アッパレじゃ!

大好物は舞台観劇♪ようござんすか?ようござんすね。”私見”バリバリ入りますっ!ネタばれアリアリ~。

第2回 特選 紫演落語会 さん喬・雲助・権太楼

2018年08月23日 | 落語・講談・漫才



去年スタートした
紫綬褒章の受章噺家三人の会が、
好評につき今年も開催!! 

平成30年 特選 紫演落語会

2018年7月22日(日) 
よみうりホール 13:00開演 2階 

柳家寿伴 一目あがり
柳家さん喬 ねずみ
五街道雲助 宮戸川(通し)
~仲入り~
柳家権太楼 青菜

柳家さん喬 ねずみ  

とある宿場の入り口で、
きっちゃない身なりの少年に
声を掛けられた旅人。
その子の後に着いていくと
「鼠屋」という
ちっこいちっこい宿屋に着いた。

貸し布団を借りてくるからって
前金を渡すはめに…。 

身体の悪いこの家の主は、
少年のおとっつぁん。
実はちょっと前まで、
目の前の”虎屋”という
おっきな旅籠の主人だった!
後添いと番頭に騙されて
こんなことに…。 

旅人は木彫りの鼠を彫って、
一計を案じた。 

鼠が動きだすんだろうなぁ。
って思ってたら、やっぱり!
宿屋は繁盛するんだろうなぁ。
って思ってたら、やっぱり! 

虎屋だって負けてない!
もう1人の名人を連れてきて、
大きな虎を彫ってもらったぁ。 

そいつに睨まれた鼠達が、
動かなくなってしまったぁ!!

鼠を彫った名人の左甚五郎が
戻ってきて、
鼠達に聞いてみると、
「あれ虎?猫かと思った」

グハハハァ!
なるほどぉお、そういうことかぁ。

動く鼠をみつけた
通りがかりの百姓達の表現にも
ククク。
ああ、楽しかったぁあ♪ 

五街道雲助 宮戸川(通し) 

昨年聞いた時も、
物語の世界にグググイッッ!
と引き込まれてクラクラぁあ♪
今年もまたやられたぁあああ。 

半七は帰宅が遅くなってしまい、
家に入れてもらえない。
ご近所の幼馴染・お花もまた同じ。 

叔父の家に一泊しようと
歩き始めた半七の後ろから、
お花がついてきた。

案の定、叔父に誤解されて
布団は一組…。 

二人はやがて夫婦になった。
お花が浅草寺へ行った帰りに
土砂降りに。
軒先で雨宿りをしていると、
悪い奴等に…。 

亭主は必死に探したけれど、
女房は行方知れず…。 

1年が過ぎた頃、
たまたま乗った船の船頭が、
こんな事をした…と、
話を始めたのが、女房のこと!
悪者連中がぁあ
どえれぇえ恐いよぉおおぉ。

「顔を見られたから、
宮戸川に投げ捨てた!」  
えっえっえぇええ!!
これからどうなるのぉおお。
それがさぁあ、
うたた寝してただけ。
っていうからぁあ。 

サゲは
「夢は小僧の遣いだったか」
ん…どういうことだろう…
”夢は五臓の疲れ”
意味は、
夢を見るのは五臓の疲労が原因だ。
という事と掛けているんだって。
オオォ!なるほどぉお。 

柳家権太楼 青菜 

「俺がトリって、そりゃないよ。
雲助さんがトリでしょ。
俺が最初でしょ。
しかも青菜ですよ」
ガハハハハ
客席は笑いの渦ぅうう!! 

だよねぇえ。
私って以前は、「青菜」は、
前座とか若い噺家の専売特許だ。
そう思ってたもんねぇ。 

さぁてぇ権太楼の青菜は…。
アハ…アハハ…アハハハ!! 

植木屋が仕事に行った先で、
ちょっと御馳走になっちゃって、
その時の、主人と奥方の
言葉の使い方が気に入っちゃって、
家に帰って妻に教えて、
ごっこ遊びをやってみたぁ。
妻はじぇんじぇん
状況が飲みこめてなぁい。
そんな時、
大工の熊さんがやってきて…。 

ガッハッハッハ
なんとも言えない面白味♪ 

3席ともウハウハだったぁあ♪
この暑さに負けずに、
頑張って来てヨカッタぁあ♪ 

幕が降りたら場内アナウンスが
「ご好評につき来年も開催いたします」
ハッハッハ
来年も勿論行くよぉおおお! 

よみうりホール

平成29年 特選 紫演落語会  
柳家権太楼 へっつい幽霊 (2017.8.23記) 
五街道雲助 緑林門松竹・おすわ殺し (2017.8.24記)
柳家さん喬 唐茄子屋政談 (2017.8.25記)
落語三昧の後は寿司三昧だぁ (2017.8.26記)