巨城落日

腐れ外道コイズミ憎さあまって
批判的なコメントを繰り返すペコちゃんを応援していたわたくしではあったけれど
甘利行革担当大臣や与謝野財務大臣あたりとの蜜月ぶりや迷走の中で馬鹿じゃねぇのとしか思えない対応を見ると
買いかぶりか過ぎたように思えて反省する　えいちあーる亭　亭主

トヨタも赤字赤字と単年度の会計が赤字になる (かもしれない) 時点で大騒ぎしているけれど
13兆円に届かんとする巨額の内部留保に触れるコメンテーターはごくわずか。奥田がもらした「CM止めてやろうか」
のコメントで明らかになったマスコミのコントロールは健在なようで
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
そんな中、ケーブルTV系時事番組で内部留保を語るコメンテーターが示したカネの使い方は目からウロコ
どこよりも早く派遣社員を切り捨てたトヨタではあるが、金額が大きすぎてトヨタの仕打ちのイメージわからないわけで

トヨタを一般商店の規模として6桁下げて換算すれば(というのもスゴイけど)
2500万の売り上げの商店が1300万の売り上げに減る、でも金庫には1億3000万円がうなっているわけでしかも、
派遣社員を切っていくらの節約になるかといえば派遣社員一人300万の年収として90億　換算すれば9000円ぽっち。
一般商店の感覚からすれば蔵の中に1億3000万円を溜め込みながら9000円惜しさに社員の首を切ったことになる。
これで大げさに赤字赤字と騒ぐトヨタのマスコミを使った世論の洗脳が理解できようというもの。

そこでコメンテーターが゛語った金の使い道
仮に内部留保の利子を0.5％としても650億円のカネが入る計算。派遣社員一年分の給与90億円のカネが必要だが
彼らを工場では仕事がないのでつかえないというのなら、雇用を維持したまま介護や福祉にボランティアとして作業してもらう
企業イメージの向上にどれだけ貢献することか、コストカッター　ゴーンを反面教師と考えれば答えは見えていたわけで

もっと経営に重大な影響が出た段階で雇用を継続するかどうか判断すればこうまで後ろ指を差されることもなかったろうに
しかし、国を代表する企業として真っ先に労働者を切り捨てる判断をしたことは倫理面から見ても万死に値する。
(禁じ手のカンバン方式を臆面もなく採用した段階でこの三河地方の一企業の心根を理解すべきだった)

まぁ、奥田にしてみればせっかくコイズミをけしかけて作った制度のメリットを使ってみたくて仕方なかったのかも・・・・

100年に一度の危機ならここで内部留保を使うべき、
何のための内部留保だ?　内部留保の生み出す利子の一部程度で雇用を維持できるほどの資産を持ちながら
ムダを省くことしか頭になくて下請けや労働者の涙で大きくなったこの会社
トヨタは無駄と思ったら所属する人間すらもいつでも切り捨てる会社ということが
図らずも明らかになったことで、この危機が過ぎ去る頃には不買運動などを通してこの国の産業構造が
大きく変化することを望んでやまないえいちあーる亭　亭主

　　　　　　恥知らずの守銭奴に鉄槌を!