ケン太とのprecious days

3度の不登校を経て、なんとか高校を卒業し、社会人になったケン太。社会での成長&安定を見守る母のブログです。

前向きになったひと言

2020-02-21 22:44:47 | 進路
受験もいよいよ大詰めですか?
私もケン太も受験らしい受験をしていないので、
この時期の大変さは、周りの友達の雰囲気を感じ取るだけしかできないのですが、
それぞれがいい方向に決まるといいなと思います。

ケン太が受験らしい勉強をしていたのは、中学受験の時でして、
その時は塾も行っていたし、親も塾に乗せられていたし、
中学受験は親の受験!親のやり方次第で結果が変わるのよ!と、
同じ受験組のママ友と、情報を共有し、一緒に学校訪問にも行ったし、
ランチすれば受験のことばかりで、受験街道、まっしぐらでしたよ。

なんかね、楽しかったけど苦しかった。
5年生になると、こんな生活があと1年半も続くの?
身体もたないよ~と本気で心配しました。

でも、そんな心配は無用でした
結局、不登校になったことで中学受験は断念です。

中学生になり、3年生となりいよいよ受験本番という時に、また不登校でして、
志望校をどこにするのか・・・の前に、受験の波に乗れるのか・・・まずはこの心配が続きました。

学校に行っていれば、部活を引退したり、模擬テストを受けたり、周りの子が勉強し始めたり?
自ずと受験モードに入っていけるものですが、学校に行ってないと、蚊帳の外です。
ケン太に「受験できるのだろうか」という心配と焦りはあったかもしれませんが、
どうしていいのかわからず、諦めと変わっていく。

実際にケン太は諦めていたんです。
それで、「学校の勉強に意味なんてあるの?」と言い出し、なんだかんだと語っていました。
そうやって言いきれば、「意味がないから進学しないだ」という理由付けになる。
つまりはそうやって不安を隠し、自分を守っていたんですね。

そんなケン太を変えたひと言は・・・

「試験を受けなくても入れる高校があるよ」でした。

その時の「え・・・」と一瞬輝いた瞳を私は忘れることはできません。

決して、進学したくないわけじゃないんだとその時に確信しました。

中学受験で志望校に受かるために、塾にも行き勉強をしていたケン太。
高校に進学するためには、教科の試験を受ける。
試験を受けずして高校に行けるわけがない。
その考えしかなかったと思います。

不登校になってから、一切勉強をしなかったケン太。
その前もしていませんが
そんな自分が受かるわけがない。
それなりにまあまあできた時期もあったので、
現実を受け止めるのが怖いというのもあったかもしれません。
多分、それで、諦めてしまったのだと思います。

だったら勉強すればいいんですけどね。
不登校中は気分が落ちているので、なかなかそうはならないんですね。
私の知る限り、不登校中に勉強している子は本当に稀です。

勉強しなくても入れる高校。
それがあることを知ってからは気持ちがグンと前向きになりました。

気持ちが前向きになるひと事。
心配を取り除けるひと事。
動き出せるひと言。

きっと、それはそれぞれにあると思います。

親が諦めてしまったら、子どもも諦めるしかなくなります。

どうか動き出せますように。
祈っています。

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