宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

色麻町にてねぎ作付けに向けた土壌調査を行いました。

2022年03月01日 16時14分05秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

令和4年2月16日(水),色麻町のねぎ作付け予定ほ場にて土壌排水性の調査を行いました。
 今回の調査では約70cmの深さまで土壌を掘り,土質,硬盤,地下水位の確認を行いました。調査した結果,地表下20m付近に硬盤層があり,70cmに地下水を確認しました。また,他の土壌にても地下表20cm付近に硬盤が確認できました。
 加美町と色麻町は秋冬ねぎの指定産地で,県内第一位の生産を誇りますが,暗渠が老朽化したほ場を中心に湿害による生育不良や中耕の管理作業が適期に実施できず収量が低下する問題が生じています。そこで,大崎農業改良普及センターでは新たなプロジェクト課題の一環として農機具メーカー,(株)清流しかまのご協力のもと,排水改良実証ほを設置してサブソイラー等の施工実演を行い,ほ場の排水性改善効果を検証する予定です。
 普及センターは今後も生産安定化のための技術実証を通し,管内のねぎ生産を支援していきます。

 

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター   先進技術班
 TEL:0229-91-0726   FAX:0229-23-0910
          


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水稲乾田直播の実態調査を行いました

2022年03月01日 09時28分36秒 | ⑤収益性の高い水田農業・畜産経営の展開支援

 水稲乾田直播は,育苗をする必要がないうえに湛水直播で問題となっている倒伏にも強いことから,宮城県では石巻や登米を中心に普及が進んでいます。しかし,大崎普及センター管内では取り組んでいる生産者が少ない現状にあります。
 そこで普及センターでは,乾田直播の普及推進に向けて,既に乾田直播に取り組んでいる生産者を対象に聞き取り調査を実施しました。作業体系や雑草防除,施肥体系等を聞き取り,課題の共有を図りました。課題としては,出芽の不均一,生育量不足,雑草の発生等が挙げられました。課題の解決を図るために,来年度は乾田直播の生育調査ほを設置するとともに,情報交換や技術習得を行う現地検討会の開催を検討しています。
 普及センターでは引き続き,乾田直播技術の普及推進に向けた支援を行ってまいります。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター 先進技術班
 TEL:0229-91-0726  FAX:0229-23-0910


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