宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,震災の復旧・復興に向けた取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

平成22年度第1回目の「にいつき軽トラ市」定例市が開催される

2010年05月31日 20時08分46秒 | ②競争力のあるアグリビジネス経営体の育成
 5月22日の土曜日に気仙沼市新月地区の農業者らにより,今年最初の「にいつき軽トラ市」定例市が開かれました。会場では今後の成功を祈願して来場者への餅まきが行われ,一時は100人近い来場者で大いに賑わいました。
 近年は気仙沼市内でも複数の農産物直売市が開かれ,それぞれ特徴のある販売が行われています。にいつき軽トラ市でも,生産者が消費者と対話しながら物を売ることができる利点を活かして,市民により多くの地元産農産物を提供しようと努めています。
 開始以来3年目を迎えた今年の軽トラ市では,会員らが定例市の運営に習熟し,設営や撤収を皆で手伝い,助け合いながら行うようになった一方で,客の需用に応えた販売品目の充実や,食の安心・安全のさらなる追求などが課題として挙げられます。
 普及センターは軽トラ市開催にあたり出店指導を行い,出品する野菜等の栽培方法や農産加工品の販売方法などの点について支援しています。

本吉農業改良普及センター
 地域農業班

TEL 0226-46-6902
FAX 0226-46-5140

水稲採種ほの育苗巡回を実施しました。

2010年05月31日 17時03分18秒 | ③安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

 4月30日に,当普及センター管内の一迫水稲採種組合の育苗巡回を行いました。
 組合員40名のすべての育苗ハウス等を2班に別れて巡回し,苗の生育状況等を確認しました。
 この組合では,播種時期を2回に分け,1回目は4月3日から8日に,2回目は4月25日から30日に播種されています。
 今年の播種後の天候は,低温が続き苗の生育に影響がないか大変心配されたところですが,1回目に播種した苗は早いもので3.0葉に達し,全般的な生育の遅れ,一部発芽不揃いや,病害の発生が見たれましたが,苗自体は順調といったところでした。
 2回目に播種したものは,出芽が確認されたところであり,今後の温度管理等に留意するよう促しました。
 苗の生育の遅れから,当初計画していた移植時期が変更されるようですが,健全な種子確保のため,万全を期していただきたいものです。


<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター  先進技術班
TEL:0228-22-9437    FAX:0228-22-6144


低コスト稲作の切り札、「水稲乾田直播実演会」を開催

2010年05月31日 16時11分56秒 | ⑥地域農業の構造改革に向けた取組支援
 大崎・加美地方では、ほ場の大区画化により水稲作の低コスト化を図るとともに、集団転作による大豆作を推進するなど、攻めの水田農業に取り組んできました。
しかし一方で、生産技術の地域格差が拡大するとともに、大規模な設備投資が必要となる割には収入の少ない水田作に対し、経営としての魅力を失いつつある農家も出現し始めています。
そこで、管内農業者の水田農業への意識啓発・先進的技術の普及を図る事を目的に、低コスト省力化稲作の切り札である「水稲乾田直播」(広畝成形方式)について、大崎市高倉地区の大区画ほ場を会場に実演会を開催したものです。

 同地区の農事組合法人「アグリ高倉」は、2年3作のブロック・ローテーション方式による大豆集団転作を経営の基幹とする法人であることから、乾田直播は大豆跡復元田を利用した無肥料栽培とする事で、大幅なコスト削減を図っています。また、同方式は育苗作業が不要となること、および収穫期が遅くなる事で作期分散が図れる事から、省力的でもある事も大きなメリットとなっています。
 作業の実演には100psのパワークローラー・トラクターが大活躍、1haを約2時間程で仕上げてゆくスピードに、当日訪れた見学者からは声も出ない状況でした。
 しかし、同法人の橋本組合長からは、「大型で高能率の作業機も重要ではあるが、それよりも本暗渠とパイプライン灌水設備のある水田である事の方がより一層重要」と、水田の汎用化の必要性を強調されていました。

当普及センターでは、今後も、水田農業の低コスト省力化に向けて、水稲直播栽培の指導・支援を行っていきます。

<連絡先> 宮城県大崎農業改良普及センター 先進技術班
 TEL:0229-91-0726 FAX:0229-23-0910

「低温寡日照に注意!」第1回南三陸小ぎく現地巡回を開催

2010年05月31日 11時43分57秒 | ①先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 5月20日に南三陸町において,JA南三陸リアス小菊栽培研究会の第1回小ぎく現地巡回を開催しました。今年度は毎月1回程度現地巡回を行い,小ぎくの生育状況や病害虫発生状況を確認することとしており,今回は農薬メーカーの担当者も参加しました。
 南三陸町内の会員ほ場を3カ所巡回し,8月お盆用小ぎくの生育状況を確認したところ,5月中旬の低温寡日照の影響で,定植が若干遅れたほ場では側枝の生育が遅れており,会員は,作業を早めに行うことの重要性を実感していました。また,農薬メーカーの担当者からは,ハモグリバエ類の防除には,ネオニコチノイド系の土壌かん注剤が効果的である,とのアドバイスがあり,会員は,かん注剤の使用時期や使用方法などを熱心に質問していました。
 本吉普及センターでは,今後も毎月現地巡回を開催し,小ぎくの生育状況を実際に確認しながら,需要期出荷に向けた小ぎく生産を支援します。

本吉農業改良普及センター
先進技術班
TEL 0226-46-6902
FAX 0226-46-5140

今年も階上コーンの栽培が始まる

2010年05月31日 10時11分02秒 | ②競争力のあるアグリビジネス経営体の育成
気仙沼市の階上生産組合は,6年前から売上高増加をめざして転作田にスイートコーンを栽培しています。今年もボリュームのある品種「どでかコーン優作」を60aに作付けすることにしました。昨年度は天候不良や獣害のためやや収穫が少なかったので,本年度は,初期生育を確保し生育を揃えるために育苗・移植をすることにしました。
 生産組合では普及センターの指導により,育苗用トレー床土に播種孔を一度にあける道具を作成,4月下旬から播種育苗を行いました。鶏糞を使うなど土づくりを十分に行って準備した圃場に,5月16日から4日間でパートの女性8名を雇用し,生育の良い苗18000本を選んで,根を切らないよう丁寧に移植しました。
生産組合は観光シーズンの収穫へ向けて適切な栽培管理を行っていくとともに,作業についてはパート雇用で地元へ貢献することになります。普及センターではお客に満足してもらえる「階上コーン」になるように,除草・病害虫防除を始め,生産組合を支援していく予定です。
 連絡先:本吉農業改良普及センター
    先進技術班
 TEL 0226-46-6902
 FAX 0226-46-5140

水稲省力栽培に向けて ~ラジコンヘリによる湛水直播栽培に挑戦!~

2010年05月27日 17時53分40秒 | ①先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
栗原市鶯沢地区の農業振興協議会では,今年から水稲直播栽培に挑戦しています。
 5月14日に試験ほ場45aで,無人ヘリコプターと専用機による播種作業を行いました。
 播種当日は市役所や農協などの関係機関,農薬メーカー,機械メーカーおよび小学生等多数が見守る中,順調に作業が行われました。
 試験ほ場は15a3枚で,無人ヘリコプターによる鉄コーティング種子の湛水散播,直播専用機による鉄コーティング種子の湛水条播および直播専用機によるカルパーコーティング種子の湛水条播の3区を比較検討します。
 鶯沢地区では兼業農家が多いこともあり,水稲栽培の省力化を模索してきました。試験ほ場の担当農家は,直播栽培では育苗作業が省略でき,労働力および経費が削減できると期待しています。
 播種時には,試験ほ場に近い鶯沢小学校の6年生が見学に訪れ,機械メーカー2社の担当者による説明を興味深く真剣に聞いていました。
 播種作業時間は,無人ヘリコプターが2分程度,鉄コーティング種子の条播が10分弱,カルパーコーティング種子の条播が40分程度となりました。鉄コーティング種子は土壌の表面に播種する体系であるため,作業時間が大幅に短縮されることが分かりました。
 普及センターでは,今後苗立ち率調査や雑草の発生状況調査等を行っていきます。
 <連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班 技師 和泉 佳
TEL:0228-22-9404       FAX:0228-22-5795・6144



専用播種機による播種の様子

 

鉄コーティング種子

 

小学生にラジヘリによる播種の説明を行うメーカー担当者

トルコギキョウの大産地を目指して

2010年05月27日 14時11分03秒 | ①先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 柴田町におけるトルコギキョウ栽培は昨年から始まり,9名の生産者が約30aの作付けを行っています。今年から新たに導入する生産者もいることから,去る5月20日,JAみやぎ仙南主催による栽培講習会が開催されました。
 講習会には,すでにトルコギキョウを栽培している生産者,これから取り組む生産者合わせて16名が参加し,熱心に聞き入っていました。講師に㈱イワタニアグリグリーンの岡本氏,㈱ムラカミシードの落合氏,桜井氏を迎え,岡本氏からは全国のトルコギキョウで導入が進んでいる「固化培土」の特性や取扱注意点等について,落合氏からは固化培土を使った苗の取扱方法と定植後の管理,桜井氏からは品種特性と作型について講義を受け,大いに理解が進んだようでした。
 参加者からは,早く技術を身につけて,良品生産に励みたいという意気込みが感じられました。目指すはトルコギキョウの大産地です!

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター  先進技術第二班 
       TEL:0224-53-3431 FAX:0224-53-3138


講習会に先立って行われた現地指導会


岡本氏「これが固化培土です!」

宮城県ころ柿出荷協同組合の通常総会が開催されました。

2010年05月27日 13時59分30秒 | ①先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 宮城県ころ柿出荷協同組合第58回通常総会が平成22年5月25日(火)に同組合会議室(白石市大平)で開催されました。
 県南部の白石市・丸森町を中心とした地域は「蜂屋柿」を用いた干し柿(「ころ柿」)加工が盛んな地域で,干し場の風景は晩秋の風物詩となっています。
 通常総会当日は,組合員31名,来賓として白石市副市長のほか,丸森町役場,宮城県中小企業団体連合会の担当者,市場関係者及び大河原農業普及センター所長の出席がありました。
 総会に先立ち同組合保科理事長からは「昨年は,炭疽病・落葉病の被害により作柄が悪く出荷量が減少した。出荷後半の3月まで市況が堅調に推移したため,当初想定した減収までには至らなかったが,売上げは厳しいものとなった。こうした状況にあって,普及センターの支援により,炭疽病の被害が軽減する事例も出てきたことから,今年度は組合一丸となって病害対策を講じ,秋には高品質な柿が生産されるよう取り組む」旨のあいさつがありました。また,普及センターからは,技術情報を配布し,病害虫対策のポイント等について指導を行いました。
 普及センターでは,病害対策を中心に原料柿の高品質・安定生産へ向けた取り組みを継続的に支援していくこととしています。

〈連絡先〉宮城県大河原農業改良普及センター 先進技術第二班
      TEL:0224-53-3431 FAX:0224-53-3138

南三陸アスパラガスの産地化を目指す

2010年05月26日 09時50分00秒 | ⑤地域農業を支える意欲の高い担い手確保
5月11日に気仙沼市本吉町において,JA南三陸管内アスパラガス生産研究会の主催による出荷目揃い会が開催されました。
今回は,今年から本格的に出荷を始める生産者を中心に,出荷規格の説明や出荷上の注意点,今後の栽培管理などについてJA南三陸と本吉普及センターの担当職員が説明を行いました。
 本吉普及センター管内のアスパラガス生産は平成19年に約80aで始まりましたが,年々作付けが増加し,平成22年4月現在で約4haが栽培されています。
 植え付け後1~2年目の株が中心であることや,栽培者が経験不足であるため,生産量はまだ少量ですが,今後,生産面積を増やしながら生産量を増加させていくこととしています。
 普及センターでは,平成22年3月に設立された生産者組織「JA南三陸管内アスパラガス生産研究会」へ活動支援を行い,生産者の栽培技術向上を図っていく計画です。

本吉農業改良普及センター先進技術班
TEL 0226-46-6902 FAX 0226-46-5140

「ふき」の出荷が最盛期を迎える

2010年05月26日 09時44分28秒 | ①先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 南三陸町特産の「ふき」が出荷最盛期を迎えています。 
 南三陸町では冬場の日照が比較的多く,「ふき」の栽培に適していたことから,昭和60年代導入が始まりました。関係機関が一体となり生産振興を図っており,現在では約70戸で栽培されています。 
 栽培方法として,露地栽培の他に施設栽培も行われており,特に施設で栽培された「ふき」は苦みも少なく柔らかいのが特徴で,「サラダふき」として販売されています。 
 露地の「ふき」は例年5月連休にかけて最盛期となっていましたが,今年は春先の低温によって生育が遅れており,5月の連休明けから出荷作業が本格化してきました。「ふき」の出荷先は仙台市場を中心に,一部県外にも出荷されています。
 平成21年の販売実績は約3,500万円であり,JA南三陸の主力品目の一つとなっています。「春告げやさい」に続き,南三陸から新緑の季節を告げる「ふき」を是非ご賞味下さい。

本吉農業改良普及センター先進技術班
TEL 0226-46-6902 FAX 0226-46-5140