かたつむり・つれづれ

アズワンコミュニテイ暮らし みやちまさゆき

「離れていても、離れていない」・・・サンマウル高交流4日目

2013-02-02 18:28:42 | アズワンコミュニテイ暮らし

 韓国江華島にあるサンマウル高校から4名の交流生が、1月30日

アズワンコミュニティにやってきた。

 宿泊先は、伊与田宅。その日の夜は、歓迎の食事会。

(伊与田宅にて)

 二日目は、コミュニティのあちこちを見学、いろいろな人と出会った。

 三日目から、職場体験や鈴鹿カルチャーステーションで茶道やアート

教室などしてきた。

 

 きょうで、四日目。韓国語の通訳の人に来てもらって、中間の

懇談会をした。

(鈴鹿カルチャーステーションにて) 

 ーー暮らしのほうはどうですか?不便なことないかな?

 イ・ソリ 「伊与田さんが、はじめに”じぶんの家”だとおもって暮らして

       と言ってくれた。うれしかった。家に戻ると、ホッとする。朝、

       お風呂に入る習慣があるけど、いいよとうけいれてくれた。」

 チョ・ヒジュ「食事、感動、おいしい。日本料理に満足です。菜食だけど、

        配慮してもらっている。食事のとき、入れ替わり違った人が

        来ている。出入りに壁がないのかな?新鮮」

 パク・スミン「食事、美味しい。ポトンポトンになってきた。(ぽちゃりして

         きた)和式の家、タタミ、コタツ、湯たんぽ、体験できて

         いいなあ」

 キム・ヒジン「初めて外国に出るというので、旅行気分もあったけど、

         人ととも暮らすことができて、これからのじぶんの生き方 

         を考えられるかな。学ぶこと、たくさんある」


ーーコミュニティを見学したり、職場などで実際やってみて、どんなこと

   感じましたか?

 チョ・ヒジュ「お弁当屋さんでも、SCSでも、”やりたい人、集まれ”と  

         しぜんに集まっているように感じる。アギチャギの雰囲気

         がある」

 通訳    「アギチャギって、細やかとか・・・子どもがまま事していて

         ほのぼのとした雰囲気とか、そんな感じかな・・・」

 チョ・ヒジュ「いろいろなところで、それが調和している」

 (チョ・ヒジュさん、鈴鹿ファーム出荷場で野菜の袋づめ


 パク・スミン「来る前のイメージと大分違った。コミュニティのなかの

         人が離れて暮らしているんだけど、離れていない。開放的で

         こころがつながっているのかな」

 キム・ヒジン「ここは、知らない人が入ってきても、へだてをがないように

         みえる」

(左、スミンくん。右、ヒジンさん)

 イ・ソリ    「日本には何回か来ているけど、初めて感じる雰囲気。

          韓国でも学校から職場体験に行ったことあるけど、ミス

          したら叱られていた、ここでは、気をかけてもらっている

          ようで、楽しい。このまま、日本にいたいなあ・・・」

(イ・ソリさん、おふくろさん弁当にて)

 パク・スミン「ふつう、こういう生き方をやろうとしたら、真剣過ぎて、重い

         イメージが出てきそうだけど、ここでは軽くて、楽しそう」

 キム・ヒジン「人がほんとうにやりたいことを見つけ出すのは難しい。

         ここでは、それが何なのか、見つけながら、無理なくやれそう」

(左、ヒジンさん。右、カフェサンスーシのママ、大島美映さん) 

 

 イ・ソリ   「中学のとき、勉強、勉強。勉強しなかったら、大学へ行けない。

         その時は、ほんとに死にたいとおもった。父に話したら、

         サンマウル高校を見つけてくれた。父に感謝している」

(サンマウル高の風景)

 

(このあと、サンマウル高のような代案学校に入りたくても、入れない子どもが

たくさんいるという話になった。スミンくんは、選抜試験のとき、自己紹介文を

20枚書いたという。これで落ちても、自分で考えられて、満足な気持ちだった)


福田博也「今回、アズワンコミュニティに来ようとおもったのは、社会に関心が

       あったのかな?」


パク・スミン「”人間の本性に適した社会”を何度も読んだ。その元になっている

        のは山岸巳代蔵さんという人だけど、その人の考えを参考にして

        やっているのかなあ」

(右、福田博也くん。左、スミンくん)


福田博也「山岸さんの考え方は、山岸さん個人だけのもんじゃないと思っている。

      ほんとはどうだろうか、とか、幸福ってどんなものか、じぶんのなかを

      見ながら、探求している。それが、やりたくてやっているかな」

チョ・ヒジュ「わたしも、その本、何度も読んだの。サイエンズって、あって、これ何?

        という感じだった。読んでいるうち、何か読む甲斐があるようになって

        きて、今回、行ってみようっておもったの」

イ・ソリ  「それって、わたしも読んだの。でも、なんか聖書みたいで、すぐ眠く

       なっちゃって。眠れないときに読んだりしたわ。でも、暮らしのことを

       かいてあるところは、しっかり読んだ」

 (左、ソリさん。右、ヒジュさん)

 

 久しぶりに、韓国語が話せる通訳の人が来てくれて、おもいきりハングルで

話していた。

 夜は、コミュニティにいる若者たちが伊与田宅によって、若者の寄り合いが

あるという。

 交流は、6日まで。


<参考>

 韓国江華島サンマウル高校の学生4人と校長先生、カンさん、

パクさんの7人が、2012年1月6日から14日までアズワン

コミュニティに交流に来ました。

アズワンコミュニティとサンマウル高校の交流の協定書(MOU)
の締結式もありました。


 

 

 

 


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