加納朋子 著
第48回日本推理作家協会賞・短編および連作短編集部門受賞作
17歳の女子高校生が殺された。
美しく聡明で、人に好かれていたのに。
この事件をきっかけに、隠されていた事実が次々と暴かれる。
動物の名前が入った短編集だが、少しずつ関係があり、続いているのが著者らしい。
繊細な高校生たちの気持ちに寄り添い、ときほぐすような物語だ。
ただでさえ、ヒリヒリするようなデリケートな心とアンバランスな体をもてあます時期。
ぎりぎりのバランスを保つ彼女たちをとてもうまく切り取っている。
内容は結構暗いし、心の闇に触れる部分もあるのだけれど、
決して陰鬱になりすぎず、納得できる形で終わる。
連作の魔術師といわれる著者。
たしかに次は? と期待させつつ読ませる力には敬服する。
第48回日本推理作家協会賞・短編および連作短編集部門受賞作
17歳の女子高校生が殺された。
美しく聡明で、人に好かれていたのに。
この事件をきっかけに、隠されていた事実が次々と暴かれる。
動物の名前が入った短編集だが、少しずつ関係があり、続いているのが著者らしい。
繊細な高校生たちの気持ちに寄り添い、ときほぐすような物語だ。
ただでさえ、ヒリヒリするようなデリケートな心とアンバランスな体をもてあます時期。
ぎりぎりのバランスを保つ彼女たちをとてもうまく切り取っている。
内容は結構暗いし、心の闇に触れる部分もあるのだけれど、
決して陰鬱になりすぎず、納得できる形で終わる。
連作の魔術師といわれる著者。
たしかに次は? と期待させつつ読ませる力には敬服する。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます