二月 昼の部
「春調娘七草(はるのしらべむすめななくさ)」
なんで今更、春の七草~?
季節外れじゃないのよ~!7種言っちゃうよ~!
おっと、そうくるか。成る程”旧歴”ね。
”曽我物舞踊”として現存する最古(1767年)の作品だって。
オオッ!セリ上がり!
シオシオ十郎にヤーヤー五郎&七種籠を手にした静御前。
芝雀~!橋之助~!か、か、歌昇~!!!
長唄舞踊~ド~ンと来いっ!
工藤祐経の館で遺恨を晴らそうとする兄弟を止める静。
破天荒~な設定~。曽我物は何でもあり~。い~んです。
三人の”押し出し力”は、優しい音色のトライアングル。
歌昇の太モモは見れなかったけど(オイオイ)
口当たりがクリーミー。
舞踊でこんな感覚って!気持ちイイ~!
”一幕見”から”大向う”の声がビュンビュンっっっ!!
偉いっ!フリーパスを持たないアマチュアさん達っ!
ありがと~。
ますます小気味好イ~!
「一谷嫩軍記(いちのたにふたばぐんき) -陣門・組討-」
物語はこちらから → 2005年12月文楽
VIVA!お馬さんっ!!
悲しみを飲み込み、沈む心で、海岸から立ち去ろうとす熊谷。
その身体にソッと頬すりでもするように、顔を傾ける馬~!
泣いた~!
文楽もそうだけど、大~きなハートがあれば、
”作り物”を通して心が伝わってくるねぇ。
泣かされた~!
「浮塒鴎(うきねのともどり)」
あまりにも有名な”お染・久松”舞踊でどーぞ。
家を飛び出してきたお染(菊之助)を追いかけてきた久松(橋之助)
♪追いかけて 追いかけて すがりつきたいの♪(byザ・ピーナッツ)
ラブラブ~。なんだけど、身分差を飛び越えるのは難しいよーで、
久松(橋之助)は、お染に「家へ帰ろう~」
こん状況で「ほな、帰ろか~」になるか!
そこへやって来たのが女猿曵(芝翫)~っ。
お猿さんを背負って登場です。
芝翫縞チェック!
オォォォォォ。なんと美しい萌木色~。
本舞台に来て「心中なんてだめですよ」
背負ってるお猿さんを降ろして~。はしょってる着物を降ろして~
後ろ向いてやっていますよ。
お手伝いの後見はいつもの通り。さ~ご一緒に~”芝のぶ”!
丁寧に着物を畳み、座り直して師匠の踊りを見守る芝のぶ。
お猿さんは、彼の斜め後ろからピョコッと顔を出してる格好。
キュートっっっ!!
3月(「近頃河原の達引」)も、このお猿さんが出演するのかなぁ?
そっちばっかり双眼鏡で見てしまった。(菊之助を見ろ~)
夜明け前の話の様よ。
照明変えるって芸当やってくんないのかなぁ。
年上の人の忠告。有難いのではございます。が2人は…
♪やっぱ心~中でしょ♪(それは”牛乳”)
幕
後日談があった!
心中に失敗したんだってさ~。
久松は鬼門の喜兵衛のもとで雪駄直し職人!
お染はお六の娘!
とどめは、二人は実の兄妹~!(赤いシリーズか)
♪やっぱ心中でしょ♪!でしょ~!
彼等の血潮が、源頼朝の病を救う~!
何っ何っ、すっげぇぇぇ展開ぃぃぃ。そっち観た~い!
ルポレポはこちら
2/2~26 歌舞伎座
昼の部 「春調娘七草」 「一谷嫩軍記-陣門・組討-」 「浮塒鴎」 「極付幡随長兵衛」
夜の部 「梶原平三誉石切」 「京鹿子二人道成寺」 「人情噺小判一両」
もっと演劇の世界へ!
「猿之助十八番の内 當世流小栗判官」
みてきました。
それも2部だけ^^;;
初日であったためか大向こうの方もたくさん居て
あちこちから声がかかって居ました。
今回初めて、その声のタイミングや声の質で
舞台の盛り上がりが違うと言うのがよ~~くわかりました。
照明や舞台装置、特に天魔にまたがって宙を行くシーンと、最後の雪は、お~~~~と喚声が・・・
でも、お駒の怨念・・・
母娘のやり取りのシーンで
ひしひしとせまってくるもの感じたのは私だけ?
でも、上手くいえないけど、少しづつ色んなものが見えてきました。
歌舞伎、楽しいです^^
国立ですね!澤瀉屋一門気合充分な作品!
”大向う”はとっても大切ですよね!
時々「うるせぇ!」と思ってしまう方もいますが…(笑)
私も観に行きますよ~(^-^)/~
そういった「実は〇〇」モノは 水戸黄門の印籠を見た時みたいに
「出た~!」と言って拍手したくなりますね。
遅ればせながら、こちらもTBさせて頂きます。
私が観劇した日の芝のぶちゃんは、みょーに瞬きが多く なにげに眠いのか?と 心配しました。
でしょ、でしょ~。続きの方が観たいデスヨ。私は!
”鬼門の喜兵衛”は吉右衛門。”土手のお六”は玉三郎で、是非お願いしたいもんです(笑)
芝のぶが酒の飲む風景が想像出来ないんですけど(笑)
って、”眠い”=”酒”という発想じたいが、またまた妄想でございました~。