ルーツな日記

ルーツっぽい音楽をルーズに語るブログ。
現在、 フジロック ブログ と化しています。

@ZEPP東京

2011-04-13 18:00:23 | ブルース
という訳で、お台場に来ています。ジョニー・ウィンターです!現在整理番号順に入場中。もうすぐです!ドキドキ。


帰宅後追記:

ジョニー・ウィンター!!! 盛り上がりました! 前から2列目で観ました。アンコールの頃はぎゅうぎゅうでした。目の前にジョニーがいるということが感無量でした。あまり書くとネタバレになるので詳しくはまた後日に、ということで。

ジョニー・ウィンター

2011-04-13 13:25:46 | ブルース
いよいよジョニー・ウィンターの初来日公演ですね。私は初日の今日、4月13日、ZEPP東京に観に行ってまいります! その前に、私自身の気分を上げるため、ジョニー・ウィンターのライヴ音源あれこれ。やっぱジョニーはライヴですよ!



JOHNNY WINTER / THE WOODSTOCK EXPERIENCE
69年にCBSからメジャー・デビューした際、その超高額契約金から“100万ドルのブルース・ギタリスト”と言われたジョニー・ウィンター。そのデビュー・アルバム発売直後に出演したかのウッドストック・フェスティヴァル。聞き所は10分越えのブギ・ナンバー「Mean Town Blues」。これは格好良いですよね~。やっぱこういう曲こそジョニーの真骨頂ですよ! メンバーはトミー・シャノン(b)とアンクル・ジョン・ターナー(ds)という初期のジョニーを支えたリズム隊に、セット後半からはジョニーの弟エドガー・ウィンターも加わる。ジョニーが出演したのは最終日で、トリに控えるジミ・ヘンドリックスの十八番である「Johnny B. Goode」を決めてしまってる辺りに、デビュー間近の止まるところを知らぬ勢いを感じます。ちなみにこのアルバムは、スタジオ・デビュー作とウッドストックをカップリングした2枚組です。


JOHNNY WINTER / SECOND WINTER
こちらはセカンド作「SECOND WINTER」のレガシー・エディション。ボーナス・ディスクに1970年のロイヤル・アルバート・ホールでのライヴ録音がついています。メンバーはウッドストックと同じ。このライヴも素晴らしい! B.B.キングのスロー・ブルース「It's My Own Fault」や、スライド・ギターが炸裂する「Black Cat Bone」あたりが圧巻の極み。エドガーをフューチャーした「Tobacco Road」や「Frankenstein」も強力。この辺りの多様性にはあの時代のロックが持っていた独特のエネルギーを感じますね。そしてラストの「Tell The Truth」でのライヴならではの突っ込んだノリとエキセントリックなグルーヴ感は堪らないものがあります。私はこの時代のジョニーが一番好きです。止めどなく溢れ出るようなギター・プレイ、最高です!


JOHNNY WINTER AND / LIVE
ジョニー・ウィンターがそれまでのバンドと分かれ、リック・デリンジャーを中心にしたメンバーと共にジョニー・ウィンター・アンドという名義で活動していた1971年のライヴ盤。リック・デリンジャーとのツイン・ギターが楽しめます。1曲目「Good Morning Little School Girl」から二人の絡み合うようなギターが格好良い。ハイライトはジェリー・リー・ルイスやリトル・リチャードを取り上げた「Rock And Roll Medley」や、ストーンズのカヴァー「Jumpin' Jack Flash」辺りでしょうか。ジョニー・ウィンターというとどうしてもブルースというイメージが強いですが、以外とロックン・ロールがいけるんですよね~。


JOHNNY WINTER / CAPTURED LIVE!
この鮮烈なジャケ写も含めジョニーの代表作に挙げられる傑作ライヴ盤で76年の作品。1曲目「Bony Moronie」からギターの勢いが凄まじい! ジョン・レノン作の「Rock & Roll People」、10分以上に渡るボブ・ディラン「Highway 61 Revisited」など、ロック・サイドのジョニーが存分に楽しめます。特に「Highway 61 Revisited」でのスライド・ギターは圧巻! バック・メンバーはランディー・ジョー・ホブス(b)、リチャード・ヒューズ(ds)、フロイド・ラッドフォード(g)という編成。このフロイド・ラッドフォードというギタリストが全編でジョニーと火花を散らしていてかなり壮快。ラストはジョニーのブルース魂爆発なオリジナル・ブルース「Sweet Papa John」。これも凄い!


JOHNNY WINTER / LIVE IN NYC 97
そして時代は流れて90年代後半。92年にリリースされたスタジオ作「HEY, WHERE'S YOUR BROTHER?」以来、6年振りの復活作となったライヴ盤。70年代後半におけるマディ・ウォーターズとの共同作業を経て、80年代には大手ブルース・レーベル、アリゲーターと契約するなど、より真摯にブルースと向き合うようになったジョニー・ウィンター。このライヴ盤もブルースが中心。バックにマーク・エプスタイン(b)、トム・コンプトン(ds)を従えたトリオ編成。ジョニーは相変わらずジョニーらしく弾きまくっています。それでも若い頃のギラギラした感じとはまた違う、円熟したブルース・フィーリングが感じられます。この時54歳だそうです。



さて、来日公演ではどんなライヴを見せてくれるのか? 楽しみですね。とは言え、もう60歳代後半のお年ですからね。その辺のこともふまえつつ、期待に胸膨らませて現地に向かいます!