LAVELLE WHITE / INTO THE MYSTIC
「ルーツな日記」的、今年のフジロック最大の目玉「SYL JOHNSON, BOBBY RUSH & LAVELLE WHITE SOUL MUSIC LEGENDS」。そのシル・ジョンソン、ボビー・ラッシュに続いて第３回目はもちろんラヴェル・ホワイト。ですが私、恥ずかしながらこの方のことをフジへの出演がアナウンスされるまでよく存じ上げておりませんでした…。しかしシル・ジョンソン、ボビー・ラッシュと名を並べられる訳ですから、きっと凄いシンガーに違いないと、とりあえずYouTubeで動画を探しその歌声を聴いて、一発でファンになりました！
ラヴェル・ホワイトの経歴などにつきましては、私が知ったかぶりをするのもいかがなものかと思いますので、「ブルース銀座」さんのブログを読んでいただくのが一番良いかと。→http://black.ap.teacup.com/sumori/1539.html
1929年7月3日生まれの現在８５歳だそうですね。テキサスで活動し、５０年代から６０年代にかけてシングルをリリースしていたものの、アルバム・デビューは９４年、６５歳の時だったそう。その間、シカゴでキングストン・マインズのハウスシンガーを務めたりもしていたとか。
そして驚いたのは、数年前から高齢のためツアーに出ることも難しく、貧困のため生活困難になっているという話。そのことにつきましては、ブルース銀座」さんは２０１２年にも「ミス・ラヴェル・ホワイトに救いの手を！」という記事を書いてくださっていて、もちろん私も当時それを読んで、ああ…、こういうシンガーもいらっしゃるんだと、胸を痛めてはいたのです…。
そのラヴェル・ホワイトがフジロックにやってくるんです！！ これは奇跡でしょう！８５歳にして初来日です。確かにマニアックな存在かもしれません。ですが彼女のような知る人ぞ知るソウル・レジェンドとの出会い程ワクワクすることは有りません。ある意味「フジロックで再発見された！」と言っても過言ではない、伝説のステージになるやもしれません。なにせ単独公演は予定されてませんからね。日本でラヴェル・ホワイトの歌が聴けるのはフジロックだけ！
写真のアルバムはラヴェル・ホワイトの０３年作「IN TO THE MYSTIC」。おそらくこれが今のところ一番新しいアルバム。１曲目、南部マナーの「Soul Deep」から彼女の太く存在感溢れる歌声に引き込まれます。オーガニックなグルーヴが心地よいタイトル曲「Into the Mystic」はもちろんヴァン・モリソンの名曲カヴァー。マール・ハガードのカントリー名曲をソウル・バラード的に歌い上げる「Today I Started Loving You」も味わい深いですし、スティーヴァー・ワンダー「Livin' For the City」でのドスの利いた迫力満点の歌声も流石！「At Last」でのブルース・フィーリング、「Oh Happy Day」の弾けるゴスペル・フレイバーなど、どれをとっても豊かな声量が湛えるどっぷりとしたブラック・フィーリングと、南部的な包容力に聴き惚れます。深い年輪から染み出る自身に満ちた歌声、これぞレジェンドの歌唱ですよ！
またラヴェル・ホワイトは過去にボビー・ブランドの「Lead Me On」を書くなど、ソング・ライターとしての実績を残しているだけあって、「Love In Return」、「If (I Could Be With You)」、「Lord I Want to Thank You」、「Movin'」などオリジナル曲も聞き応え十分。アップナンバーの「Computer Blues」も面白い。
いや～、良いアルバムですね。私なんてフジロックが無かったらラヴェル・ホワイトに出会うことも無かったかもしれない訳ですから、本当、フジに感謝です。あとは、生でラヴェル・ホワイトを観るだけ！シル・ジョンソン、ボビー・ラッシュ と共にどんなステージを見せてくれるのか？楽しみです！！
http://www.youtube.com/watch?v=xWGxnXqLoqY
「Into the Mystic」のライヴ映像。いやはや、歌声だけではなくルックス的にも存在感抜群です。
～関連過去ブログ～ お時間有ったらぜひ！
14.07.21 フジロック予習：SOUL MUSIC LEGENDS その２、ボビー・ラッシュ
14.07.20 フジロック予習：SOUL MUSIC LEGENDS その１、シル・ジョンソン
14.07.13 フジロック予習：フィル・レッシュ＆ザ・テラピン・ファミリー・バンド
14.07.06 フジロック予習： ジャングル・バイ・ナイト
14.06.28 フジロック予習：オゾマトリ
14.06.15 フジロック予習：ザ・ヘヴィー
14.06.03 フジロック予習： ザ・ルミニアーズ
14.05.23 フジロック予習： ジョン・バトラー・トリオ
「ルーツな日記」的、今年のフジロック最大の目玉「SYL JOHNSON, BOBBY RUSH & LAVELLE WHITE SOUL MUSIC LEGENDS」。そのシル・ジョンソン、ボビー・ラッシュに続いて第３回目はもちろんラヴェル・ホワイト。ですが私、恥ずかしながらこの方のことをフジへの出演がアナウンスされるまでよく存じ上げておりませんでした…。しかしシル・ジョンソン、ボビー・ラッシュと名を並べられる訳ですから、きっと凄いシンガーに違いないと、とりあえずYouTubeで動画を探しその歌声を聴いて、一発でファンになりました！
ラヴェル・ホワイトの経歴などにつきましては、私が知ったかぶりをするのもいかがなものかと思いますので、「ブルース銀座」さんのブログを読んでいただくのが一番良いかと。→http://black.ap.teacup.com/sumori/1539.html
1929年7月3日生まれの現在８５歳だそうですね。テキサスで活動し、５０年代から６０年代にかけてシングルをリリースしていたものの、アルバム・デビューは９４年、６５歳の時だったそう。その間、シカゴでキングストン・マインズのハウスシンガーを務めたりもしていたとか。
そして驚いたのは、数年前から高齢のためツアーに出ることも難しく、貧困のため生活困難になっているという話。そのことにつきましては、ブルース銀座」さんは２０１２年にも「ミス・ラヴェル・ホワイトに救いの手を！」という記事を書いてくださっていて、もちろん私も当時それを読んで、ああ…、こういうシンガーもいらっしゃるんだと、胸を痛めてはいたのです…。
そのラヴェル・ホワイトがフジロックにやってくるんです！！ これは奇跡でしょう！８５歳にして初来日です。確かにマニアックな存在かもしれません。ですが彼女のような知る人ぞ知るソウル・レジェンドとの出会い程ワクワクすることは有りません。ある意味「フジロックで再発見された！」と言っても過言ではない、伝説のステージになるやもしれません。なにせ単独公演は予定されてませんからね。日本でラヴェル・ホワイトの歌が聴けるのはフジロックだけ！
写真のアルバムはラヴェル・ホワイトの０３年作「IN TO THE MYSTIC」。おそらくこれが今のところ一番新しいアルバム。１曲目、南部マナーの「Soul Deep」から彼女の太く存在感溢れる歌声に引き込まれます。オーガニックなグルーヴが心地よいタイトル曲「Into the Mystic」はもちろんヴァン・モリソンの名曲カヴァー。マール・ハガードのカントリー名曲をソウル・バラード的に歌い上げる「Today I Started Loving You」も味わい深いですし、スティーヴァー・ワンダー「Livin' For the City」でのドスの利いた迫力満点の歌声も流石！「At Last」でのブルース・フィーリング、「Oh Happy Day」の弾けるゴスペル・フレイバーなど、どれをとっても豊かな声量が湛えるどっぷりとしたブラック・フィーリングと、南部的な包容力に聴き惚れます。深い年輪から染み出る自身に満ちた歌声、これぞレジェンドの歌唱ですよ！
またラヴェル・ホワイトは過去にボビー・ブランドの「Lead Me On」を書くなど、ソング・ライターとしての実績を残しているだけあって、「Love In Return」、「If (I Could Be With You)」、「Lord I Want to Thank You」、「Movin'」などオリジナル曲も聞き応え十分。アップナンバーの「Computer Blues」も面白い。
いや～、良いアルバムですね。私なんてフジロックが無かったらラヴェル・ホワイトに出会うことも無かったかもしれない訳ですから、本当、フジに感謝です。あとは、生でラヴェル・ホワイトを観るだけ！シル・ジョンソン、ボビー・ラッシュ と共にどんなステージを見せてくれるのか？楽しみです！！
http://www.youtube.com/watch?v=xWGxnXqLoqY
「Into the Mystic」のライヴ映像。いやはや、歌声だけではなくルックス的にも存在感抜群です。
～関連過去ブログ～ お時間有ったらぜひ！
14.07.21 フジロック予習：SOUL MUSIC LEGENDS その２、ボビー・ラッシュ
14.07.20 フジロック予習：SOUL MUSIC LEGENDS その１、シル・ジョンソン
14.07.13 フジロック予習：フィル・レッシュ＆ザ・テラピン・ファミリー・バンド
14.07.06 フジロック予習： ジャングル・バイ・ナイト
14.06.28 フジロック予習：オゾマトリ
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