ルーツな日記

ルーツっぽい音楽をルーズに語るブログ。
現在、 フジロック ブログ と化しています。

ラウル・ミドン@新宿タワーレコード

2009-10-09 18:50:11 | ソウル、ファンク
今日はラウル・ミドンのインストアライヴを観に新宿タワーレコードに来ています。今、開演待ちです。先程サウンドチェックが終わりましたが、ギターのカッティングが凄い!やっぱりリズムに黒人ならではのアタックとバネがありましたね。生で聴くのは初めてですし、本番が楽しみです。


帰宅後追記:
最新作となる3rdアルバム「SYNTHESIS」が10月7日に発売となったばかりのラウル・ミドン、格好良かったです! 正直、 CDで聴くより全然良いですね。特に2nd以降の作品は滑らかで聴きやすい歌物ソウル作品としての完成度が高い分、逆に洗練されすぎていると言うか、1枚目のような野生的な感覚が押さえ気味で少々物足りなくも感じていたのですが、生の弾き語りはやはり違います。もっとゴツゴツしています。フォーキーですがディープです。特にギターのリズム感が凄い。まるでフラメンコのようにバシバシと弦を弾き、そして叩く。確か最新作からのメロウ・ナンバー「When You Call My Name」を演ったと思うのですが、CDでは柔らかいサウンドで纏められているのに、弾き語りで聴くとギターは案外ファンキーなバッキングをしていたり。その独特にハネたカッティングは荒々しくもあり、そしてそれら隙間から哀愁が滲み出てくるような。そんな細かいニュアンスを味わえるのも生ならではですね。盲目でギターを弾きながら歌う黒人と言う意味で、私なんかはどうしてもスヌークス・イーグリンが頭に浮かんでしまうのですが、そのスタイルや音楽性こそ違えど、指弾きによる肉感的なタイム感や、独特のミクスチャー感覚、そしてここぞとばかりにギターを掻き鳴らす感性など、どこか通じるものがあるかな、と思ったり。

インストアということでわずか3曲だけだったのが残念ですが、最後の「Next Generation」では得意のマウス・トランペットも披露してくれましたし、暖かくソウルフルな歌声も素晴らしかったです。