近ごろ、関心がないわけではないが、テレビのニュースなど
辟易している。
散歩していたら、わがアズワンマンションの南にある川俣公園
に椎の実がいっぱい落ちている。
子どものころから、普通のドングリよりは、黒光りした椎の実を
みつけると、ワクワクした。食べられるから。
妻と椎の実拾いをした。
椎の実はざっと見ていると目に付かない。
じっと、目を凝らしてみると、あるある。
拾っていると、つい目先にある実に目線がいく。焦っている。
ふと、足元に目をやると、あるは、あるは。
なかなか、止められない。
近所の人に「いっぱい、落ちてますね」と声かけたら、「そうね、
昔は食べたりしてたね」
”実”は土に入れて、冬を越すと、春に芽を出す。
それを、ポットに移して、手入れすると、見事な苗木になり、
大地に植えてやると、10年ぐらいのうちに、いっちょ前の木の姿
になる。
成長はゆっくりだけど、確実に育つ。
公園の椎の木は、道路に枝張り出すとか、落ち葉の掃除が大変と
いうので、太い枝をばっさりされたりする。
それでも、このいっぱいの実、生命力を感じる。
わが家では、フライパンで炒って、熱いうち、コーヒーのおつまみで
食べた。
口に入れて、はじめは味が感じない。食べ終わるころに、ほあっと
仄かな実のコクが口のなかに漂う。
いまでは、こんな味は見向きもされないかなあ。
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