宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,震災の復旧・復興に向けた取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

石巻河北上品山牧場で放牧が始まりました

2015年05月29日 14時49分53秒 | ⑧東日本大震災からの復興に関する支援

 平成27年5月22日,石巻市河北上品山牧場で牛の放牧が始まりました。東日本大震災後は放牧を中止していましたが,平成25年6月に再開し,今年で3年目になります。
 前年度の閉牧後に各牧区の土壌分析を行い,施肥設計に基づいて土壌改良資材施用し,5月上旬には牧草の放射性物質検査を行いました。その結果,ほとんどの牧区が不検出となり,放牧が可能であることを確認しました。
 放牧当日は河北地域,河南地域及び桃生地域から黒毛和種雌牛47頭がトラックで運び込まれました。牛たちは採血,体重測定,牛体の放射線量の測定等を行った後,広々とした牧場を駆け回っていました。なお,放牧は11月4日まで実施されます。
 普及センターでは,今後も関係機関と連携を図りながら土壌診断や牧草の放射性物質の検査を行い,牧場の安全性を高めていきたいと考えています。
 
         
      【トラックから降ろされる牛】                      【放射線量の測定】                          【放牧された牛たち】                

 

<連絡先>宮城県石巻農業改良普及センター  先進技術第一班 
 TEL:0225-95-7612  FAX:0225-95-2999


JA古川大豆栽培共励会表彰式及び講習会が開催されました

2015年05月28日 09時39分06秒 | ①先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 平成27年5月18日に,「平成26年産ふるかわ大豆栽培共励会」で入賞した8営農生産組織の表彰式が行われ,約60名の大豆生産者が参加しました。JA古川管内の平成26年産大豆の作付面積は1288ha,平均収量は209kgでした。共励会では農業改良普及センターや農業協同組合等の職員が審査員となり,96の集落営農組織等が生産したタンレイ,きぬさやか,ミヤギシロメについて単収,品質,作付区分等を総合して厳正に審査しました。審査の結果,各品種ごとに最優秀賞,優秀賞,特別賞が決定されました。
 平成26年産大豆は好天に恵まれ,播種や中耕・培土を適期に行うことができたため,生育は良好でした。開花期以降は適度な降雨によって莢付が良く,病害虫の発生も少なく,収量・品質ともに平年を上回る出来でした。共励会に参加された方の2割は収量250㎏以上,4割は1・2等比率90%以上と大変優秀な成績を収められました。
 表彰式終了後,に引き続き行われた大豆講習会では,昨年,大崎市富長地区で行われた「大豆作における帰化アサガオ類の防除実証試験」について,古川農業試験場から,体系防除によって雑草の発生密度を抑える効果が見られた事例紹介がありました。
 普及センターからは,大豆作技術情報により,大豆栽培のポイントである排水対策,適期播種,早めの中耕・培土を呼びかけました。
 大崎地域は大豆の安定生産が図られる産地として,実需者から高い期待が寄せられています。単収や品質の向上はもとより,実需者の多様なニーズに応える商品性の高い大豆を生産することが重要です。
 普及センターでは,今後も継続して生産者の技術研鑽を支援していきます。
<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター      先進技術班 
 TEL:0229-91-0726   FAX:0229-23-0910


可変施肥田植機による田植えの実演が行われました。

2015年05月27日 19時56分08秒 | ⑥地域農業の構造改革に向けた取組支援

 可変施肥田植機による田植えの実演が、5月14日~22日にかけて、県内3カ所の土地利用型大規模経営体で行われました。通常の側条田植機は、田植えと同時に一定量の肥料を撒いていきますが、可変施肥田植機は、田植えを行いながら、ほ場内の作土の深さと土の肥沃度を瞬時に測定し、肥沃な地点では施肥量を減らして田植えを行います。

 可変施肥田植機は、大豆跡や大区画ほ場での水稲生育ムラの改善や倒伏防止等に効果が期待されることから、実証ほ場を通じて、米の低コスト高品質生産、農作業の効率化を検証していきます。

 革新支援専門員チームでは、新たな試験研究成果を活用し、現地と連携しながら、大規模経営体の支援に取り組んでおり、今回の実演会は新たな技術を広く紹介するため開催したものです。


きゅうりの現地巡回指導会が行われました!

2015年05月27日 16時58分22秒 | ①先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 石巻管内のきゅうり生産者を対象に,平成27年5月13日から20日まで,
現地巡回指導会が行われました。

 JAいしのまきの主催で,普及センター,各種苗会社の担当者が
石巻・矢本・河南地区の部会員の圃場を毎月巡回し,
生育状況を見ながら,今後の栽培管理や病害防除について情報提供しました。

 各生産者からは,他産地の生育状況について質問や,
摘葉・整枝管理について意見交換が積極的に行われるなど,
収量増加への意欲の高さがうかがえました。

 普及センターでは,きゅうり産地の発展にむけてこれからも支援をしていきます!

 <連絡先>
宮城県石巻農業改良普及センター      先進技術二班  
TEL:0225-95-7612   FAX:0225-95-2999


 

いぼが多く、パリッと歯ごたえのある四川胡瓜(しせんきゅうり)。
漬け物などに最適です!


JAみやぎ亘理で米っ粉くらぶ「ハートフルクッキング」が開催されました。

2015年05月27日 16時06分50秒 | ⑤地域農業を支える意欲の高い担い手確保

  4月24日にJAみやぎ亘理が主催する米っ粉くらぶ「ハートフルクッキング」の第1回目が,JAみやぎ亘理本所2F調理室で開催され,米粉の加工に関心のある女性の方が約15名参加しました。この企画は5回コースとなっており、今後、2ヶ月毎に開催され、米粉の様々な加工について取り組む予定となっています。

 第1回目の米粉加工品はロールケーキで、米粉と卵白と砂糖だけで生地を作り、生クリームと卵黄と砂糖でクリームを作るなど初心者でも作りやすいレシピに基づいて実習を行っていました。

 参加者の方々には、米粉を初めて扱った方やお菓子作りが初めての方もいましたが、分かりやすいレシピと円滑な指導で、参加された方全員が最後まで失敗せずに作ることができました。

 普及センターからは、米粉の種類と特性、特に製粉方法によって澱粉が損傷し、パンのふくらみや菓子の食感が変わることなどを説明するとともに、米粉の利用について、パンやお菓子のほかにもホワイトソースや天ぷら、唐揚げ、あんかけなど広く利用できることを説明しました。

 参加者からは、質問が相次ぎ、早速使ってみたいとの要望もあり、JAみやぎ亘理で対応していました。

 普及センターでは、今後も女性農業者の意欲ある活動を支援します。

<連絡先>

宮城県亘理農業改良普及センター

電話 0223-34-1141


丸森町でぶどうの栽培講習会を開催しました

2015年05月27日 14時28分31秒 | ①先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 5月20日,丸森町不動直売会のぶどう栽培者を対象に栽培講習会を開催しました。

 不動直売会では平成13年から水稲育苗ハウスを利用したぶどう栽培を開始しており,その生産と販売に力をいれています。品種「スチューベン」や「藤稔」などを中心としたぶどうは不動直売センターの目玉商品となっており,8月下旬~9月上旬に開催される「ぶどう祭り」は例年多くの来客があります。

 今回の講習会ではぶどうの房や果粒を減らし,果実肥大を良くするための摘房・整房・摘粒方法などについて講習を行いました。また,今秋から品種「シャインマスカット」が本格的に収穫されることもあり,参加者からは果実肥大と種なし化を目的とした植物ホルモン剤の使用方法や病害虫などについて質問が多くありました。不動直売会では秋の「ぶどう祭り」に向け,今後も栽培講習会を予定しています。


摘房や整房は高品質化には必須です

普及センターでは直売所での有利販売に向けた,果樹の安定生産と高品質化を目指した栽培技術の向上を引き続き支援します。

〈連絡先〉宮城県大河原農業改良普及センター
      TEL:0224-53-3431 FAX:0224-53-3138


(株)ぱるファーム大曲第3期決算総会の開催

2015年05月27日 11時11分42秒 | ⑧東日本大震災からの復興に関する支援

 平成27年5月22日,震災後に設立された(株)ぱるファーム大曲(代表取締役社長木村裕幸)の第3期決算総会が開催されました。

 東松島市大曲地区は,東日本大震災の大津波により甚大な被害を受けました。当法人は,農地復旧を兼ねたほ場整備事業の実施にあわせて,震災前の営農組織である大曲生産組合構成員が,地域農業の担い手として平成24年12月6日に設立しました。

 今期は,市が復興交付金により整備した乾燥調製施設の貸与を受け,自社分(水稲40ha,大豆10ha)も含め,市内で収穫された水稲100haと大豆80ha規模の乾燥調製を行い,ほぼ計画通りの売り上げが計上されました。

 大曲地区の農地は復旧・整備事業が行われており,平成28年度中に約140haの全ての農地が復旧する見込みで,農地中間管理事業のモデル地区でもあり,当法人等への面的集積が進められます。

 また,本年7月から市が復興交付金により整備した園芸施設50aにおいて,ミニトマト栽培も始まることから,栽培技術の向上や労務管理の徹底など経営の強化が望まれます。

 普及センターでは関係機関と連携して栽培技術や法人経営の高度化の支援を継続し,地域農業の復興に取り組んでいきます。

 

<連絡先>

 宮城県石巻農業改良普及センター    地域農業班

 TEL:0225-95-1435 FAX:0225-95-2999


栗原4Hクラブ ササニシキプロジェクト始動

2015年05月26日 17時09分11秒 | ①先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 5月20日(水)に,栗原市若柳で,栗原4Hクラブササニシキプロジェクトの田植えを行いました。
  ‘ササニシキ’は食味が良好で,かつて宮城県の主力品種でしたが,冷害に弱く栽培管理が難しいため,生産量が大きく減少しました。しかし今でも寿司用などその味に根強い人気があり,栗原での生産を増やすため,プロジェクトを立ち上げました。
  今回は4Hクラブ員に加えて,田植え体験を希望する仙台市の消費者も参加し,晴天のもと楽しみながら田植えをしました。昼食は,築100年の古民家の農家レストランで郷土料理を食べながら情報交換を行い,交流を深めました。今後は稲の生育調査に加え,伊豆沼の蓮の花が咲く頃に見学会を開き,9月後半には収穫祭を行う予定です。
 栗原4Hクラブは,栗原地域の農業を担う農業青年が集まり,自己研さんと仲間づくりを目的とした団体です。
 普及センターでは今後も栗原4Hクラブの活動を支援していきます。


  手植え作業

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター
先進技術班 
TEL:0228-22-9437
FAX:0228-22-6144


鉄コーティング湛水直播播種~昨年の反省を活かして~

2015年05月26日 13時37分22秒 | ①先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

  5月15日に、当普及センターの鉄コーティング湛水直播展示ほ場の播種作業が行われました。展示ほ担当農家は、一昨年から湛水直播栽培に取り組んでいますが、播種時の田面の固さ調節に苦労してきました。鉄コーティング湛水直播では、ほ場の表面に種籾を落とす「表面播種」という方式をとります。ほ場が柔らかすぎると、播種した種籾が土中に沈んでしまい、出芽率が低下します。また、ほ場が固すぎると、播種機が走行した際に土がめくれ上がり、ほ場がデコボコになってしまいます。今年は、代掻きを3日前に終わらせ、前日の晩から落水し、当日午後にほ場の硬さを播種作業に適した「やや固め」に調整しました。その結果、播種した種籾は土中に沈むことなく、ほ場には播種機の走行跡が筋状に残る理想的な状態となりました。展示ほ担当農家も、適切なほ場の固さについて理解し、コツを掴んだようです。

  管内では、約7800haの水稲作付面積のうち、昨年度約270haで直播栽培が取り組まれました。このうち約80%が湛水直播栽培で、鉄コーティング湛水直播栽培への取り組みが増加しています。直播栽培は、育苗に係る労力やコストを削減できる技術として取り組みが拡大していますが、移植栽培と作業管理が若干異なるため、初めて取り組む農業者は悩むことが多いようです。管内のJAみどりのでは、昨年度水稲生育期間中に3回の直播現地検討会を開催し、複数の湛水直播栽培・乾田直播栽培ほ場において生育状況や栽培管理について確認してきました。昨年度は、湛水直播栽培におけるほ場の固さ調節の他、除草管理や水管理、倒伏対策等の課題が挙がりました。今年度も同様に現地検討会が予定されており、普及センターでも昨年の反省を活かした技術対策について引き続き助言を行っていきます。

 美里農業改良普及センター 先進技術班

TEL:0229-32-3115 FAX:0229-32-2225


北浦梨を核とした地域振興へ向けて連携体制を強化

2015年05月26日 12時05分55秒 | ⑦農村地域の振興に向けた取組支援

 美里町では北浦地区を中心にして大正時代に本格的な梨栽培がはじまり,「北浦梨」という名前で県内の梨産地の1つとして知られています。現在,JAみどりの北浦梨部会員は約50名で栽培面積は約10haです。普及センターでは,平成25年度から梨の省力化新技術の導入支援の他,町や商工会等の関係機関と協力して北浦梨を活用した特産品開発を支援しています。
 これまでは,技術や商品開発,イベント開催の支援等,関係者が集まって北浦梨の推進を支援してきましたが,さらに地域振興につなげるために地域一丸となった連携体制の整備が望まれていました。
 平成27年5月19日(火)に美里町が主催して初の「北浦梨の6次産業化に向けた連絡調整会議」が開催されました。参集範囲は,JAみどりの北浦梨部会,JAみどりの,遠田商工会,美里町物産観光協会,北部地方振興事務所地方振興部,美里農業改良普及センター,美里町であり,参加者は合計16名でした。今回の連絡調整会議では,今年1年間の北浦梨振興支援に関する計画を関係者で確認し,今後の取り組みに対してたくさんの意見や提案が出されました。今年度も各種イベントでの北浦梨PRや昨年初めて開催した「北浦梨フェア」に取り組む予定です。また,このような連絡調整会議を今年は定期的に開催し,関係機関で情報の共有化と支援内容の充実を図ることになりました。
 普及センターでは,今後も関係機関との連携体制の強化を図りながら,梨の特産品開発や技術指導を行い,北浦梨による地域振興を支援します。

美里農業改良普及センター  地域農業班    TEL 0229-32-3115,FAX 0229-32-2225