宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,震災の復旧・復興に向けた取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

登米市登米町の芳賀よみ子さんが日本農林漁業振興会会長賞を受賞!

2011年11月28日 16時36分28秒 | ⑥地域農業の構造改革に向けた取組支援

  平成23年度(第50回)農林水産祭において,登米町の芳賀よみ子さんが栄えある日本農林漁業振興会会長賞を受賞しました。
 この賞は,天皇杯等三賞の一つで,昨年8月から本年7月までに農林水産大臣賞を受賞した453点の中から,7部門計22人が表彰されました。
 芳賀さんは,家族経営協定の締結や女性農業委員の登用促進など女性農業者の社会参画を支援した活動が高く評価され,本年3月に平成22年度農山漁村女性・シニア活動表彰の女性地域社会参画部門で農林水産大臣賞を受賞し,今回,園芸部門(生活改善)での受賞となりました。
 表彰式は,11月23日勤労感謝の日に,東京都の明治神宮会館で開催された農林水産祭式典の中で行われました。
 普及センターでは,今後も農村における男女共同参画社会の形成を目指して,農山漁村パートナーシップを推進していきます。

宮城県登米農業改良普及センター                                    〒987-0511 登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-8603  FAX:0220-22-7522                           Eメール:tmnokai@pref.miyagi.jp


「まめな作業を」~美里管内の大豆刈取り現地検討会~

2011年11月28日 15時25分05秒 | ③安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

 美里地域の平成23年度の大豆作付面積は1,168haで,県内の約12%を占めています。品種は中生のタチナガハが約55%,晩生のミヤギシロメが約25%で,小麦後の作付けも多いのが特徴です。
  生産者の大豆生産に対する意欲は高く,JAみどりのの営農センターごとに播種前から収穫まで数回にわたり講習会や現地検討会を実施しています。その結果,管内の平均収量は約200kg/10aと,県の平均収量150kg/10a前後を大きく上回っています。
 今年も成熟期が近づいてきたことから,11月4日から15日にかけて,各地区ごとに刈取り現地検討会が開催されました。
 普及センターでは立毛状態の大豆子実と茎の水分を測定し,汚粒や損傷粒を出さないための水分の目安と,触った時の茎のぬめりや折れ方から刈取適期を判断する方法について説明しました。子実水分は適正でも,茎水分がまだ高く,コンバイン収穫には少し早いと判断されるほ場もあり,参加者はそれぞれ自分のほ場の状態と比べていました。
 また,収穫時の農作業事故の発生防止のため,コンバイン清掃時のエンジン停止を徹底するよう呼びかけました。
  早生品種では11月1日頃から刈取りが行われており,病害虫の被害も少なく,良質な大豆生産が期待されています。
 普及センターでは今後もJAみどりのと協力し,講習会等を通じ,高品質大豆生産のための支援を行って参ります。

<問い合わせ先>
  美里農業改良普及センター 先進技術班
                                   TEL 0229-32-3115         FAX 0229-32-2225


ばら直売園で「復興3 9 ( サンキュー) 企画」を実施!

2011年11月28日 13時12分01秒 | ⑧東日本大震災からの復興に関する支援

 名取市の丹野敏晴さんが営む梶農園は, 9 2 . 5 a の敷地で, ばらの栽培を行っています。また, 栽培施設の敷地内には直売園を併設しており,ばらの直売も行っています。
津波による被害はかろうじて免れたものの, バラを栽培するためのベンチの倒壊や, 暖房機が破損するなどの大きな被害を受けました。しかし,丹野さんは震災直後から,
家族や従業員, 友人等と協力しながら栽培施設の復旧作業に取り組みました。
 また, 丹野さんは「このピンチをチャンスに変えたい! 」という思いから, 梶農園の復興に向けて, みやぎ産業振興機構及びブレイントラストアンドカンパニー( 株) の支援を受けながら, 様々なプランづくりを始めました。
 その取り組みの1 つとして実施された「復興3 9 ( サンキュー) 企画」は, ばらのアレンジメントを3 ,9 0 0 円で全国に発送するという企画で,梶農園のばらを支持してくれたお客さまへの感謝の気持ちが込められたものです。
 商品は直売園担当の丹野こずえさんのアイディアにより,香りばらを用いた「秋の香り」,秋をイメージした「秋の旬彩」,かわいらしい小輪系のばらを用いた「錦秋小バラ」の3 種類を用意しました。お客様からは「こんな豪華なアレンジメントが3 ,9 0 0 円とは! 」という声も寄せられ,評判は上々です。注文数やアンケートの回収率も目標を上回っており,手応えを感じています。現在は, 直売園ロゴマーク, パンフレット, ホームページのリニューアルを進めています。
 丹野さんは,「今後も梶農園のばらをPR し,情報発信していきたい。そして,より多くのお客さまに満足していただけるばらを生産したい」と話しています。

 

連絡先:亘理農業改良普及センター 0223-34-1141


いちご農家の新たなスタート! ~ 「家族経営協定」を締結~

2011年11月28日 13時09分59秒 | ⑧東日本大震災からの復興に関する支援

山元町にある「夢いちご生産組合」(菅野孝雄組合長,構成員9 名)では,いちご生産を再開するにあたり, 4 戸1 6 名が, 亘理農業改良普及センターや山元町の支援を受けて話し合いを重ね, 家族経営協定の締結に至りました。この協定は,家族内の役割分担や労働条件を明確化し,魅力ある農業経営を実現することを目的としたものです。
この協定を締結した半澤家, 大坪家, 深沼家, 土生家の4 家族は, 自宅や施設の大半が流出・損壊するという, 大きな被害を受けました。しかし, 夢いちご生産組合が管理する
牛橋地区の大型施設は奇跡的に全壊を免れたため, 9 月には定植を終えることができました。気持ちも新たに再出発した4 家族ですが,特にその後継者たちは,「山元のいちごを自分たちの手で復興させるため, 経営にも積極的に参画していきたい」という思いを強くし
ています。
家族経営協定の合同調印式は, 9 月2 1 日に山元町役場で行われました。4 家族を代表
して半澤文典さんは,「震災からの復興を目指し,家族の絆を深めながら,クリスマス需要
期の出荷に向けて, 全員で取り組んでいきたい」と決意を表しました。また, 協定の締結
後には後継者たちが農業経営改善計画を作成し, それぞれ, 町の認定農業者として認められました。

連絡先:亘理農業改良普及センター 0223-34-1141


今季産のいちごが初出荷されました

2011年11月28日 13時07分22秒 | ⑧東日本大震災からの復興に関する支援

地震に伴う津波により, 東北地方最大のいちごの産地である亘理町, 山元町では, いちご栽培施設の約9 5 % が倒壊・冠水するという壊滅的な被害を受けました。
冠水したいちごの作付けほ場では, 施設の被覆資材を除去したことで, 雨水による除塩が進みました。しかし, 震災前まで灌水に使用していた地下水は, 多くのほ場で, 塩分濃度が高く栽培に使用できないことがわかり, 灌水用の水を確保することが課題でした。
生産者は, J A みやぎ亘理及び亘理農業改良普及センターが作成した「用水確保マニュアル」を参考にしながら, 貯水槽を自作したり, 上水道をほ場へ引き込むなど, 用水の確保に取り組みました。
また, 貯水槽は施設の内外に設置されており, 雨水を貯えるほか,塩分濃度が低い井戸から用水を運搬して貯水する方法がとられています。このような努力の成果によりいちごは順調に生育し, 1 1 月1 9日から出荷が始まりました。
被災した生産者は, 1 2 月のクリスマス期需要に向け, いちごの産地を復興するために, 大変意欲的に取り組んでいます。

連絡先:亘理農業改良普及センター 0223-34-1141


亘理町の「輪ぎく」が花き品評会金賞1 席を受賞しました

2011年11月28日 13時05分42秒 | ⑧東日本大震災からの復興に関する支援

 1 0 月1 5 日と1 6 日の両日, 宮城県庁を会場に開催された「宮城県花き品評会」において, 亘理町の小野幸夫さんが出品した「輪ぎく」が, 出品数4 3 5 点の中から, 金賞1 席に選ばれ,農林水産大臣賞を受賞しました。受賞品は,花と茎葉のバランス,花の揃い,出品技術など品種特性を充分に引き出しており,審査員から高い評価を得ました。
亘理農業改良普及センターの管内からは他に, 丹野岳洋さん( 名取市) 出品のばらと加藤憲一さん( 亘理町) 出品のミニシクラメンが金賞, ( 有) 渡辺バラ園(名取市)出品のばらが銀賞を受賞しました。また, 同時開催の「農林産物品評会」では寒風澤敦司さん( 岩沼市) 出品のきゅうりが宮城県知事賞3 等を受賞しました。
受賞するまでの道のりには, 栽培管理面以外にも大変な苦労がありました。地震に伴う津波により今年度作付けできなかった方や, 作付けが遅れた方など, 生産者の状況も様々ですが, 今回の上位入賞を弾みに, 1 人でも多くの生産者が1 日でも早く施設の修復・再建を完了し, 生産を再開できることを期待しています。


女性起業者が東京で情報収集

2011年11月28日 11時50分43秒 | ②競争力のあるアグリビジネス経営体の育成

 普及センターでは,起業化を目指す女性及び起業化して間もない女性経営者を対象に,女性起業化講座を開催してスキルアップを図っています。
 11月12日には震災後初めての講座として,今後の事業拡大に向けた首都圏での意見交換と情報収集を行いました。
 参加者は7名で,農業実験レストラン“六本木農園”を始めとする農業関連レストランやスーパー,宮城ふるさとプラザCOCO MIYAGI等4箇所を精力的に廻り,消費者が求める農作物,イメージする農村の姿,ファッションとなった「農」等を直に感じたとったようです。
 今後普及センターでは,今回の経験を活かして,それぞれの参加者が事業拡大や新たな事業展開を図れるよう,継続的に支援していく予定です。

  
〈連絡先〉
  宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第二班
  〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
  TEL:022-275-8374
  FAX:022-275-0296
  E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp


震災農地での水稲栽培

2011年11月22日 11時43分14秒 | ⑧東日本大震災からの復興に関する支援

 東日本大震災の津波により,仙台市沿岸部の農地は大きな被害を受け,多くの農家は米作りを断念しなければなりませんでしたが,仙台市若林区の専業農家大友一吉さんは,塩害と戦いながら米作りに取り組みました。
 先日,仙台市農業委員会研修会の講師として招かれた大友さんは,除塩作業を3回行っても塩分濃度が基準値を下回らないため,稲の生命力を信じて田植えを行い,無事に活着した事や,通常の中干しでは塩分濃度が上がる心配があるため,苦労しながら初めて飽水管理に取り組んだ事,そして稲刈りの日に,平年並みの収穫を実感した喜びなどを話されました。
 大友さんの話を聞いた農家にとっては,来年の水稲栽培の再開に向け大きな励みとなりました。
 津波被災農地での水稲栽培事例が乏しいため,普及センターでは,除塩ほ場の土壌塩分濃度の推移と水稲の生育調査結果を基に,栽培指導を行って参りました。
 来年,仙台市では500haの農地復旧を予定しており,普及センターでは,今年の調査結果を基に,水稲栽培の再開に向けた取組を支援して参ります。

 〈連絡先〉
  宮城県仙台農業改良普及センター 地域農業班
  〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
  TEL:022-275-8320
  FAX:022-275-0296
  E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp


第2回6次産業化スタートアップ勉強会を開催

2011年11月17日 18時35分21秒 | ②競争力のあるアグリビジネス経営体の育成

 美里町南郷の「菜園レストラン 野の風」を会場に「第2回6次産業化スタートアップ勉強会」を開催しました。農業法人の一部門として6次産業化を志向する方,すでに6次産業に取り組んでいる方など計8名の参加がありました。
 食品衛生の基礎知識と食品営業許可について大崎保健所の職員から講話を頂き,営業許可申請の手順,食品製造時の衛生管理,表示,食中毒事例について学びました。
  その後,ドレッシングの販売手法について意見交換し,志向を同じくする生産者で販売ルートの開拓に取り組んでいく方向で話合われました。また,東北農政局大崎地域センター今野氏より,6次産業化に関する施策についての情報提供を頂きました。 
 参加者は,特に食品衛生の講話で熱心にメモを取っており,事業者としての責任感が強く感じられました。
 今後,普及センターでは,6次産業化を志向する方々への支援として,パッケージデザインの研修,加工施設見学等を予定しています。

             <問い合わせ先>美里農業改良普及センター 先進技術班
                                   TEL 0229-32-3115         FAX 0229-32-2225


「熱い討論」仙台農業士会研修会

2011年11月17日 15時59分49秒 | ⑤地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 仙台農業士会(千葉晃彦会長,会員25名)では,会員の相互交流と会員の農業経営の取り組みを知ることを目的に,11月7日に研修会を開催しました。
 今回は,仙台市太白区秋保町で有機栽培と農家レストランに取り組んでいる会員の佐藤秀子氏宅を会場に,現地視察と意見交換を行いました。今回の研修には,会員の他東北大学農学部の学生5名と先生にも参加してもらい,農業の現場を肌で感じ取ってもらうと共に,会員と農業政策や経営に関する事柄について意見の交換を行なってもらいました。
 佐藤さんは,ご夫婦で35年前から農薬や化学肥料を使わない栽培に取り組んでおり,生産された農産物を使った料理を提供する農家レストランも営んでおります。佐藤さん宅で研修を受けた若い方々が,近隣の農地を借りて農業参入しており,佐藤さんは地域一体を「有機の里」にしたいとの思いをお話されました。
 学生からの突っ込んだ質問や意見に会員が真剣に返答し,意見交換は大変熱を帯びたものとなりました。会員からは,自分の経営を考える上でとても刺激になったと感想が寄せられています。
  普及センターでは,このような相互の交流活動を今後も支援していきます。

 〈連絡先〉
  宮城県仙台農業改良普及センター 地域農業班
  〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
  TEL:022-275-8410
  FAX:022-275-0296
  E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp