反省

朝、起きたら瓦の上に雪。


どうりで寒いはず・・・。




先日、一件の訃報を聞いた。

町のスタッフで一緒に活動していた人のことだった。



私よりも年若い独身男性だったが、スタッフの間でちょっと避けられていた存在だった。
本人は、人なつこい笑顔を向けて話しかけてくるのだが、空気が読めず、話もくどいことから避けられていたのだ。
個人的な付き合いはなかったのだが、私も、生理的に受け付けず冷たい態度をとったことも何度かある。

その人が、１０日前ほどに亡くなったと聞いた。


なんだかかわいそうな気持ちでいっぱいになった。

自分の好き嫌いでその人を遠ざけるようなことをしたことを悔やんだ・・。


生きていく上でいろんな人に会う。
それはけして好きな人、気の合う人ばかりではない。顔を見るのも嫌な人もあって当たり前なのだ。
その人と出会うことも自分の人生のとって意味のあることなのだ。

よくわかってはいる気持ちでいたのに、反省しきり。


昨日はずっと頭が痛くて肩が痛くて・・、鎮痛剤を飲んだ。


夜、「肩が痛い～。」という私の肩をもんでくれたおとうさんが言った。
・・・「センター分けして眼鏡掛けた逆三角形顔のカマキリみたいな男の人が憑いとうで～～」

「・・うそ・・・」

冗談にしても冗談にならない・・・。おとうさんは亡くなったスタッフのことを知らないのだ・・・。なのに・・・。


後悔したりつまづいたりしなくては生きる術（すべ）を学べないのかなあ・・・。


いくら好かない人でもちゃんとそれなりに付き合っていかなくてはいけないんだなってつくづく思った。
亡くなったスタッフに教えてもらった・・・。

ご冥福を祈ります・・。