宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

丸森町生食用いちじく定植講習会が開催されました

2022年03月24日 09時53分25秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

丸森町は甘露煮用いちじくの産地ですが,新たにケーキ等で需要の高い生食用いちじくの生産拡大に取り組んでおり,令和4年3月11日に丸森町農業創造センター主催で,JAみやぎ仙南丸森地区果樹振興部会員を対象に,生食用いちじく定植講習会が開催されました。

大河原農業改良普及センター職員が講師として,いちじく苗の定植実演を行い,植付ける深さは浅く植えることや,生育期間中に芽かきや誘引で樹形を作ることなど栽培ポイントを説明しました。また,在来種の栽培に準じた管理を行い,生育や結実状況の特性を確認して,その結果を元に生食用いちじくに適した栽培方法を検討することとしました。

普及センターでは,生食用いちじくについて,栽培暦による病害虫防除を現地指導するとともに,芽かきやせん定の栽培講習会を開催するなど技術支援を行っていきます。

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター 先進技術第二班
     TEL:0224-53-33431 FAX:0224-53-3138


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JA古川そらまめ部会現地巡回が開催されました。

2022年03月23日 11時04分17秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

 令和4年3月17日,18日の2日間かけてJA古川そらまめ部会の現地巡回が開催されました。生産者15名のほ場を巡回し,生育状況の確認と越冬後の栽培管理について指導しました。
 JA古川では10月に播種する秋まき栽培が一般的で,父の日需要に合わせて6月中旬の出荷に向けてそらまめを栽培しています。そらまめは生育初期は耐寒性がありますが,生育が進むにつれて寒さに弱くなるため,春先の被覆資材を外すタイミングが重要になります。今年は低温予報が出ているため4月にはいってから被覆資材を外すように指導しました。また,被覆資材を外す4月以降は気温上昇に伴い,ウイルス病を媒介するアブラムシ類の発生が急激に増えるため,病害虫防除を徹底することや,肥切れを起こさないように追肥を実施すること等を指導しました。
 普及センターでは作付前の9月に栽培講習会を行い,今回,越冬後の3月に現地巡回を実施しました。今後もJA古川と連携し,高品質なそらまめ出荷に向けて支援を継続していきます。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター 先進技術班 
 TEL:0229-91-0726  FAX:0229-23-0910


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石巻4Hクラブ通常総会の開催

2022年03月22日 11時13分02秒 | ①先進的経営体等の育成・経営安定化・高度化

 令和4年3月14日(月)18:00に石巻合同庁舎で石巻地区4Hクラブ連絡協議会令和4年度通常総会を開催し,令和3年度事業報告並びに収支決算や令和4年度事業計画並びに収支予算案,役員改選など5つの議案が審議され,すべて承認されました。
 事業報告では新型コロナウイルスの影響で活動が制限される中,感染症対策を工夫しながら石巻合庁での農産物直売会「青空市」や視察研修会(JRフルーツパーク仙台あらはま、宮城県農業・園芸総合研究所)を行い,農業経営の改善や仲間づくりに取り組みました。
 令和4年度は役員全員が留任し,農業知識・技術・経営能力の向上を目指して,各種研修会や青空市など地区連活動を基本に,県連と連携しながら活動する予定です。
 石巻普及センターでは,新規就農者等の会員勧誘による組織強化など引き続き活動を支援してまいります。

<連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター  地域農業班
  TEL:0225-95-7612  FAX:0225-95-2999


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女性農業者へ衛生管理専門家を派遣しました

2022年03月22日 08時59分59秒 | ②新たな担い手の確保・育成

 女性農業者は,地域農業の発展に重要な役割を担っており,今後も多様な分野での活躍が期待されています。
令和4年3月15日,亘理農業改良普及センターでは,今年度の支援対象としている「みやぎのあられ株式会社(亘理町)」へ,若手女性農業者が中心となって活躍している加工部門の衛生管理向上に向け,専門家派遣を行いました。
 一般財団法人 宮城県公衆衛生協会 保険衛生部安達技術管理官より,HACCPの考え方を取り入れた一般衛生管理,重要管理とその運用について指導をいただきました。また,支援対象者の加工品製造作業の工程毎に,衛生管理上「危険な点」とそれを「防ぐ方法」について,自分達で考えていく手法も教えていただいたことで,今後,支援対象者がこの考え方を身につけ,実践していくことが期待されます。
 普及センターでは,今後も女性農業者の活躍を支援していきます。

<連絡先>
 宮城県亘理農業改良普及センター 先進技術班
 TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143


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「若手経営者経営管理講座(特別講座)」を開催しました。

2022年03月22日 08時53分07秒 | ①先進的経営体等の育成・経営安定化・高度化

 美里農業改良普及センターでは本年度,若手農業経営者が経営の計数化を通して経営管理能力の向上を図ることができるよう,「若手経営者経営管理講座」を開催しました。  講座は12月から1月にかけ複式簿記の記帳技術の習得を目的とした勉強会を4回行い,3月17日には特別講座として,HS経営コンサルティング株式会社代表取締役本田茂氏を講師に,「損益計算書の見方と収支計画の立て方」をテーマに研修会を行いました。
 前半の「損益計算書の見方」では,「収支を計算シートに入力すると数字の意味について考察するようになり,理解できるようになる。」と講師から説明があり,収支計算書の入力方法や数値を読み説く演習を行いました。
 後半の「収支計画の立て方」では,「自分で納得した数字で収支計画を作ることにより,地に足が付いた経営計画が作成できる。」と解説があり,収支計画の立て方について学びました。
 研修後,受講者からは,「収支は数字の結果だけではなく,日々の積み重ねだということが理解できた。」「数字によって見えてくることがある。収支を年末にまとめるのでは無く,雨の日の仕事にしてこまめにチェックしていきたい。」「経営の振り返りや今後の経営の見直しにつなげるために,損益計算書の分析にチャレンジしてみたい。」等の積極的な感想が出されました。


  <連絡先>
  美里農業改良普及センター  地域農業班    TEL 0229-32-3115,FAX 0229-32-2225


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株式会社イグナルファーム大郷で栽培振り返り検討会が開催されました

2022年03月18日 14時46分12秒 | ①先進的経営体等の育成・経営安定化・高度化

 令和4年3月10日,株式会社イグナルファーム大郷で,今作3回目の栽培振り返り検討会が開催されました。検討会には,当普及センターや農業・園芸総合研究所の職員が出席し,これまでのミニトマトの栽培管理状況や収量の推移,作業時間等を確認し,次作に向けて生産面の課題の洗い出しを行う意見交換を実施しました。

 課題の洗い出しでは,栽培,防除,収穫・選別,労務管理の各担当から,それぞれの視点で問題提起が行われましたが,担当者によって課題の捉え方が様々でした。そのため,普及センターでは,法人で設定している収量や売上等の目標との関連性を軸に,重要性や緊急性に応じた課題整理について助言を行いました。これを受け,同法人では再度課題の洗い出しを行い,改めて3月中に課題整理に向けた検討を行うこととしています。

 普及センターでは,今後も引き続き生産性の改善に向けて支援を行っていきます。

 

〈連絡先〉

宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第一班

〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号

TEL:022-275-8410 FAX:022-275-0296

E-mail:sdnokai@pref.miyagi.lg.jp


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穂数確保に向けた麦現地検討会が開催されました。

2022年03月18日 14時26分52秒 | ⑤収益性の高い水田農業・畜産経営の展開支援

 令和4年3月9日に石巻市河北地区で,JAいしのまき転作部会河北支部主催の麦現地検討会が開催されました。検討会には生産者約10名が参加し,古川農業試験場作物栽培部が講師となって,ほ場を巡回しながら茎の中にある幼穂の長さを計測し,追肥の適切な時期を予測して追肥時期の検討を行ったり,生育状況やほ場条件から,麦踏みの可否を確認しました。この時期の追肥は穂数増加効果があり,麦踏みは穂の生長をそろえたり,倒伏による品質低下を防ぐ効果があるため,収量・品質向上につながる大切な作業です。生産者は熱心に麦の生育状況を確認し,今後の管理について積極的に意見交換をしていました。
 令和4年産麦類は,は種後の天候に恵まれて初期生育が良好であったため,概ね生育は順調です。普及センターでは今後も高収量・高品質の麦生産を支援していきます。

 

<連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター  先進技術第一班
  TEL:0225-95-7612   FAX:0225-95-2999


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令和4年産水稲乾田直播栽培の播種が始まりました!

2022年03月18日 13時08分53秒 | ③先端技術等の推進・普及による経営効率化・省力化

 亘理農業改良普及センター管内では,東日本大震災後,法人等の大規模経営で水稲乾田直播栽培が注目され,取組面積が徐々に増加しています。管内における令和4年度の取組面積は,令和3年度から約40ha増加し,200haを超える見込みです。

 乾田直播栽培では,育苗や代掻きに要する労力を削減するとともに,移植栽培との作期分散が可能となります。管内における播種作業は,例年3月中旬から始まり,移植栽培の管理が始まる4月中旬には終わります。今年は,年明けから3月にかけての降水量が少なくほ場準備が順調に進んだため,例年に比べ前倒しで播種が進んでいるようです。令和4年度は,古川農業試験場が岩沼市で早期(2月上旬)播種の実証試験に取り組んでおり,播種可能時期の拡大が期待されます。

 乾田直播栽培では,「雑草防除」や「肥培管理」において,移植栽培とは異なる管理が必要となります。普及センターでは,令和元年度から「水稲直播栽培勉強会」を開催し,情報交換をするとともに技術的な課題について検討してきました。令和4年度も,乾田直播栽培技術の高位平準化に向けて重点的に支援していきます

 

<連絡先>

 宮城県亘理農業改良普及センター 先進技術班

 TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143


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ふさすぐりせん定講習会を実施しました

2022年03月18日 11時37分30秒 | ⑦地域資源の活用等による地域農業の維持・発展

令和4年3月15日に栗原市花山地区において,ふさすぐりのせん定講習会を開催しました。せん定講習会では,ふさすぐりの樹の特性など基礎事項を説明し理解を深めた後に実習を行いました。参加者は,枝の生育状況や風通しを考慮し,切る枝,残す枝を講師に確認しながらせん定作業を行っていました。

実習ほ場では例年より細い枝が多い傾向にあり,追肥の時期や量についてもアドバイスをしました。

これまで,秋にせん定作業を行っていましたが,降雪量が多い年は雪の重みで枝が折れるなどの状況もあり,今年は3月にせん定を実施しました。

花山のふさすぐりは,ジャムや菓子に加工され地域の特産品として販売されていますが,年間の生産量が100kg程度で,平成30年,令和元年に新植した苗木からも徐々に収穫できるようになっていることから引き続き安定生産に向けた支援を行っていきます。

<連絡先>

宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班

TEL0228-22-9437  FAX0228-22-6144

 

 


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令和3年度大崎4Hクラブ通常総会が開催されました。

2022年03月17日 17時07分10秒 | ②新たな担い手の確保・育成

   大崎4Hクラブの令和3年度通常総会が,令和4年3月15日(火)に大崎合同庁舎で開催され,クラブ員11名が出席しました。
 総会では,令和3年度事業報告や収支決算報告,令和4年度の事業計画や収支予算,新役員案等が協議され,承認されました。新会長からは,令和3年度は新型コロナウイルス感染症の影響で中止せざるを得ない行事もあったが,令和4年度はオンライン等も使用しつつ,活発に活動していきたい旨,挨拶がありました。
 普及センターでは,今後も大崎4Hクラブの活動を支援して参ります。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター   地域農業班
 TEL:0229-91-0727   FAX:0229-23-0910


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