令和4年2月16日(水),色麻町のねぎ作付け予定ほ場にて土壌排水性の調査を行いました。
今回の調査では約70cmの深さまで土壌を掘り,土質,硬盤,地下水位の確認を行いました。調査した結果,地表下20m付近に硬盤層があり,70cmに地下水を確認しました。また,他の土壌にても地下表20cm付近に硬盤が確認できました。
加美町と色麻町は秋冬ねぎの指定産地で,県内第一位の生産を誇りますが,暗渠が老朽化したほ場を中心に湿害による生育不良や中耕の管理作業が適期に実施できず収量が低下する問題が生じています。そこで,大崎農業改良普及センターでは新たなプロジェクト課題の一環として農機具メーカー,(株)清流しかまのご協力のもと,排水改良実証ほを設置してサブソイラー等の施工実演を行い,ほ場の排水性改善効果を検証する予定です。
普及センターは今後も生産安定化のための技術実証を通し,管内のねぎ生産を支援していきます。
<連絡先>
宮城県大崎農業改良普及センター 先進技術班
TEL:0229-91-0726 FAX:0229-23-0910