石持浅海 著
著者はわりとクールで大人っぽい感じの作品が多いと思っていたのだが、
これは奇想天外、スパイスの効いた、実に楽しい一冊。
人柱やお歯黒、黒衣に参勤交代、なんで? と思う風俗が現代に生き残った
パラレルワールドの日本を舞台に、女子大生と外国人留学生、職業が“人柱”の男などが
事件を解決していく。
事件といっても、トリックはすべてパラレルワールドならではのルール。
密室だって、人柱専用居室(建物の完成まで出てこられない)で起こるし、
結果的に人柱がルール違反をした建物は、完成を目の前に崩れ落ちる。
黒衣は現代の政治家へのアイロニーかと思えるし、参勤交代はえ?もしや合理的と
考えてしまったり。だって陳情って大切なんでしょ。
笑いながら読んでるのに、こんなところでちくりと刺すのはさすがの実力か。
これシリーズ化しないかなあ。
著者はわりとクールで大人っぽい感じの作品が多いと思っていたのだが、
これは奇想天外、スパイスの効いた、実に楽しい一冊。
人柱やお歯黒、黒衣に参勤交代、なんで? と思う風俗が現代に生き残った
パラレルワールドの日本を舞台に、女子大生と外国人留学生、職業が“人柱”の男などが
事件を解決していく。
事件といっても、トリックはすべてパラレルワールドならではのルール。
密室だって、人柱専用居室(建物の完成まで出てこられない)で起こるし、
結果的に人柱がルール違反をした建物は、完成を目の前に崩れ落ちる。
黒衣は現代の政治家へのアイロニーかと思えるし、参勤交代はえ?もしや合理的と
考えてしまったり。だって陳情って大切なんでしょ。
笑いながら読んでるのに、こんなところでちくりと刺すのはさすがの実力か。
これシリーズ化しないかなあ。
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