが、めちゃくちゃロマンチックで、うっとりしましたね。この夏、もっともメロウな瞬間でした。あと、最後に"new song"と言って始めた曲が、めちゃくちゃファンキーで格好良かった。FKJの弾くキーボードやベースは強力!!

さて、FKJの後は、マリンのヘッドライナー、チェインスモーカーズに滑り込み、ラスト数曲を破格なスケールのEDMで締めました。それにしても、チェインスモーカーズはパンパンでしたね。私はグラウンドに行ったのですが、普段なら「立ち止まらないでください!」と言われる通路まで、人、人、人でごった返していました。そんなパンパンな人達が、一体となって盛り上がる様には流石に圧倒されましたし、感動的ですらありましたね。やっぱソールドアウトって大事だな、って思いました。そして最後は花火がドッカーン!!
サマソニらしいエンディングを満喫いたしました。
この日のベストアクトは、チャーチズも良かったですが、やっぱりFKJですね。
美味しかったご飯は、チェインスモーカーズの後、最後に食べたPIZZA BAKKAのマルゲリータ。
最終日も充実でした〜!!
という訳で、当ブログのサマソニを振り返る企画もこれにて終了です。
今年のサマソニも楽しかった!土曜日に行けなかったのは残念でしたが、それでも悔いは残らないぐらい、楽しみました。
金曜、日曜、合わせてのベストアクトは、THE 1975 です。
では、また来年!! あ、来年は無いんだ…。
宜しければ、こちらもどうぞ↓
サマソニ雑感
サマソニ初日を振り返る
CASH CASH(MARINE)
MAHALIA(MOUNTAIN)(序盤間に合わず)
THE REGRETTES(RAINBOW)
PREP(BEACH)(後半)
LOLO ZOUAï(Billboard)(後半)
TOPAZ JONES(Billboard)(序盤数曲)
BROCKHAMPTON(MOUNTAIN)(後半)
CHVRCHES(MOUNTAIN)
FKJ(BEACH)(序盤間に合わず)
THE CHAINSMOKERS(MARINE)(終盤数曲)
この日は、チェインスモーカーズ、ゼッド、ディスクロージャーなど、ダンス系アクトが充実した1日。とは言え、私はそのほとんどを観ない予定なので、せめてオープニングぐらいはと、EDMのCASH CASHからスタート!マリンの爆音で聴くバキバキのダンスビート。暑かったけど、踊らずにはいられなかったー!途中で抜けてメッセのSHAEDを観に行こうかとも考えていたのですが、楽しすぎて最後まで踊ってしまいました。おかげで楽しみしていたマヘリアにも間に合わないという失態。
という訳で、マウンテンにてマヘリア。UK期待の女性R&Bシンガー。揺れるようなグルーヴに乗って、円やかな歌声を聴かせてくれる。ライミングのようにリズムを捉え、エモーショナルにメロディを歌う。オープニングに間に合わなかったのが残念ではありましたが、それでも堪能させて頂きました。
マヘリアの後、田中ヤスタカ/きゃりーぱみゅぱみゅを観にレインボー・ステージに行ったのですが、入場規制で入れませんでした。その辺りは人で溢れかえっていましたね。幕の隙間から少しステージが見えるのですが、その隙間を頼りに人の群れが半端無くて、しかも盛り上がってる!! 私も隙間からチラチラときゃりーぱみゅぱみゅを観ましたけど、田中ヤスタカのエグいダンスビートにきゃりーの天然系の歌声は、なかなか良いもんでした。
きゃりーの後は同じレインボーでレトロなガレージ・ロックを鳴らすザ・リグレッツ。ドラマーは男子ですが、フロントの3人は女子なので、ほぼガールズ・バンドな佇まい。ガールズならではのポップさと、パンチの効いた楽曲が魅力的でした。
そして今年初のビーチ・ステージへ。初日は入れませんでしたからね。やっぱり海辺は暑かった。ここで観たのはプレップ。スタイリッシュなシティッポップを鳴らすロンドン発のグループ。ヴォーカリストさんの、まったりとしたしなやかな歌声が良かった!また、アーバン・メロウな、洗練されたグルーヴが格好いい。彼らのサウンドは、シティポップだったりアーバンソウルだったりする訳ですけど、海辺の潮風が妙に似合うサウンドだったりもして、気持ちよかった〜。
やっぱりビーチは良いですね、かき氷も美味しかった!
さて、ビルボードでチャーミングなロロ・ゾウアイ、続いて新星ラッパー、トーパス・ジョーンズ。ロロ・ゾウアイはまだ23歳ということで、とにかくキュートでしたね。可愛かった! そしてトーパス・ジョーンズ。女性DJの低音の効いたトラックをバックに、黒人ならではのバネを感じさせるラップでグイグイ攻めてくる。スタジオ録音作ではネオ・ソウルっぽい抑制された雰囲気も醸していましたが、ライヴでは溌剌とした勢いをストレートに感じさせてくれました。ファンキーな「Toothache」も格好良かった!
ですが、このトーパス・ジョーンズとブロックハンプトンが被ってた。数少ないヒップホップ系を敢えて被らせるサマソニの真意が分からない。でも被っているもんはしょうがない。泣く泣くトーパス・ジョーンズを離脱し、メッセのマウンテンへ。
今回のサマソニで、"今、観なければいけないアーティスト" の最右翼が、LAが産んだヒップホップ集団、ブロックハンプトンでしょう。大注目の初来日。中央に階段、両脇に巨大な両手というセット、宇宙服のようなギラギラの銀色スーツに身を包んだメンバー達。黒人、白人、入り乱れての、まるでエネルギーが爆発したかのような扇動的なラップ。やたらバウンスするトラック。モッシュする観客。なんか、新しい時代を感じさせられましたね。私は正直、もう少しソウル、ジャズに寄ったヒップホップの方が好みなのですが、流石にライヴで観ると、格好良かった!
そのままマウンテンに残ってのチャーチズ。エレクトロ・ポップですけど、私、結構好きなんです。実はこの時間帯、ビルボードではもっと好きなネナ・チェリーがやってたんですけど、ネナは単独を観ることにして、この日はじっくりチャーチズを堪能。最前列は無理でしたが、前から2列目という好位置をキープ。
ローレン・メイベリーの歌声がもつ圧倒的な高揚感は、それだけで至高ですね。凛とした姿も美しかった。バックの分厚いエレクトロニック・サウンドも含めて、チャーチズの音を浴びるような陶酔感。大好きな「Clearest Blue」で踊りまくり!最高でした!
そしてこの日のラストは、ビーチでFKJです。フランス・パリ在住のプロデューサー/マルチ・インストゥルメンタリスト。彼が私にとってのこの日のメイン。ですがチャーチズを最後まで観てしまったので、序盤には間に合わず、私がビーチに辿り着いた頃には、ちょうど「Unchained」でキーボードをウニョウニョやっている時でした。思いのほかファンキー!! 「Losing My Way」、「Go Back Home」、「Tadow 」など、彼は自分の周りに、鍵盤、ギター、ベース、サックス等、数々の楽器を並べ、それを取っ替え引っ替え弾いてはループを繰り返し、たった一人で極上空間を作り出す。驚かされるのが、そのどの楽器を弾いてもめちゃくちゃ上手い。しかもその上手さで圧倒しつつ、それらをソウルフルな心地よいグルーヴへ集約させていく、そんなプロデュース力に舌を巻く。ライヴ感に圧倒されつつ、甘味なグルーヴに包まれる。いやこれ、ビーチで聴けて最高でしたよ! 中でも特に印象深かったのは、スローナンバー「Vibin’ Out with (((O)))」ですね。FKJの曲の中でも私が最も好きな曲。でも(((O)))の歌声あってのこの曲なので、ライヴではやらないかも?と思っていましたが、もちろん(((O)))はその場に来ないものの、FKJの弾く鍵盤に、彼女の歌声と映像がリンクする。これが、めちゃくちゃロマンチックで、うっとりしましたね。この夏、もっともメロウな瞬間でした。あと、最後に"new song"と言って始めた曲が、めちゃくちゃファンキーで格好良かった。FKJの弾くキーボードやベースは強力!!

さて、FKJの後は、マリンのヘッドライナー、チェインスモーカーズに滑り込み、ラスト数曲を破格なスケールのEDMで締めました。それにしても、チェインスモーカーズはパンパンでしたね。私はグラウンドに行ったのですが、普段なら「立ち止まらないでください!」と言われる通路まで、人、人、人でごった返していました。そんなパンパンな人達が、一体となって盛り上がる様には流石に圧倒されましたし、感動的ですらありましたね。やっぱソールドアウトって大事だな、って思いました。そして最後は花火がドッカーン!!
サマソニらしいエンディングを満喫いたしました。
この日のベストアクトは、チャーチズも良かったですが、やっぱりFKJですね。
美味しかったご飯は、チェインスモーカーズの後、最後に食べたPIZZA BAKKAのマルゲリータ。
最終日も充実でした〜!!
という訳で、当ブログのサマソニを振り返る企画もこれにて終了です。
今年のサマソニも楽しかった!土曜日に行けなかったのは残念でしたが、それでも悔いは残らないぐらい、楽しみました。
金曜、日曜、合わせてのベストアクトは、THE 1975 です。
では、また来年!! あ、来年は無いんだ…。
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