ルーツな日記

ルーツっぽい音楽をルーズに語るブログ。
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Hanah Spring@タワーレコード東京駅八重洲口店

2014-05-16 23:57:24 | インストアイベント
5月16日、TOWERmini東京駅八重洲口店にて、Hanah Springさんのインストア・イベントを観てまいりました。

このHanah Springさん、今年1月にレオン・ウェアから楽曲提供を受けた「In The Sun」を配信リリースして話題になっていた日本人女性シンガーです。私は3年ほど前、まだ彼女がHanahと名乗っていた頃に、所沢の某フェスで彼女のライヴを観て、そのしっとりとしながらも爽やかなソウル・フィーリングに接し、あ~、素敵なシンガーだな、と気にはなっていたのです…。

それから数年、Hanah Springと名前を新たにし、5月14日にHanah Spring名義では初のアルバムとなる「HANDMADE SOUL」をリリースしたばかりの彼女。今回はそのリリースに連動したインストア・ライヴでした。

私はタワレコ八重洲店のインストアは初めてだったのですが、地下街の狭い店内で、フロア中央にマイクスタンドを1本立てただけと言う、まさにインストア・ライヴな雰囲気にかえって驚きました。しきりも何もないアーティストと観客の近さにびっくり。Hanah Springさんはカーリーヘアに帽子を被って服装もかなりおしゃれな感じ。1曲目は新作から「終わりのないリズム」。バックがカラオケなのが少々残念でしたが、Hanah Springさんはブラジリアンなリズムに乗ってシェイカーを降りながら、エモーショナルな歌声を披露しつつ、観客に手拍子を促したりと、なかなか快調。

そして2曲目からはアコギ弾き語りに。ミニー・リパートンの「Lovin' You」は絶品でしたね。これほど美しくエモーショナルなファルセットはなかなか聴けないのでは?と思うほど。最後に聴かせてくれた超高音域も素晴らしかったです。レオン・ウェア作の「In The Sun」は彼らしいトロットロのメロディーが印象的。地声とファルセットを情感豊かに行き交うHanah Springさんの歌唱も見事でした。スタジオ録音版はファンキーなアレンジが施されていましたが、ギターのみの弾き語りはよりメロウで、私はこっちの方が好きかも。

彼女の歌声はエモーショナルですし、ソウルフルですが、決して熱くなりすぎない。どこか爽やかで、儚く、愛らしい。MCもキュートでした。ジャクソン5のカヴァー「I'll Be There」では出だしで躓いてしまい、やり直す場面もあったりしましたが、その時の仕草もなんか可愛らしかったですね。もちろん仕切り直した歌がまた絶品でした。他には新作から「春夏秋冬」とか、「Goodbye 2 Yesterday」とか。あと古めの曲でHanah時代の「My Girl」もやってましたね。

Hanah Springさんのアコギ弾き語り、フォーキーなソウルフィーリングがとても良かったです。そして今度はバンドを従えた本気ライヴも観てみたいです。


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