石巻市と東松島市の青年農業者で構成する石巻地区4Hクラブ連絡協議会の視察研修が、6月24日~25日に開催されました。
今回の研修では、福島県会津若松市河東町地区で「食肉用馬」を飼育している「株式会社会津畜産」の「河東牧場」を見学しました。
会津畜産では、会津地域の河東地区と喜多方地区の2か所に直営牧場を所有しており、常時250~300頭の馬を飼育しています。自社牧場で肥育後、加工、販売までを一貫して行っています。
クラブ員は、畜舎の中で実際に馬を見学し、佐藤代表取締役から、肥育牛から肥育馬へ経営転換し、自らの創意工夫により、おいしい馬肉となる馬を育てる技術を確立させ、販売までの一貫した会社経営を行っているとのお話を伺い、感嘆の声を上げていました。自分たちの地域とは異なる農業経営があることを実感でき、有意義な視察研修となりました。
<連絡先>
宮城県石巻農業改良普及センター TEL0225-95-7612 FAX0225-95-2999
令和7年6月17日に、令和7年度みやぎ農業未来塾「在学者コース~石巻地域の農業紹介講座」の第1回目を開催しました。
本講座は、高校生を対象に石巻地域農業の優良事例を紹介し、進路選択の参考と学習意欲の向上を図る目的で開催したものです。
今回は、石巻北高校食農系列3年生8人を対象に、「就農・就職に向けた心構え」と題して、東松島市の株式会社イグナルファーム代表取締役社長から、社会人としての5つの心得「挨拶」「時間厳守」「報告・連絡・相談」「コミュニケーション」「自己管理」について、自分の経験を交えて、わかりやすく説明していただきました。また、「大切なことや当たり前のことを分かっていても、やりたくないと思ったり、後でやろうと思う自分がいる。社会に出ることは自分との戦いであり、辛さを乗り越えてブラックな自分に打ち勝つ大人になってほしい」と、生徒達にエールを送りました。
講演の途中で、社長が生徒一人一人に質問をし、社長と生徒の言葉のキャッチボールが行われるなど、かなり盛り上がった講座となりました。
11月には2年生を対象とした視察研修も計画しています。
<連絡先>
宮城県石巻農業改良普及センター 地域農業班
TEL:0225-95-7612 FAX:0225-95-2999
美里4Hクラブは、大崎市(松山、鹿島台、田尻)、美里町、涌谷町の若手農業者で構成され、クラブ員同士の技術研鑽や情報交流を目的に活動しています。その活動の一環として、令和7年5月29日(木)に若手農業者の交流会を美里町内で開催しました。
現在、県内の各4Hクラブでは、クラブ員の減少・固定化とともに、活動がややマンネリ化してきているという課題があります。このような状況の中、複数クラブで行事を合同開催するなど、広域的な交流を行うことでより充実した活動を目指そうという機運が高まっています。
そこで、今回の交流会は、新たな試みとして近隣の大崎、登米の4Hクラブ員にも参加を呼びかけました。さらに、美里管内の4Hクラブにまだ加入していない若手農業者にも勧誘を兼ねて声がけし、普及センター職員を含めて総勢17名が参加しました。
始めに、美里4Hクラブ小堤会長からクラブの活動紹介を行い、参加者が自己紹介行った後、情報交換に移りました。初対面の人が多い中でしたが、若手農業者同志ということで大いに盛り上がり、異なる地域の農業の事例を共有することができ、広域的な交流の場としても有意義な時間となりました。
今回の交流会を皮切りに、今後も各クラブの行事にはお互いに参加を呼びかけあうことで、広域的な行事が展開され、活発なクラブ活動が行われることが期待されます。
<問い合わせ先>美里農業改良普及センター 地域農業班
TEL 0229-32-3115、FAX 0229-32-2225
令和7年5月30日、株式会社やまもとファームみらい野を会場に、県や町、JA等関係機関出席のもと「いちごトレーニングセンター」研修生成果報告会が開催されました。
本報告会は1年間の研修を修了した研修生が、同センターでのいちごの基礎知識や生産技術の習得、そして今後の事業計画について発表するものです。
研修生の発表後の質疑応答では、資材高騰等厳しい環境の中での営農開始についての細かな助言のほか、「県の施策に合致する事業の実践に期待する」「仙台いちごの振興に協力願う」などの温かい励ましの言葉などもありました。
研修生2名は、当トレーニングセンターの第1期生で今後事業計画の実現に向けて、生産施設が準備でき次第、本格的な営農を開始する予定です。
普及センターでは、新たな担い手の育成のため、技術指導等の支援を行っていきます。
<連絡先>
宮城県亘理農業改良普及センター 先進技術班
TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143
令和7年6月8日にイオンタウン佐沼で開催された「アートファンタジアTOME」に登米市4Hクラブが参加しました。本イベントは美術関係のイベントではありますが、登米市4Hクラブの知名度向上を目的に3人のクラブ員が参加し、PRを行いました。参加者の中には興味をもってくださる方もおり、会話を通じてクラブの活動やクラブ員自身の営農状況について話し込んでいる様子も見受けられ、登米市4Hクラブの知名度向上の良い機会となりました。
当普及センターは今後も登米市4Hクラブの活動を支援してまいります。
<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 地域農業班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-8603 FAX:0220-22-7522
令和7年6月3日に川崎町山村開発センターを会場に、大河原地域次世代農業研修会(みやぎ農業未来塾)が開催されました。「みやぎ農業未来塾」は、若手農業者や学生の皆様に、農業を幅広く学んでいただくため、県内9か所にある普及センターごとに開催しているものです。今回は、川崎町との共催で、 新規就農者以外の方にも参加いただきました。
研修会では、株式会社渡辺採種場仙台店の櫻井遼介氏を講師に迎え、「これから取り組む秋冬(年明け販売)野菜の栽培」をテーマに、ハクサイ、キャベツ、ダイコン、タマネギ等の栽培の勘どころについて紹介いただきました。
管内の多くの野菜栽培者が参加し、「新品種や栽培方法、留意点など興味深く聞くことができ、今後の作付計画の参考となった」等の感想がありました。
今後も継続的に研修会を開催する等、さらに関係機関と共に支援を続けていきます。
〈連絡先〉大河原農業改良普及センター 地域農業第二班
TEL:0224-53-3519 FAX:0224-53-3138
令和7年5月20日に、石巻普及センターの職員は、JAいしのまきスリムねぎ部会員とともに、涌谷町にあるJA新みやぎ仙台小ねぎ部会の共同選別場を現地調査しました。
JAいしのまきスリムねぎ部会では、スリムねぎの産地活性化に向け、担い手の確保・育成に有効な手段のひとつとして、共同選別場の導入を検討しており、当普及センターもこの取組を重点的に支援してきました。
参加した部会員は、仙台小ねぎ部会員と意見交換をするなど、共同選別場の運営手法などについて確認していました。
当普及センターでは、今後もJAいしのまきスリムねぎ部会の活動を支援していきます。
<連絡先>
宮城県石巻農業改良普及センター
TEL0225-95-7612 FAX0225-95-2999
令和7年4月25日(金)に、宮城県農業大学校新入生の普及センター訪問に合わせ、例年開催している「みやぎ農業未来塾 就農準備塾」を実施しました。
今年は仙台管内出身の学生だけでなく、県外出身の学生も参加し、総勢22名が来所しました。自己紹介の際はやや緊張した面持ちでしたが、普及センターの職員から、普及指導員の仕事や仙台地域の農業の概要、新規就農者向けの支援制度についての講義を行った際は、積極的に質問をする様子が見られました。
全体を通しての質疑応答の際には、「普及指導員は支援先の農家、どのような会話をしているのか」、「宮城県で取り組んでいる最新の農業技術はあるか」、「親元就農への支援はあるか」といった県の農業に関する質問や、自身の将来を見据えた質問が挙がったほか、「県職員の給料はどれくらい?」、「おすすめの農家レストランは?」といったフランクな質問もありました。
新入生の皆さんは、今年の秋には先進農業体験学習が控えております。仙台農業改良普及センターでは、今後も、将来の担い手となりうる皆さんの学びを支援してまいります!
〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 地域農業班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8320
FAX:022-275-0296
E-mail:sdnokai@pref.miyagi.lg.jp
令和7年4月25日、当地域農業への理解促進や就農意欲向上を目的として、宮城県農業大学校1年生の普及センター訪問に合わせて「みやぎ農業未来塾」を開催しました。
初めに普及センターから、地域農業の概要、普及センターの仕事内容、就農支援について説明を行いました。続いて学生との意見交換では「農業法人で就農し、将来的には独立したい」等の進路希望を聞くことができました。
最後に、普及センター駒井所長が「先進農業体験学習を通じて、地域農業への理解を深めるとともに、人脈を広げることで、農業大学校での学びを深めてほしい」とエールを送りました。
今後も、普及センターは地域農業の担い手となる新規就農者や青年農業者の支援を行っていきます。
※農業大学校について
農業の近代化と経済社会の発展に対応できる、高度な知識・技術を身につけ優れた農業経営者と農村地域の指導者の育成を目的として設置された大学校です。
(宮城県農業大学校HP)https://www.pref.miyagi.jp/site/noudai/
<連絡先>
宮城県亘理農業改良普及センター 地域農業班
TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143