10月17日、18日の2夜、埼玉スーパーアリーナにてビヨンセのライヴを観てまいりました! 17日はアリーナ後方のスタンディング・エリアから、18日はアリーナVIP席の最前列と言う夢のような席からの生ビヨンセでした。本来なら2日間それぞれのレポートを書きたいのですが、両日とも内容は最高でしたし、曲目等もほとんど変わってないと思われるので、今回は日本ツアー最終日の18日を中心にお届けいたします。
私の席はVIPエリアのEブロック最前列でした。どちらかというと端に近い席でしたが、開演と同時に最前列の人のみは前方柵前のエリアを自由に移動して良い(開演までは着席)と言う謎のルールでしたので、開演(つまり客電が落ちる)と同時に中央柵前にドドーっと人が押し寄せる感じで、私も無事に柵前(ステージ向かって右側辺り)をゲットし被りつきでビヨンセを拝むことが出来ました。
ステージ上のカーテンが開きビヨンセが登場! もう立ってるだけでオーラ出しまくり。階段を降りて一声歌う。声量たっぷりで、艶やかに伸びながらもやたらキレのある歌声が会場中に響き渡る。もうここで鳥肌立ちまくり。サマソニの時は気が動転しててここで何を歌っているのか意識の外で、後になって「Deja Vu」だったと知り、え?そうだったの?と半信半疑だったのですが、たしかに「Deja Vu」でした。ゆっくりとしたテンポで「Deja Vu」の一節をまるで挨拶代わりのように歌い、突然「Crazy In Love」が始まります!
ステージ前方をダンサーと共に動き回りながら歌うビヨンセ! 近い! 眩しい! 声にも表情にも気合いが漲っています。そして力強くしなやかな肉体美に目が釘付けです。バックには既にお馴染みにの女性バンドが、さらにその後ろには巨大なスクリーンがいくつものライトを派手に映し出しています。このスクリーンがやたらデカくて脅威的に鮮明なんです。私はこれをサマソニで初めて見たとき、映し出された巨大なライトは、てっきり本物かと思ってました。ステージ後方に本物の巨大なライトが積み上げられているのだと、そういうステージセットなのだと…。ですがある瞬間にそのライトがビヨンセのドアップに変わるのです! ぶったまげました。恐ろしくハイヴィジョンなビヨンセの映像に何かサイヴァーなエフェクトが掛かっていて格好良いんですよ!! このスクリーンにビヨンセが映し出される瞬間、客席から歓喜と驚きのどよめきが巻き起こるのですが、分かっていても快感なんですよね~。「Crazy In Love」は中盤にホーン・セクションをフューチャーしたJB風なファンキーな展開を挟み、終盤は紙吹雪がブワブワと吹き荒れるなか、ビヨンセは天にも舞い上がるがごとく驚異的にこぶしを回し、「ハ!」だの「ボン!ボン!」だの気合いのかけ声でリズムを鼓舞する。とにかく凄い声です! 声の持つ瑞々しい躍動感が半端無い! もう、これが1曲目ですか?っていう異様なテンション。
2曲目は「Naughty Girl」。確かサマソニではやらなかったのではないでしょうか? 赤を基調にしたライティングのなかオリエンタルなムードで妖艶に踊り歌うビヨンセ。続く「Freakum Dress」ではアフロのギタリストがステージ中央へ進みでる。そして弾きまくる彼女の隣で煽るように背中を仰け反らしていくビヨンセが凄まじかった。私の大好きな「Get Me Bodied」ではPVで見せたようなムカデダンス的な演出もあってダンサブルに楽しませてくれました。ここまで金ピカでギラギラなレオタード風衣装で攻めまくったビヨンセでしたがここで純白の衣装に衣替え。そしてスロー・ナンバーを連発します。
まずは「Smash Into You」。ここで初めて最新作「I AM... SASHA FIERCE」からの曲が登場。ピュアな質感がじわじわと力強さを増していく感動的な曲です。巨大スクリーンには大海原が映し出され、まるで巨大な波に飲み込まれるような錯覚を覚えるなか、気がつけばビヨンセの大きな歌に飲み込まれていく。アルバム「I AM... SASHA FIERCE」ではクールで完璧なサウンドの中から垣間みれたパーソナルな感情が、ライヴではもっと直接的な“歌”として響いてきます。それは続く「Ave Maria」でさらに顕著。有名なシューベルトの曲を下敷きにしたオリジナル曲で、この曲は最新作のなかでも個人的にもっとも好きな曲だったのでもう感無量でしたね。透明感のある素晴らしい歌声でした。そしてウェディング・ドレスのようなふわっとしたスカートとベールを纏い、サラ・マクラクランの「In The Arms Of an Angel」の一節を挟んで、シューベルトのオリジナル「Ave Maria」です! これが素晴らしかった! 特別な個性を振りかざす訳でもなく、技巧に走る訳でもなく、ただただ“まっすぐ”に歌うビヨンセの歌唱は本当に感動的。力強く凛としていながらどこか脆さを感じさせる、祈るような歌声でした。サマソニと合わせて3回聴きましたが、毎回感動の嵐でした! そしてこのセクションのラストは「Broken-Hearted Girl」。これも新作からで、ヴァイオリンの音色が印象的な力強いスロー・ナンバーですね。これらの曲はスローと言っても泣きのメロディーで聴かせるバラードとは違い、もっと普遍的な美しさを持った曲調なので、ビヨンセの芯の通った歌声には何かピュアなエネルギーを感じましたね。
純白の衣装から打って変わって黒のミニスカートにサングラスで歌う「If I Were A Boy」。これもがっつり歌ってくれましたね。正直、曲自体はどうってことない曲のように思えるんですが、ビヨンセのディープすぎる歌唱で否が応にもドラマチックに聴かされてしまう感じです。特に後半の切れっぷりは天晴れ!そしてこの曲の中盤に挿入されたのがアラニス・モリセットの「You Oughta Know」。サマソニでこれを初めて聴いたとき、なんでアラニス?って思いましたが、この曲での気合の入り具合はもう怖いほどでしたね。痺れました。
私のいたVIPエリアよりさらに前方、ステージの両サイド辺りにはそれぞれ僅か20名程の観客が入った小さなエリアがあり、そこはもう柵すら無い本当にステージに被りつきな超VIPエリアでした。そう言えば、私にもソニーから海外サイト経由でスペシャルなチケットが発売されるみたいなメールが来てたので、それかな~、なんて思いながら羨ましい気持ちで見ていたのですが、相当にVIPなようで、ビヨンセはことあるごとにステージ端のそのエリアへアピール及びサービスに来るのです。手を伸ばせば届きそうな位置で激しくダンスしたり、しゃがみ込んでまるで睨むように熱唱したり、握手はもちろん、汗を拭いたタオルを投げたり、サングラスを投げたり…。私の立ち位置は中央より端に近かったので、おかげでしょっちゅうビヨンセが近くに来てくれてラッキーでしたけどね。
おっと、長くなったので続きはまた次回。でもこのペースだと2回じゃ終わらないな…。
私の席はVIPエリアのEブロック最前列でした。どちらかというと端に近い席でしたが、開演と同時に最前列の人のみは前方柵前のエリアを自由に移動して良い(開演までは着席)と言う謎のルールでしたので、開演(つまり客電が落ちる)と同時に中央柵前にドドーっと人が押し寄せる感じで、私も無事に柵前(ステージ向かって右側辺り)をゲットし被りつきでビヨンセを拝むことが出来ました。
ステージ上のカーテンが開きビヨンセが登場! もう立ってるだけでオーラ出しまくり。階段を降りて一声歌う。声量たっぷりで、艶やかに伸びながらもやたらキレのある歌声が会場中に響き渡る。もうここで鳥肌立ちまくり。サマソニの時は気が動転しててここで何を歌っているのか意識の外で、後になって「Deja Vu」だったと知り、え?そうだったの?と半信半疑だったのですが、たしかに「Deja Vu」でした。ゆっくりとしたテンポで「Deja Vu」の一節をまるで挨拶代わりのように歌い、突然「Crazy In Love」が始まります!
ステージ前方をダンサーと共に動き回りながら歌うビヨンセ! 近い! 眩しい! 声にも表情にも気合いが漲っています。そして力強くしなやかな肉体美に目が釘付けです。バックには既にお馴染みにの女性バンドが、さらにその後ろには巨大なスクリーンがいくつものライトを派手に映し出しています。このスクリーンがやたらデカくて脅威的に鮮明なんです。私はこれをサマソニで初めて見たとき、映し出された巨大なライトは、てっきり本物かと思ってました。ステージ後方に本物の巨大なライトが積み上げられているのだと、そういうステージセットなのだと…。ですがある瞬間にそのライトがビヨンセのドアップに変わるのです! ぶったまげました。恐ろしくハイヴィジョンなビヨンセの映像に何かサイヴァーなエフェクトが掛かっていて格好良いんですよ!! このスクリーンにビヨンセが映し出される瞬間、客席から歓喜と驚きのどよめきが巻き起こるのですが、分かっていても快感なんですよね~。「Crazy In Love」は中盤にホーン・セクションをフューチャーしたJB風なファンキーな展開を挟み、終盤は紙吹雪がブワブワと吹き荒れるなか、ビヨンセは天にも舞い上がるがごとく驚異的にこぶしを回し、「ハ!」だの「ボン!ボン!」だの気合いのかけ声でリズムを鼓舞する。とにかく凄い声です! 声の持つ瑞々しい躍動感が半端無い! もう、これが1曲目ですか?っていう異様なテンション。
2曲目は「Naughty Girl」。確かサマソニではやらなかったのではないでしょうか? 赤を基調にしたライティングのなかオリエンタルなムードで妖艶に踊り歌うビヨンセ。続く「Freakum Dress」ではアフロのギタリストがステージ中央へ進みでる。そして弾きまくる彼女の隣で煽るように背中を仰け反らしていくビヨンセが凄まじかった。私の大好きな「Get Me Bodied」ではPVで見せたようなムカデダンス的な演出もあってダンサブルに楽しませてくれました。ここまで金ピカでギラギラなレオタード風衣装で攻めまくったビヨンセでしたがここで純白の衣装に衣替え。そしてスロー・ナンバーを連発します。
まずは「Smash Into You」。ここで初めて最新作「I AM... SASHA FIERCE」からの曲が登場。ピュアな質感がじわじわと力強さを増していく感動的な曲です。巨大スクリーンには大海原が映し出され、まるで巨大な波に飲み込まれるような錯覚を覚えるなか、気がつけばビヨンセの大きな歌に飲み込まれていく。アルバム「I AM... SASHA FIERCE」ではクールで完璧なサウンドの中から垣間みれたパーソナルな感情が、ライヴではもっと直接的な“歌”として響いてきます。それは続く「Ave Maria」でさらに顕著。有名なシューベルトの曲を下敷きにしたオリジナル曲で、この曲は最新作のなかでも個人的にもっとも好きな曲だったのでもう感無量でしたね。透明感のある素晴らしい歌声でした。そしてウェディング・ドレスのようなふわっとしたスカートとベールを纏い、サラ・マクラクランの「In The Arms Of an Angel」の一節を挟んで、シューベルトのオリジナル「Ave Maria」です! これが素晴らしかった! 特別な個性を振りかざす訳でもなく、技巧に走る訳でもなく、ただただ“まっすぐ”に歌うビヨンセの歌唱は本当に感動的。力強く凛としていながらどこか脆さを感じさせる、祈るような歌声でした。サマソニと合わせて3回聴きましたが、毎回感動の嵐でした! そしてこのセクションのラストは「Broken-Hearted Girl」。これも新作からで、ヴァイオリンの音色が印象的な力強いスロー・ナンバーですね。これらの曲はスローと言っても泣きのメロディーで聴かせるバラードとは違い、もっと普遍的な美しさを持った曲調なので、ビヨンセの芯の通った歌声には何かピュアなエネルギーを感じましたね。
純白の衣装から打って変わって黒のミニスカートにサングラスで歌う「If I Were A Boy」。これもがっつり歌ってくれましたね。正直、曲自体はどうってことない曲のように思えるんですが、ビヨンセのディープすぎる歌唱で否が応にもドラマチックに聴かされてしまう感じです。特に後半の切れっぷりは天晴れ!そしてこの曲の中盤に挿入されたのがアラニス・モリセットの「You Oughta Know」。サマソニでこれを初めて聴いたとき、なんでアラニス?って思いましたが、この曲での気合の入り具合はもう怖いほどでしたね。痺れました。
私のいたVIPエリアよりさらに前方、ステージの両サイド辺りにはそれぞれ僅か20名程の観客が入った小さなエリアがあり、そこはもう柵すら無い本当にステージに被りつきな超VIPエリアでした。そう言えば、私にもソニーから海外サイト経由でスペシャルなチケットが発売されるみたいなメールが来てたので、それかな~、なんて思いながら羨ましい気持ちで見ていたのですが、相当にVIPなようで、ビヨンセはことあるごとにステージ端のそのエリアへアピール及びサービスに来るのです。手を伸ばせば届きそうな位置で激しくダンスしたり、しゃがみ込んでまるで睨むように熱唱したり、握手はもちろん、汗を拭いたタオルを投げたり、サングラスを投げたり…。私の立ち位置は中央より端に近かったので、おかげでしょっちゅうビヨンセが近くに来てくれてラッキーでしたけどね。
おっと、長くなったので続きはまた次回。でもこのペースだと2回じゃ終わらないな…。