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ケン太とのprecious days

3度の不登校を経て、なんとか高校を卒業し、社会人になったケン太。社会での成長&安定を見守る母のブログです。

最初の不登校 4 ~暴力が下火に~

2012-11-03 10:58:08 | 不登校のこと
暴れるたび、息子がいつも口にしていた言葉があります。

「お父さん、お母さんは、やっぱり何も変わっていない」

私達は、もう息子に対して、否定も非難も何もしていませんでした。
それなのに、何故、そう言われるのかわかりませんでした。


でも、今ならこう思います。。。

ただ、ありのままの自分を受け入れてほしかったのだと思います。

指示、命令、否定、非難をしないように気をつけていました。
優しい言葉をかけるようにしていました。そうするよう努力していました。

でも、心では、このままでは困る。どうにかしなければ・・・そう思っていました。
言葉の裏にある心を息子は見抜いていたのだと思います。

本当の心は以前と変わっていない。
俺はどうせダメな子だ。親は困っている。認められていない。

そう感じ、悲しみ、もがいていたのだろうと思います。


息子の暴力が出たとき、私も主人も息子の前で何回も泣きました。
それでも、容赦なく暴力は続きました。
私たちの涙をみたらさらに暴力が激しくなるようにもみえました。

子どもは親がオロオロ、メソメソする姿など見たくないはずです。
そんな姿は子どもにとってショックです。

自分が親をそうさせてしまったと自分を責める気持ちと、
どうしてそうなってしまうんだという腹立たしさ・・・
息子を混乱させ、余計に荒れさせてしまったのかもしれません。

親は親なのです。
親らしい姿を子どもにみせる必要があるのだと思います。


ある日のこと。

私は毅然とした態度をとろうと決心しました。
このままずっと息子に暴力を振るわせるわけにはいきません。
私たちが何も言わないでいても、暴力がなくなるわけではありません。

私は暴力を振るっていた息子を押さえつけ、覆いかぶさりました。

「お母さんは、ケン太に暴力を振るってほしくない!もう、暴力を振るわせない!」

泣きながらそう叫びました。

その日から、暴力は下火になりました。


暴力に耐えて何も言わないでいるのではなく・・・
次から次へと要求を満たしてあげることでもなく・・・

子どもが言ってきたことを目を見て話を聴いてあげる。
気持ちに共感して受け入れてあげる。

いけない行動を叱る時があっても、何故そうしたか
その気持ちは受け止めてあげる。

ただ、それだけでいいのだと思います。
子どもはそれだけを求めているのだと思います。

何を言っても気持ちを否定されないと感じたら、
きっと心を開いてくれるはず。


子どもは好きで暴力をふるうはずがありません。
そうすることでしか自分を守れないのだと思います。

暴力は親がさせている。
私はそう思っています。

暴言・暴力は、親へのアピール。
何かを求めているからこそのこと。

親に求めてくるうちは、子どもを救ってあげられると思います。





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