ケン太とのprecious days

3度の不登校を経て、なんとか高校を卒業し、社会人になったケン太。社会での成長&安定を見守る母のブログです。

通信制でよかった・・・

2017-11-07 00:20:57 | 進路
行ける高校があると知ったケン太は、その瞬間から表情が変わりました。

もう入れる所はないと諦めていたんだ・・・ということがわかりました。
そして、高校には行きたいんだ・・・ということも。

気持ちは動いても、身体はそう簡単に動くものではありませんでした。

ケン太が興味を持った、寮のある高校。

行くと言っていたオープンキャンパス。
当日の朝、動けませんでした。

次のオープンキャンパスに訪問の先生が迎えに来てくださって、
どうにか行くことができました。

また別の寮のある学校。
新幹線に乗って行き、近くのホテルに前泊して向かったのですが、
朝、ホテルで「頭がいたい。吐き気がする・・・」と寝込んでしまいました。

チェックアウトの時間があり、いつまでも部屋にいられないことはわかっているので、
青白い顔で、どうにか学校に向かうことはできたものの、
これは家ではまず動くことは無理だったなと思いました。

ホテルを出れたものの、学校に向かうホームでやっと立っている状態で
「途中で帰っていい?」「いいよ」と向かったのですが、
学校に足を踏み入れると次第に元気になり、
結局は最後までいて、帰りには輝かしい顔になっていました。

最後は「行ってよかった」の言葉が聞けたのですが、
そこに繋げるのが、本当に大変なこと。

ひとつひとつギリギリながらも、経験を積むことができて、
どうにか乗り越えたきた感じです。


最終的には、通信制高校に行くことになりました。

「自分と同類の人間がいる」

それが、決め手になりました。

通信制はいろんなタイプの学校があるのですが、
週5で、制服もあり、部活もありで
普通高校に近いスクールライフを送れる学校でした。

入学前に何回か登校するという、プレスクール?があったり、
入学後しばらくは午前授業のみだったり、

不登校経験者が多いからか、
学校に馴染めるような配慮。
継続登校しやすい配慮がなされていました。

ケン太はプレスクールを「今日は行かない」と飛ばしたり、
入学後、飛び石で休んだりしました。

気に入った学校。
高校からリベンジしたい・・・そんな思いがあっても、

9か月間、家にいたケン太がいきなり毎日学校に向かうことは大変のようでした。

最初に躓いてしまうと、そのまま・・・というケースもあると思いますが、

通信は同じように休んでしまう子がいるので、
休んでも目立たない。自分だけじゃない。

ひとりだけ置いていかれる。遅れをとる・・という感覚を持たずに済んだことが、
ケン太にはよかったのだと思います。

その後、朝、出て行くことにも慣れて、
どうにか軌道に乗ることができました。

もし普通高校に行っていたとしたら、どうだったろうか・・・
その時、思いましたね。


高2で週5にいることが難しくなり、
月2回ほどのコースに変更になりました。

提出物が出せない。
これが大きかったと思うので、

きっとどの高校に入っても同じ問題が起きていたと思います。

コース変更できたことで、留年、退学を免れることができました。

その時のケン太はそれで精一杯でした。
卒業もギリギリセーフだったので。

でも、卒業できてよかった。

そこに繋がってくれたので、よし!です。


止まりそうになったり、まわり道したり・・・
進んだと思ったら後戻りしたり・・

いろんなことありますけどね。

でも、ケン太が選択してきた道です。

誰のせいにするのでもなく、ケン太が責任を持てればいいのだと思います。


後ろを向いても過去は変えられないから、後悔しても仕方がない。

どんなことがあっても人生それで終わりじゃないから。

前を向いていこうね。



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