宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,震災の復旧・復興に向けた取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

「スムーズな畜産の経営継承研修会」を開催しました

2014年01月31日 11時14分53秒 | ⑤地域農業を支える意欲の高い担い手確保

  1月21日大河原の合同庁舎において,宮城県畜産協会と共催で「畜産におけるスムーズな経営継承について」と題した研修会を開催しました。講師の株式会社 日本政策金融公庫の技術情報部 山崎政行氏からは,「継続的に経営を行う体制を整えることは,経営主の大切な勤めの一つ。遅くなればなるほど選択肢が少なくなるので,早い段階から考えるのが良い。経営者になったときから将来事業継承をどう行うのか考え始めることが必要です。」と経営継承の必要性について講演がありました。

 また,平成18年の会社法施工により創設された「合同会社」について紹介されました。これは,起業を促すために創設された会社形態であり,会社の所有と経営が一致しており農業の実情に即していることや手続・費用・運営等いずれの面からも新設法人の形態として適していることから,是非今後の経営を考える際の選択肢に入れて欲しいということでした。現時点ではあまり活用が進んでいないそうなので,今後現場で周知して行きます。

 生産者や関係機関が約50名参加し,熱心に受講していた。参加者からは,「経営継承について相談できる身近な機関が欲しい」と要望が出さました。

 

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター  先進技術第一班 

      TEL:0224-53-3496 FAX:0224-53-3138


営農再開に向けて,大川の農業を考える会開催!

2014年01月31日 07時56分57秒 | ⑧東日本大震災からの復興に関する支援

 東日本大震災で被災し,営農再開が待たれていた石巻市大川地区では,農地の復旧が進み針岡,谷地地区において今春から作付が可能となることから,石巻農業改良普及センターでは,地域の農業者が今後の大川地区の農業について展開の方向を考える場として「大川の農業を考える会」を1月20日に石巻市谷地公民館で開催し,地域の担い手農業者と石巻市,JAいしのまき,北上川沿岸土地改良区等関係機関から42名が出席しました。

 考える会では,新たな農業・農村政策のポイントや,平成25年の水稲生育状況と平成26年作付の注意点,農地復旧の状況について解説を行った後に,今後の大川地区の農業について意見交換が行われました。

 出席した農業者からは「除塩後初めての作付で,さらに震災後3年間のブランクがあり,不安がある。今後も継続して,調査や指導をお願いしたい。」といった要望や,「地域の農業者も高齢化しており,農地が復旧していくとどのような体制で営農していくのが良いか,考えていかなければならない。」といった提起もあり,今後継続して開催することとなりました。

 一方で,平成25年5月に設立した㈱宮城リスタ大川からは「効率的な農業と地域での雇用創出を目指し地域の若手も参画して発足した。今年は60haの作付をすることになり,不安もあるが頑張っていきたい。」といった営農再開に向けた意気込みも聞かれました。

 石巻市大川地区は,東日本大震災により住宅の流出など生活基盤も失い,農業面でも農地への海水・土砂・瓦礫の流入や作土・農業機械・施設の流失等甚大な被害を受けました。しかしながら,震災復興に向けた地域の取組みが進んでおり,個別農家の営農再開に加え,新たな㈱宮城リスタ大川が設立し,地域の雇用を創出して地域の住民と協力の下,農村コミュニティの再構築を目指しています。

 普及センターでは関係機関と連携して,今後も地域の復興に向けた支援を継続していきます。

<連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター 地域農業班
 TEL:0225-95-1435 FAX:0225-95-2999


営農再開に向けて,石巻市大川地区園芸施設整備工事着工!

2014年01月31日 07時49分44秒 | ⑧東日本大震災からの復興に関する支援

 石巻市が復興交付金を活用して整備を進める,大川地区園芸施設工事の安全祈願祭ならびに起工式が1月15日に執り行われました。

 今回整備される園芸施設は,津波で被災した地域の農業復興に向け先進的な担い手の育成のため石巻市が整備し,㈱宮城リスタ大川に貸与するもので,きく栽培用鉄骨ハウス2棟87aです。

 ㈱宮城リスタ大川では農地の復旧の遅れから,本格的な営農再開には至っていませんが,今春から水稲ときく栽培に取り組む予定です。

 代表取締役の大槻幹夫社長は,施設の着工に当たり「復興に向けて,地域の皆さんと協力して取り組んでいきたい。営農再開をきっかけに,地域のにぎわいを取り戻したい。」と抱負を語っていました。

 ㈱宮城リスタ大川は,農地を守り,地域に根差した産業を興して雇用の場を創出し,かつてのように子供たちが学校で学び集う地域の復興を目指して平成25年5月23日設立し,活動の展開を図っています。

 普及センターでは関係機関と連携して,会社設立の諸準備や経営計画の策定支援や営農に向けた取組を支援しており,今後も地域の復興に向けた支援を継続していきます。

<連絡先>
宮城県石巻農業改良普及センター 地域農業班
TEL:0225-95-1435 FAX:0225-95-2999


仙南地域で認定農業者ネットワーク研修会を開催

2014年01月28日 14時44分12秒 | ⑥地域農業の構造改革に向けた取組支援

  仙南地域認定農業者ネットワーク研修会は、大河原農業改良普及センターと仙南地域認定農業者ネットワークの共催で例年行っています。
 今年度は1月20日に管内の認定農業者・関係機関から60名が参加し、新たな米政策が予測できない中、より多くの意見や情報を共有するために開催されました。
 先に東北大学大学院准教授冬木勝仁氏から「最近の農業を取り巻く情勢と地域活性化」と題し、「認定農業者が地域力のかなめであり、地域農業のイメージを共有し、企業との主体的調整の中心になること」が必要であるとの話を受けました。
 次に農林水産省東北農政局から「米政策等の見直し」について農地中間管理機構の創設・経営所得安定対策の見直し・水田フル活用と米政策の見直し及び日本型直接支払制度の創設の4つの改革について情報をいただきました。
 参加した認定農業者は所定の時間内の質疑応答では足りず、研修会の終了後も質問や意見のやりとりをしている姿が見られ大いに参考になる話でした。
 普及センターでは今後も関係機関・団体と連携しながら地域農業の構造改革に向け支援を継続していきます。

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター 
       TEL:0224-53-3516 FAX:0224-53-3138


「南三陸春告げやさい」の季節です

2014年01月27日 17時29分48秒 | ⑦農村地域の振興に向けた取組支援

昨年12月から今月にかけて,「南三陸春告げやさい(※)」の指導巡回を行っています。

露地栽培のちぢみほうれんそうは,10月の日照不足や台風の影響から,ほ場によっては生育の遅れが見られました。葉色が薄くなっている株もみられ,追肥を行うように指導しました。

施設栽培の春立ちなばな,アスパラ菜では,摘芯時期,摘葉作業を指導しました。特に,アスパラ菜は栽培者数が少ないため,生産者間の情報共有が難しい状況で,巡回による指導が不可欠です。

ふきのとうは,1月中旬に収穫が開始されました。2月下旬~3月にかけて最盛期となる予定です。

巡回では,上記の栽培管理技術にあわせ,収穫調製作業の指導を行っています。

春告げやさいは,新規参入の生産者も加わり,今後の収量増に期待がかかります。

今後も関係機関,生産者と連携し,気仙沼・南三陸地域農業の復興に尽力していきます。

(※南三陸春告げやさい:気仙沼市,南三陸町で1月~3月に収穫される,なばな,春立ちなばな,アスパラ菜,ちぢみほうれんそう,ちぢみ小松菜,ちぢみゆきな,ふきのとうの7品目を指します。参照:ぷれ宮夢みやぎ http://www.premium-miyagi.jp/lineup/harutugeyasai.html)


平成25年度第1回経営管理能力向上研修会を開催しました

2014年01月27日 13時41分21秒 | ⑤地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 平成26年1月17日に認定農業者や集落営農組織など,地域の担い手を対象に「経営管理能力向上研修会」を開催したところ,40名の参加がありました。今回は経営管理の手法を学ぶことを目的に,「儲ける経営のために実践すべきこと ~財務の視点から~」と題し,中小企業診断士の本田茂先生から講演いただきました。

 研修は,資金繰り表による管理の重要性や損益分岐点分析などについて,演習も交えながら進められました。演習では,仮の損益計算書をもとに損益の模式図化や損益分岐点の計算などが行われたほか,補助金が半分になった場合の演習事例もあり,今後の厳しい状況についても実感することになりました。

 今回の研修会では,数値による経営管理の重要性が認識されたほか,今後の経営を考えるいい契機となりました。普及センターとしては,今回研修した経営管理手法も取り入れながら,担い手の経営発展に向け支援していきたいと考えています。

<連絡先>

 宮城県石巻農業改良普及センター  先進技術第一班

  TEL:0225-95-7612  FAX:0225-95-2999


小ねぎ部会の後継者・参入者の技術向上を目指して

2014年01月27日 11時16分08秒 | ①先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 美里普及センター管内では小ねぎの周年栽培が行われており,「仙台小ねぎ」のブランド名で全国でも有数の産地となっています。小ねぎ栽培には高い技術が必要ですが,販売が安定しており部会活動も活発なことから,後継者や新規参入者が取り組みやすい環境が出来ています。
 今回は,JAみどりの仙台小ねぎ部会の活動の一環として普及センター職員が講師となり,若手生産者の技術向上を目的とした土づくりや肥料に関する研修会を実施しました。内容は各肥料成分の役割や効果等,基礎的な部分に重点を置きました。参加した7名の生産者は熱心にメモを取り質問も活発でした。気象変動や土壌病害に負けない小ねぎ生産のため,「土づくり」の基本について改めて関心が高まっているものと思われます。
 今後も,普及センターでは若手生産者の技術向上を積極的に支援するため,同様の研修会を複数回実施していく予定です。

<問い合わせ先>
美里農業改良普及センター 先進技術班
                                                             TEL 0229-32-3115
                                                             FAX 0229-32-2225


登米市農業青年クラブがそば打ち交流会を開催しました

2014年01月27日 09時26分27秒 | ⑤地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 登米市農業青年クラブ主催の「そば打ち交流会」が1月20日に登米幼稚園で開催されました。そば打ち経験のあるクラブ員2名が参加しました。
 同クラブでは,地域や消費者との交流を目的に,3年前から登米市東和町米谷地区の遊休農地を活用してそばの栽培に取り組んでいます。交流会では,昨年秋に収穫したそばから挽いたそば粉を使用し,二八そばをつくりました。当日は登米幼稚園の園児12名が4つのテーブルに分かれて,クラブ員やそば打ちの先生と一緒にそば打ちを行いました。クラブ員は園児にそば打ちの工程をわかりやすく教えながら作業していました。続いてそばの試食です。そばの切り方は難しくて太い麺があったり細い麺があったりしましたが,新そばは香りが豊かでとてもおいしく,参加者みんなが笑顔になっていました。
 今後も普及センターでは農業青年クラブ活動を支援していきます。 

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 地域農業班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-8603 FAX:0220-22-7522


被災地域の土地利用型農業のカギ・水稲直播技術研修会を開催しました

2014年01月24日 13時26分16秒 | ①先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 1月21日,JA名取岩沼美田園支店研修室において,普及センターが主催となって水稲直播技術研修会を開催しました。当管内では沿岸部の被災地域を中心に生産組織や法人の大規模化が進んでおり,水稲直播に関する基本的技術の習得を狙いとしたものです。

 始めに普及センターから水稲直播の種類や導入する際のメリット・デメリットに触れながら,導入する上でのリスクはあるものの,直播栽培が経営面積の拡大のためには重要な技術となっていく旨を説明しました。

 さらに古川農業試験場から水稲直播に取り組む上で大きな課題となっている雑草防除について,最新の農薬登録に関する情報を交えて雑草の種類ごとに丁寧な説明を頂きました。

 会場からは作付再開地域の施肥設計や,大規模化に伴って水稲直播技術をどのように経営に取り入れていくかなど,それぞれの経営と照らし合わせての質問や要望が出され,参加者の関心の高さが伺えました。

 普及センターでは,来年度作付予定ほ場の土壌分析を実施するとともに,水稲直播に関する技術指導を継続し,生育期間中の生育調査を実施して土地利用型生産組織の技術向上を支援していきます。

 

<連絡先>

 宮城県亘理農業改良普及センター 先進技術班

 TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143


栗原4Hクラブ「平成25年度栗原農村青年会議」開催

2014年01月24日 08時51分48秒 | ⑤地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 平成26年1月9日(木)に,栗原合同庁舎で,「平成25年度栗原農村青年会議」が開催されました。本会議は,栗原4Hクラブ員がそれぞれの活動を通じて得た成果を互いに情報交換し,当面する課題の解決方法を探るとともに,新しい農業と農村の発展方向を見出すことを目的としています。
 本年度の発表者は,鈴木善典氏(農村青年の主張),小野晃大氏(クラブ活動発表)の2人で平成26年2月8日に開催される「平成25年度宮城県農村教育青年会議」の発表激励を兼ねて行いました。
 鈴木氏は,「9年目」と題し,きゅうり栽培で就農したきっかけと地域の担い手としての責任感,9年間の営農経験により成長した農業に対する考え方などを語りました。
 小野氏は,「栗原4Hクラブの活動だ!」と題し,栗原4Hクラブの主な活動やこれからのクラブの方向性などを発表しました。
 審査員からは,より聞き手が共感できるように工夫した方が良い点や,発表内容の組み立て方などのアドバイスが出され,両発表者とも非常に参考になった様子でした。
 普及センターでは,今後とも4Hクラブ会員の様々な取組や課題解決に対する支援を行っていきます。

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班    
TEL:0228-22-9404       
FAX:0228-22-6144