宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

大崎地域農村生活研究グループ連絡協議会の総会が開催されました。

2022年03月17日 09時52分45秒 | ②新たな担い手の確保・育成

 令和4年3月14日に大崎地域農村生活研究グループ連絡協議会の総会が開催されました。
 当協議会は,大崎市古川と加美町の計16の生活研究グループからなる組織で,毎年食育などをテーマに研修会を行っています。
 昨年度の総会は感染症拡大防止対策として書面決議としたため,2年ぶりの総会となりました。今回は役員と各グループからの代表のみの参加を求め参集範囲ををしぼり,また例年行っている研修会は見送りとしましたが,久しぶりに対面での交流となりました。
 総会では今年度の活動報告と次年度も感染症対策に留意しながら研修会を続ける計画が提案され,全ての議案が承認されました。また,総会終了後には会員から希望する研修会や視察先について積極的な意見が出されたり,当日発行された当協議会の機関誌「かかしのホットライフ」に話を弾ませ親睦を深めていました。
 普及センターでは,今後も関係機関と連携して,女性農業者の資質向上を支援してまいります。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター      地域農業班
 TEL:0229-91-0727   FAX:0229-23-0910


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農地整備地区での高収益作物の安定生産を目指して

2022年03月17日 08時51分56秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

 令和4年3月8日(火)に栗原市瀬峰藤田地区の担い手を対象にした「そらまめ栽培研修会」を開催しました。当地区では農地整備事業を契機に高収益作物に取り組むこととしており,そらまめを令和4年秋に播種・定植する計画としていることから,担い手や関係者がそらまめ栽培について事前に学習しました。
 はじめに,種苗メーカーから緑肥の種類や効果,緑肥栽培のポイントについて説明を受け,今秋そらまめを作付予定の圃場を見ながら緑肥の種類を検討しました。また,普及センターからはそらまめの管理作業の概要のほか,病害虫防除,排水対策,開花期以降の土壌水分保持など安定生産のためのポイントについて説明しました。
 研修会では,栗原市志波姫上沼地区のそらまめの生育状況を確認し,当地区の作付け経験者からアドバイスをもらい,作業イメージを共有しました。
 普及センターでは今後も関係機関と連携し,そらまめの安定生産に向けた支援を行っていく予定です。

<連絡先>

宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班

TEL0228-22-9404       FAX0228-22-6144

 


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ズッキーニ栽培講習会が開催されました

2022年03月17日 08時39分28秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

 令和4年3月2日(水),JA新みやぎ栗っこの志波姫支店会議室でズッキーニ栽培講習会が開催され,管内の生産者20名と種苗会社,普及センターの担当者が出席しました。
 種苗会社からは,地温を確認しながら播種・育苗を行うこと,昨年被害の多かった霜害に備えて週間天気予報等を確認しながら定植をすること,通風しや日当たり改善のために摘葉を行うこと等の説明がありました。
 普及センターからは,管理作業による耕種的防除やマルチ,ソルゴー等による物理的防除など,化学農薬だけに頼らない防除方法について説明しました。さらに,登録変更となり使用できなくなった薬剤の情報提供や,農薬の特徴を踏まえた散布方法の提案を行いました。
 また,群馬県の一部で取り組まれている「ズッキーニ立体栽培」についてビデオを視聴し,栽培方法や特徴に関して周知するとともに,令和4年度は管内の生産者3戸で立体栽培の実証ほを設置し,作業性や収益性について検証していくことを伝えました。
 普及センターでは,JA新みやぎ栗っこのズッキーニの安定生産に向けて,今後も継続して支援していきます。

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班
TEL:0228-22-9404       FAX:0228-22-6144


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大豆特定種子の生産物審査証明書を発行しました

2022年03月16日 16時00分01秒 | ⑤収益性の高い水田農業・畜産経営の展開支援

 亘理農業改良普及センター管内では,本県で大豆の優良品種に指定している「ミヤギシロメ」の種子を9ha栽培しており,県内で生産される種子大豆の約6%を担っています。

   普及センターが発芽率などの生産物審査を行い,その後JAが品質などの農産物検査を実施し両方の基準を満たしたものだけが,令和4年産用の種子大豆になります。

    今年審査した種子大豆も例年同様に,発芽率等の基準を満たし,令和4年3月15日に生産物審査証明書を発行しました。

    令和3年は,天候に恵まれたことに加え,生産者の適切な栽培管理により優良種子の契約数量を確保することができました。

    普及センターでは,今後も大豆の優良種子の生産に向けて支援していきます。

<連絡先>

 宮城県亘理農業改良普及センター  先進技術班

 TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143


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河北せりレシピ集を発行し、お披露目会を開催しました!

2022年03月16日 10時33分55秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

 石巻市旧河北町飯野川地区で約300年前から栽培が続くとされる「河北せり」の消費拡大に向けて“河北せりレシピ集”を発行しました。レシピ集には,地元食材にこだわった料理を提供する石巻市のレストラン「アル・ケッチァーノ石巻」の髙橋シェフや女川町食育活動ワーキンググループ,石巻管内栄養士会が考案した料理6品のレシピを掲載しています。食卓が華やぐイタリアン,野菜をたくさん摂れる主菜や汁物など,河北せりの美味しさが際立つ様々な料理がそろいました。
 3月2日には,今回レシピ集に掲載した河北せり料理6品のお披露目会を開催し,それぞれのレシピ考案者から料理のポイントや考案に至った思いなどをお話しいただきました。
 レシピ集は今後,管内の量販店等での配布を予定しております。
 今後も,石巻地域の園芸振興を図るため,様々な活動を行っていきます。

 <連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター  先進技術第二班班
  TEL:0225-95-1435   FAX:0225-95-2999 


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「水田における高収益作物導入に向けた排水対策研修会」を開催しました

2022年03月15日 10時45分35秒 | ⑤収益性の高い水田農業・畜産経営の展開支援

  

水田において大豆や園芸作物への作付転換を図る際に課題となるのは排水対策です。栗原市金成津久毛地区は,これまで水稲以外の作付けが難しい地域でしたが,ほ場整備事業完了後を見据え,排水対策を工夫しながら大豆,ばれいしょに取組んでいます。

令和4年3月9日に農研機構農村工学研究部門の北川巌氏を講師に「水田における高収益作物導入にかかる排水対策研修会」を開催しました。今回の内容は,心土破砕による排水対策を行うカットブレーカーを用いて,品質向上,収量アップを図るものです。研修会には,津久毛地区担い手,法人,関係機関等10名が参加しました。

講義では,カットブレーカーの特長や土壌のタイプ毎の排水対策(カットドレーン,サブソイラー等),全国各地の代表的な事例のほか,北海道十勝地方の地域で排水改良に取組み地域全体の小麦の収量,品質がアップした事例等についてデータに基づいた説明をいただきました。その後,大豆ほ場でデモ走行を行いました。参加者の中には導入に興味を示す声もありましたが,価格,使用頻度を考えると,これらの機械は農協や任意組織等で購入し,地域全体で「機械」と「技術」を使いまわすことが地域農業の底上げになると助言がありました。 

午後からは,ばれいしょ作付け予定のほ場でカットブレーカーを施工しました。これまで湿害等で収量が上がらず栽培に苦労したが収量アップが期待できると生産者の意欲向上にもつながっています。

普及センターでは,大豆,ばれいしょの施工ほ場について今後,生育調査等により効果を確認しながら引き続きフォローアップを行っていきます。

宮城県栗原農業改良普及センター地域農業班 TEL:0228-22-9437 FAX:0228-22-6144


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令和3年度くりはらスプレーマム研究会総会・研修会が開催されました

2022年03月15日 10時41分00秒 | ①先進的経営体等の育成・経営安定化・高度化

3月2日(水)にくりはらスプレーマム研究会通常総会及び研修会が栗原合同庁舎で開催されました。

くりはらスプレーマム研究会は,栗原市,登米市,大崎市,涌谷町のスプレーぎく生産者が連携し,スプレーぎく栽培の技術情報の収集や相互交流等の活動をしている組織で今年で26年目を迎えます。現在は,後継者である若い世代を中心とした運営に移行してきており,スプレーぎくを一輪に仕上げるディスバッドマムの生産も増えています。

総会では,令和3年度事業報告や収支決算報告,令和4年度の事業計画や収支予算等について協議され,承認されました。

令和3年度は,髙橋伸勝さんのディスバッドマムが令和3年度宮城県農林産物品評会・花き品評会で農林水産大臣賞を受賞,また,(有)川口グリーンセンターが全国優良経営体表彰販売部門で全国担い手育成総合支援協議会長賞を受賞するなど嬉しいニュースがあり,若手の会員からは,自分たちも先輩の技術,経営を学んでいきたいとの声も聞かれました。

総会終了後,種苗会社の担当者を講師に新品種等の研修会を開催し,令和4年度作付けに向けて品種選定の参考としました。

宮城県栗原農業改良普及センター地域農業班 

TEL:0228-22-9437 FAX:0228-22-6144


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一迫水稲採種組合の水稲種子籾栽培講習会が開催されました

2022年03月15日 10時05分15秒 | ⑤収益性の高い水田農業・畜産経営の展開支援

 令和4年3月10日(木),JA新みやぎ一迫営農センターにおいて,一迫水稲採種組合の水稲種子籾栽培講習会が開催されました。令和4年の種子生産の作業がこれから本格的に始まるのを前に,優良種子生産の基本事項の確認を目的として,組合員28名が出席しました。

 普及センターからは,漏生稲対策や異株抜きの徹底,いもち病,稲こうじ病等の病害対策を中心とした栽培管理技術について説明しました。近年,出穂前の低温少照や出穂期以降の高温など,気象変動が大きくなっており,ほ場をよく見回り,適切な水管理と病害虫防除を実施するよう,指導しました。

 講習会後,JA担当者から組合員に「ひとめぼれ」,「つや姫」等の原種が配布されました。参加した組合員は,本年の優良種子生産へ取り組む決意を新たにしていました。

宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班    

TEL:0228-22-9404    FAX:0228-22-6144


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上品な色の染め物にも活用される薬用植物「ムラサキ」のは種作業が行われました。

2022年03月14日 16時08分56秒 | ⑦地域資源の活用等による地域農業の維持・発展

 加美町のシンボル的な山で加美富士とも呼ばれる『薬莱山』には,周辺の山も含めて薬用植物が自生する環境があり,それを活かすべく薬用植物の産地化に取り組んでいます。
 「ムラサキ」は上品な染め物にも使われるものでもあり,加美町薬用植物研究会が中心となって栽培を行っており,今年度の始まりとなるは種作業が行われました。
「苗半作」という言葉もありますが,特にムラサキは発芽率が悪いことなどから,培土の種類を変える等の色々な工夫をしながら苗作りを行っています。
 普及センターでは,これからも地域農業の維持発展に向け,生産支援等を行っていきます。
<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター      地域農業班
 TEL:0229-91-0727   FAX:0229-23-0910


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農業簿記ソフトを活用した記帳支援を行いました。

2022年03月11日 16時51分33秒 | ①先進的経営体等の育成・経営安定化・高度化

 新規就農者や4Hクラブ,青色申告を行う農業者を対象に簿記ソフトを利用したパソコンでの記帳支援を行いました。

簿記による会計の適正管理は,税務申告の基礎になるだけでなく,青色申告を行うことで最大65万円の控除をはじめ,収入保険に加入できるなど農業者にも利点があります。

 一方,パソコンを使った簿記ソフトへの入力は,普段からパソコンなどの扱いに慣れていないと大変な面もあります。

 当普及センターでは,簿記ソフトの使い方について,個別の巡回指導やJAの青色申告会が主催するパソコン簿記研修会(12~2月,計5回)をとおして理解を促し,円滑な記帳を支援しています。

 また,部門ごとの収支の振り返りをとおして,経営改善方針の検討につなげることも重要です。パソコンを使えばデータを集計することも簡単なので,収支計画を作成するのも有効です。

 パソコン簿記は大変な面もありますが,これらの利点を理解していただき,その活用をとおして,効率的な記帳や経営向上につなげていけるよう,今後も継続して支援を行っていきます。

 

<連絡先> 宮城県気仙沼農業改良普及センター 先進技術班 

TEL:0226-25-8069 FAX:0226-22-1606


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